元ロンドン新(米)所長→現ハノイ所長日記

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2011.01.27
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カテゴリ: 英国から見た日本
今日も、別のことを書こうと思っていたのだが、菅首相のあんまりな発言を仄聞してしまったので、予定を変更しますね。

既に皆さんご存知の通り、格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)が、日本国債の格付けを「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に格下げしました。「ダブルAマイナス」は上から4番目で、財政不安で現在、欧州の火薬庫扱いされているスペインを下回ります。

実際、日本の財政状況が危機的な水域に入っていることは、誰の目からも見ても明白であり、金融マーケットの参加者などには大きな驚きはありません。今日のマーケットの結果を見ても、為替への影響は対ドルで1円強の下落、10年国債の金利で0.015%の上昇、という一定の変動に収まっています。

OECDによると、一般政府ベースの債務残高は、名目GDPの約204%に達するそうだ。先進国のほとんどが80~90%台で、2番目に高いイタリアでも約133%にとどまっている。戦時財政以外で、債務残高がGDPの2倍を超えた例は聞いたことがありません。それでも、このような低金利に収まっているのは、お金の行き場がないことと日本国民が保有していることですが、そうは言っても限度というものがあります。

私は、すぐに破綻するとも必ず破綻するとも思っていませんし、一部の有識者(学派?)の方や一部のマスコミの方には、増税キャンペーンへの誘導(扇動?)とも思われる論調も見られるのため、彼らとは一線を画しておきたいとも思いますが、財政再建への道筋は付けておかないと、本当に日本売りの口実を与えてしまうことになるかもしれません。

いずれにせよ、いつ格下げされてもおかしくない状況にあたったことは間違いなく、財政運営が政府の最大の関心事であるにもかかわらず、格下げについて記者から質問された際の、首相のコメントが、「ちょっとそういうことに疎いので、また改めてにさせてほしい。」というのは、本当にあり得ないと思う。

なるべく政治的な発言は控えるようにしているつもりなんですが、ちょっと酷いですね。せめて、「詳細を把握していないので、コメントは差し控えたい。」と何故、言えなかったのだろうか。しかも、菅首相は、財務大臣経験者でもある。

もう、仮免許は卒業したと仰っていたはずなのに、そもそも特殊な限定免許だったとは・・・。


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Last updated  2011.01.28 06:35:53
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