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2025年11月25日

高木山南陵10pを踏破

(2)

カテゴリ：クライミング

11月24日月曜日。振替休日。昨日は高木山北尾根を昇ったが今日は高木山南陵のマルチに出た。今日も朝から青空がひろがり、予想以上に温かく最高の天気に恵まれた。
取り付き9時で出発したが、そこには雪山登山のフル装備に身を固めてアイゼントレーニングをする数名の若者がいて賑やかだった。
私たちはフリークライミングの身軽なスタイルで第一ピッチから追い越してグングン先に進んだ。まず手前にそびえる岩壁を３ピッチで昇りつめ、そこから懸垂下降2回で地面に降り立つ。そして次の岩稜に取り付くというような形で次々と昇った。このルートを昇っている人はなく、途中にショートルートを昇っているクライマー二人に会っただけだった。

岩はもろく、掴んだら剥がれたことも一度はあったが危険には至らず、まあまあだった。岩壁の真ん中を一直線にロープを延ばして直登する綺麗な形のピッチもあったし、ハングした所もあった。また落ち葉と土の地面を歩いて次の岩に移動したことも3回位はあった。
そんなこんなで10ピッチを昇った。一つ一つのピッチは易しいのだが、10ピッチあると最後は集中力が切れそうになった。何とか最終ピッチまで登り詰めて下を見ると昨日と同じ穏やかな田舎の風景が広がっていた。ほんと、心和む景色だ。高山だとこんなのどかな景色には出会えない。

終了点からは昨日の北尾根との合流点に出て、取り付きに下降した。途中、ショートルートに取り付いているクライマーが数人いた。30分ほど下って無事、取り付きに戻り、マルチクライミングは終了した。

再び車で2時間ほどかかって名古屋駅に戻った。名古屋駅は三連休の最終日ということでごった返し、新幹線のぞみ自由席は通勤電車並みの大混雑だった。名古屋から新横浜で立ちっぱなしだったが、それ以後は座れた。何とか無事に帰宅でき、ヤレヤレではあった。新しい経験ができてよかった。

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