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映画にもなった、この作品。若い作家だなー、という作風や観点なので私は最後は、ああ、そうきたかーって思って、それなりに面白かったのだが進めてみた父は、ちょっと読んだだけでダメだ、わからんと投げ出していましたそうだな、題材的に年配のかたには、あまり馴染めないかもね・・・何者 朝井リョウあらすじ就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。今の大学生は、本当に大変だなあ、と改めて思いますね。お隣のおねーちゃんが、就活たいへんだったのを知ってるので、、、昔みたいに、自分で会社に電話をかけ、アポとって見学に行ったり、なんてことは今じゃできない。必ずエントリーシートでエントリーし、それだって学校の名前だけで説明会すら行けなかったり。恐ろしいなー、って思います。ある程度優秀な人であっても、多くの入社希望がある会社だと短い限られた字数で自分をアピール、売り込まなきゃいけない・・・ツイッターの利用、引用のネタが多いから確かにパソコンやSNSが苦手な人にはとっつきにくい感があるけどそれでも今の時代を生きる若者の葛藤、みたいなことは伝わってきます。拓人の、ああ、そうなのか・・・っていうラストがねーどこに収束するのか、と思ったらそこかあ、って感じで、ちょっと、へーーーって思ったかな。過去に朝井作品をいくつか読んでますが、確かに一番面白かった、かも。文章としては、読みやすいとは思うものの、口語に近い感じがして、活字として書籍として読みやすいかというと、それは好き嫌いがわかれそうですが。ちなみに、映画はさっと目を通したけどそれなりの配役かなあ、って感じ。ああ、瑞月はイメージより少し若い・・・かも。先に読むのが正解ですな。何者 / 朝井 リョウ【新品未開封】【DVD】何者佐藤健 [TDV-27164D]
2017.10.15
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放置しつつ、ぼちぼちアップのこのシリーズ。今日も夏頃読み終わってるネタですツリーハウス 角田光代あらすじじいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣は、初めて家族のルーツに興味を持った。出入り自由の寄り合い所帯、親戚もいなければ、墓の在り処もわからない。一体うちってなんなんだ?この際、祖父母が出会ったという満州へ行ってみようか―。かくして、ばあさんとひきこもりの叔父さんを連れた珍道中が始まる。伊藤整文学賞受賞作品。謎多き祖父の戸籍——祖母の予期せぬ“帰郷"から隠された過去への旅が始まった。満州、そして新宿。熱く胸に迫る翡翠飯店三代記。(以上Amazon)私の親の、さらに少し上の代にはこの話の"祖父母"と同じような思いをした人は多かったのでは、と思います。祖父の死をきっかけに、なにやら人の出入りが多く、家族の写真が極端に少なく、墓の場所も、祖父母の出身もわからなく、、、そんな吉嗣が、祖母と叔父とともに自分のルーツを探るべく、満州に行ってみる、という話。もう、祖父が亡くなってしまっているし、祖母は大昔の記憶を頼りに街歩きをするのですがさすがにその当時の人たちは残っておらず、手がかりもあまりない。そりゃそうだよね、戦争という大きなうねりに翻弄された人たちは満州にも限りなくたくさんいただろうから。終始、あまり反応がなかった祖母が、急に執着した街で、孫の立場でどれだけ理解できたかわからないけれどある程度の年齢になると、自分のルーツってなんだろう?って思ったりするかな。先が気になって、結構早く早く、と読めました。こんな変わった?家じゃなくても、実はたどっていくと、誰でも歴史があってストーリーがあるんだよね、会ったこともない何代も前の家族がその時の環境に負けずに生きてくれていたからこそ、の自分なのだ、と気づかせてくれるというか、、、、そんなお話でした。ツリーハウス 文春文庫 / 角田光代 カクタミツヨ 【文庫】
2017.10.15
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やばい、ホントたまりすぎです、このネタ・・・だってこれ読んでたの、夏休み前小森生活向上クラブ 室積光あらすじ小森は最近、何をするにも体が重くメシもマズイ。会社の部下は言うことを聞かず、金は貯まらないのにストレスばかりが溜まっている。そんなある日、通勤電車で他人に迷惑をかける女を見かけ、小森はそいつを殺す。するとどうだろう。活力が湧いてきたのだ。2008年に古田新太さん主演で映画化され、熱狂的なファンを生んだ作品が、装いを新たに登場。もとは、小森課長の優雅な日々という小説ですが、その後映画化されて私が読んだ文庫版は映画と同じタイトルになっています。