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碧るいじの個人的な趣味日記
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碧るいじ

碧るいじ

2020.12.14
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カテゴリ: 機動都市
前提となる空想科学設定は先日の記事の通り。
今回は空想科学考察から見る機動都市の各種技術設定。


■ ダークエナジー

エージェント達が使用する武器や、機動都市を稼働させているエネルギーの源。
この世界ではダークエネルギーを人間を介して取り出し、利用する技術が確立しています。
ちなみに「エネルギー」と「エナジー」はドイツ語と英語の違いだけですが、日本では元気や活力などの抽象的なエネルギーを「エナジー」と呼ぶ方がしっくりくるので、あえて「エナジー」と呼んでいます。

ダークエナジーの正体は観測によって生じる記憶海の広がりであり、それは宇宙の膨張に他ならないのですが、スケールが違い過ぎる上に実感する方法がなく、普通の人間にとってはほぼ影響はありません。
その記憶海の流れを操作する事で、宇宙膨張のためではなく物質を形成する元となるダークマターや重力に転用したり、時間の流れ方を変える事にさえ成功しています。

エネルギー効率は微々たるものでしたが、人間の精神的な記憶を使えば爆発的に記憶海が生成されることが分かり、資源として抽出出来るようになりました。

肉体保存技術もエネルギー抽出に絞って記憶海の更新を限りなく0にし、時間停止した人間がダークマター化した副作用によるものです。
蘇生されたエージェント達の記憶が曖昧なのは、記憶海の更新を一部エネルギーとして利用するために、LOGOSが精神から生体脳へのアクセスをブロックしているからです。



■ バリアシステム

ダークエナジー抽出時と逆で、物理エネルギーの干渉で生じた重力ポテンシャルを等価のダークエネルギーの波で記憶海へ受け流すシステム。
接触時の観測方法によって仕組みが異なるため、ソリッドバリアは対質量兵器、ビームバリアは対波動兵器として機能する。
攻撃に対してだけでなく認知ブロックを目的としたステルスバリアも存在するが、光学迷彩、音響迷彩などそれぞれ仕組みが異なる。

機動都市のバリアシステムを外部から破るのが不可能なのは、何百万人の人間から出力されており桁外れのため。



■ LOGOS

Linked Oratorium Gunslave Operating System の略でロゴスと読む。
エージェントの戦術支援プログラムとして自我の記憶海に構築された人工知能。
人類がダークエナジーを利用出来るようになったのは、人工的に記憶海に意味を持たせ操作する術を発見したからであり、それを応用して開発されたAIは武器を持ち込めないエージェント達にとって唯一の見えない兵器です。

要は心の中など他人が「分からない」分野を介して力を発揮し、その正体が観測されれば消滅してしまうような幽霊のような存在。
それは自我を覗くと言ってる事と同じなので容易ではありませんが。
ロゴスには本来「神の言葉」という宗教的な意味もあるが、もちろん狙って名付けたシステム。

エナジー管理やデバイスビルド、肉体の運動サポートから思考の加速まで、どんなにか弱い女の子でも超人化させる。
引き換えに情緒が欠落しロボット的になる(エナジーの生産活動が低下する)ため、元々運動能力が高い者や狡猾な者はサポートを最小限にしている。








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Last updated  2020.12.16 04:20:09
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