仙台はお金持ちの方々が住んでいる割合が高いのかもしれません。
一日2万円もする個室が常に満室状態になっています。
一日2万円ですから1か月だと60万もかかります。退院まで2~3か月もかかる場合もあるのにどんだけお金持ちなんでしょう。
足元がおぼつかなく転倒・転落の危険性の高い方々が多く、マットセンサー、キャッチコールが常にフル活用されている病棟です。
個室の希望が多くても看護師の目の届きにくい個室で療養生活できるほどADLが高い方々は少ないのが現状です。
先日、どうしてもとの希望で個室に移動された患者様がいらっしゃいましたが、7万円もする高級クリームを愛用されていました。
詰め替え用だと6万円で購入できるとか・・・クリームのビンだけで1万円ですか~。住んでいる世界が違いますね~。
数か月前のこと、大部屋の方の点滴の差し替えをしていたら、隣のベッドの患者様の面会に来ていた奥様が「先日フランスに行ってきましてね・・・」とヨーロッパ旅行の話をし始めました。
会話に「オリエント急行」「ベルサイユ宮殿」など優雅な言葉が飛び出てきて非日常的。
別世界な話だなぁ。私なんかオリエント急行なんて一生乗れないだろう。新幹線のハヤブサだっていつ乗れるかわからんぞ・・・と思って心の中で苦笑いして聞いていました。
でもその話を聞いていた患者様が話をさえぎってぽつりと言ったんです。
「私、地元の野草園にだってもう行けるかどうかわからないわ・・・」
元気だったときは面会のお友達とよく海外旅行のお話をして楽しんでいたのだろうと思いました。
面会の方も黙ってしまいました。
個室にいきたいという気持ちわかるんですよ。
ある日突然脱力して体が思うように動かなくなり、周りには自分と同じような人やもっと悪い人もいる。こんなところにいたくない、家に帰りたい。
「個室に入れないのなら家に帰ります」 そうなりますよね。
健康第一で気を付けていても病気になるし生きてゆくのは大変だなぁと思います。
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