ブラックな映画、ということは知っていたけどそれでもなんとなくタイトルからも、そして映画のキャストからも?もうちょっと軽い感じかと思っていたのですが、、、ブラック、というかちょっとエグイ。小森がイラっとした女性をたまたま殺めたことで何故かストレスもうまくいかないことも一気に解消されて、周りも自分もいい方向に動き出す。そうすると、次の殺人の計画を、事実をしった部下とともに実行、またも高揚感や充実感で満たされ、生活ややる気が一転。そのため、次次と殺人に関与していく、という話。最初は、イラつきのもとだった部下を巻き込んでの二人体制だったのが少しづつ同じ考えの人間が集まって大所帯になっていくのでどこかで破綻するんじゃないのか、とひやひやする。殺人を容認するわけでもないし、時代劇とか刑事ドラマ的な、勧善懲悪すっきり!感も殺人の方法や描写がエグくてあまりすっきりしないエピもあってさ。ただ、一部はすっきりする感じもある。殺される対象になる人物たちは、相当嫌な、周りを不幸にしてるタイプだからさ、いいじゃん、消しちゃえば・・・と、どこかで思ってしまう自分も怖い。ちょっと面白い着想だけどそしてラストは、ある意味相当怖いんだけどこういう話もあるんだーという感じで読むのもいいかも・・・ただし、読後の感じ方は好き嫌い、かなり差が出ると思います。【最短で翌日お届け。通常24時間以内発送、午後1時までは当日発送】【中古】 小森課長の優雅な日々 / 室積 光 / 双葉社 [単行本]【ネコポス発送】双葉文庫 む-04-02小森生活向上クラブ/室積光【1000円以上送料無料】【送料無料選択可!】小森生活向上クラブ デラックス版 / 邦画
2017.10.09
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続いて三弾。かなり佳境に入ってきてます。二つの祖国(三) 山崎豊子あらすじ終戦の翌年、極東国際軍事裁判が始まり、賢治はモニター(言語調整官)として法廷に臨むことに。戦勝国と敗戦国、裁く者と裁かれる者、そのいずれもが同胞だった……。重苦しい緊張の中で進行する裁判の過程で、自らの役割に疑問を抱き始める。家庭では妻との不和に悩まされ、次第に追い詰められてゆく賢治は、日本で再会した加州新報の同僚・梛子に、かけがえのない安らぎを感じていた。一度は、計算高いチャーリーと結婚した梛子だったが、結局わかれてしまい、いよいよ賢治とお互いに気持ちを抑えられず、、、かつての同僚、二世としてモニターとしての苦悩、あらゆる感情を分かち合えてわかりあってくれる梛子に賢治も歯止めがきかず、、、という展開に。もちろん、はためから見れば道ならぬ関係、なのに読者としてはどちらも気持ちもわかっていて妻とすれ違う賢治も、チャーリーと別れた梛子も見えてしまうからさ、つい応援してしまうわけね。てか、なんでエミーと結婚しちゃったの、賢治・・・て感じ。いや、時代があんなんじゃなければ、もしかしたらもう少しごまかして?生活できたのだろうか。そんなことはないだろうな。きっとお互いにしっくりくる相手なんて、そうそういない。それに気づいて、その気持ちを認めるタイミングがずれてしまっただけ、なのかな。時代背景、生活環境、いろんなことが負に働いた感じ。だから、日本で再会して、思い入れ深い広島宮島へ二人で出かけてよかったな・・・と思ってしまうわけですが終戦間近の広島で、被爆してしまった梛子は結局帰らぬ人に・・・賢治はモニターとして東京裁判にかかわるのでそのへんの史実をより詳しく知ったのが初めてだったのですが梛子の被爆という出来事で、今度は核兵器の深刻な人体への影響をアメリカが極秘に調べていた、といったことも知りました。二つの国に引き裂かれたまま、最愛の女性をその片方に殺されてしまった、弟と戦場で対峙し仲たがい、もうこれ以上の不幸なことがあるのか、というくらいキツイ展開です。この話の終点はあるのだろうか、と思いつつ読み進めた3巻でした。二つの祖国 3 / 山崎豊子 著 - 新潮社[DVD] 二つの祖国で 日系陸軍情報部
2017.10.01
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続いて、第二巻。二つの祖国(二) 山崎豊子あらすじ合衆国への忠誠を示すため、砂漠の強制収容所から米軍に志願し、欧州戦線に向かった末弟・勇。日本で教育を受け、帝国陸軍兵士として出征した次弟・忠。自らも米軍の語学将校となって南太平洋に配属された賢治は、血を分けた弟と戦場で出会うことを恐れていた。しかし地獄のフィリピンで彼が遭遇した、痩せさらばえた日本兵は……。戦争は天羽一家の絆を容赦なく引き裂いてゆく。日系、というだけでも立場が難しくて大変なのに、恐れていた戦場での敵味方と別れた兄弟の遭遇。きっとそんな出来事が戦時中はあふれていたんだろう、と思うと何よりも恐ろしい。そして、戦場で会った弟と、肉親でありながら決定的な亀裂ができてしまって、、、1巻よりもっとつらい悲しい展開なのにやっぱり次々に読みたくなる。こんなに厳しい人生を、主人公が、そしてその家族がどのように歩んでいくのか、当時たくさんいたであろう、同じ思いをした人たちの人生を少しでも垣間見られるような気がして・・・ただ、そういった事実を知ってそれを自分の中でどう消化していくのか、というのは、この手の読み物で必ず発生する課題・・・二つの祖国 2 / 山崎豊子 著 - 新潮社
2017.10.01
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遺作となった、初めて読んだ作品から2作目の山崎作品です。やはり重厚です。二つの祖国(一) 山崎豊子あらすじアメリカに生まれ、アメリカ人として育てられた日系二世たち。しかし日米開戦は彼らに、残酷極まりない問いを突きつけた。アメリカ人として生きるべきか、それとも日本人として生きるべきなのか――。ロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者天羽賢治とその家族の運命を通して、戦争の嵐によって身を二つに裂かれながらも、真の祖国を探し求めた日系米人の悲劇を描く大河巨編!やっぱり、ちゃんと読んで知っておくべきだよなあ~って思いますね、ホント。文庫1巻は、日本のパールハーバー攻撃がおこり、日本人と言うだけでアメリカ軍によって強制収容所へ入れられて、それまで移民としてなんとか築き上げてきた全ての財産をあっという間になくしてしまった日本人たち・・・話の導入部ですが、だいたいの歴史を知っているからその後日本人がどういう扱いになったのかなんとなく想像はできるんだけれども、、、、いや、やっぱり思ってる以上に、そしてきっとこの小説でも描き切れない部分があるのでは、と思うような仕打ち。主人公天羽賢治は、アメリカでは2世ですが、親戚を頼って日本人として鹿児島で青春期を過ごし、進学。そして1世の父母のクリーニング店を支えるために、アメリカに戻ってからは日本人向けの新聞社へ勤めます。そこで、とある出来事を取材、「日本人よ、誇りを持て。」と書いたがために、結局は家族ともども強制収容所へ入れられてしまう・・・正義感が強いだけに、自分が日本人であるべきか、アメリカ人であるべきか、アメリカに忠誠を誓うといっても待遇も変わらず、、、と本当に二つの祖国に心を割かれていく様が描かれています。やはり、史実に基づくものは、非常に考えさせられる。つらい気持ちになることもあるけれども、それでも文章の力ですね、どんどん読み進めていきたくなる、そんなふうに感じました。社会ドラマ/送料無料0821【中古】小説◆二つの祖国【全3巻】ハードカバー・完結セット/山崎豊子【あす楽対応_九州】新潮文庫 や-5-45二つの祖国 第1巻/山崎豊子【1000円以上送料無料】
2017.10.01
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ためまくってるこのネタ・・・久々すぎて、読んでから時間経ちすぎて忘れ気味・・・がしばらく続くことにBLUE TOWER 石田衣良あらすじ悪性の脳腫瘍で死を宣告された男の意識が、突然200年後にタイムスリップする。そこは黄魔という死亡率87%のウイルスが猛威を振るう、外に出ることは死を意味する世界。人類は「塔」の中で完全な階級社会を形成して暮らしていた。その絶望的な世界に希望を見出すため、男は闘いを決意する!長編SFファンタジー。あまりSF的な話は読まないんだけど不思議なSFって感じだった。てか、ちょっとうまくいきすぎ、的な部分もあっていくら小説でもなあ・・・という感じはしつつ、、、現代の、末期ガンを患う瀬野周司が200年後にタイムスリップするとブルータワー最高責任者三十人委員の一人セノ・シューという人物になるのですが、これが傲慢?というかワンマン、というか、、、、別の人格であるため、周司が周司の人格でセノとしてブルータワーに現れると周りの人間がその変わりように驚く。それと、周司を想う現代の武井利奈は200年後は塔で暮らせない最下層の「地の民」リーナとしてやっぱり現れるので、、、細かい部分は、なんかうますぎるなーって思ってしまうんだよね。タイプスリップするたびに、現代の周司の腫瘍がおさまってだんだんガンがなくなる、というのも都合がいいんだけど、、、世界を救うために、現代と未来の医学生から協力を得、膨大な桁の数字を覚えるくだりも、いや、いくら愛し合っていても、どうなんだ???と思ってみたり(詳しくは、読んでみる?)まあ、どんどん読めるのとなんかこれこそ、映像化?VFXとか駆使して、未来の世界観を徹底的に描いたらそれはそれで、エンタメとして面白いかも、なんて思いつつ、読みました。文春文庫 い47-16ブルータワー/石田衣良【1000円以上送料無料】
2017.10.01
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これも間が開いてしまって、、、、かなり印象が薄れてきたFUTON 中島京子あらすじ日系の学生エミを追いかけて、東京で行われた学会に出席した花袋研究家のテイブ・マッコーリー。エミの祖父の店「ラブウェイ・鶉町店」で待ち伏せするうちに、曾祖父のウメキチを介護する画家のイズミと知り合う。彼女はウメキチの体験を絵にできるのか。近代日本の百年を凝縮した、ユーモア溢れる長編小説。(以上Amazon)FUTONとなっていますが、題材は田山花袋の蒲団。ただ、登場人物は中年の男と、年相応の恋人のいる若い女に小説内小説「huton」に登場する、中年作家とその女弟子(ややこしい)それと、主人公デイブとジャパニーズアメリカンの女子大生(これが、かるい)。そして95歳のウメキチの場合は、彼の朦朧とした記憶の中に生きている若い・・・娼婦だっけ。人の感想から抜粋しないと、時代がと人が錯綜しすぎてだんだんわからなくなっちゃうのです。しかも、え、着地点は???あれ、前も中島作品でそんな感想が・・・ただこれ、作者のデビュー作、だそうでとにかく発想がすごく面白い、と思いましたね。着想、というか。だから、ちょこちょこと読んでしまうんだよなあ~講談社文庫 な70-1FUTON/中島京子【1000円以上送料無料】
2017.09.10
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これも随分感覚開いちゃって、しかも1巻読んだ後に、先ほどの別の本挟んだためますます記憶があいまいに・・・村上海賊の娘(二) 和田竜あらすじ天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。一向宗の門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。難波海で、景が見たものは―。激突の第二巻。(以上Amazon)歴史ものは、やはりペースが上がらない私ですが、成り行きで門徒を泉州まで連れてきた景(きょう)の、今度は泉州での話に舞台が進み、少し読みやすかった二巻。景もその時代にいたら、相当な変わり者の娘だけど泉州の海賊眞鍋家も、なかなか個性的なキャラ。なので、物語の筋には、織田の天下統一のために織田方につくのか否か、といった問題で諸国の侍たちがいろんな思惑を巡らせているのになんか破天荒過ぎて別な話みたいに、ニヤニヤ笑いながら読んでしまった。なんとなく、映像化しやすそうな盛り上がりかた、というかエンタメ性を感じるのは、、、著者が脚本家出身だから、というのもあるんだろうか。歴史に疎い私からすると、天下統一の戦国時代に、実は海賊と言われる人たちが深くかかわっていた、と言われてもピンとこないし、武将同士での戦のイメージなのだが、、、そこに海賊がからむあたりも、なんか興味をそそられる一因かも。景は、さすがに常識を逸脱しすぎて、普通ならとっくに亡き者にされてるぞ、、、、とはらはらしちゃいますが、かなりの強運の持ち主だし、それなりに腕もたつ。なので、これ以降、どうやって歴史の舞台に絡んでいくのか1巻より読みやすかった2巻なので、3巻4巻と頑張って読み進めようと思います~村上海賊の娘 上巻 / 和田竜 ワダリョウ 【本】村上海賊の娘 下巻
2017.06.25
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こちらは、溜めまくっているネタ。自分が何読んだか、自分でわかるように、、、と思って書いていたのに時間経ちすぎてわかんなくなっちゃうしかも、このあたりはまだ年度末に読んでいたのか?朝の出勤電車でしか読む時間がなくてなかなか冊数もこなせません宇宙エンジン 中島京子あらすじ父は70年代に失踪。祖母は亡くなり、母の記憶は壊れ始めた。身に覚えのない幼稚園の同窓会の招待を受けた隆一は、ミライと出逢う。ミライは、人嫌いだった父親を捜していた。手がかりは「厭人」「ゴリ」、2つのあだ名だけ。失われゆく時代への郷愁と哀惜を秘めた物語。なんというか、毎回テイストが違うように感じられ、しかも不思議な状況だったりして作品ごとに驚いてしまいます。この話も、冒頭でいきなり、ほとんど覚えていない幼稚園の同窓会の通知になぜか反応して出かけて行ったらそこには元先生の娘、というミライが一人で待ってる。なんだかわからないままに、一風変わったミライの父親捜しを一緒にする隆一。厭人、猿人、エンジン、、、と本当はどこに意味があるのかいや、厭人なんですがね、探り探りで読み進んだ感じです。でも、他の作品よりちょっとわかりにくくて、、、なんとなーーーくもやーーーっと終わった感じ・・・と思って調べたら、そういう人多いみたいで・・・よかった、私だけわからなかったんじゃないのね文章自体が難しいわけじゃないんだけど、わかりやすい着地点があるほうが読みやすい私にとってはちょっと難しかったかな。70年代の出来事は、知ってはいるけれども自分にはリアルタイムじゃない、と言う部分も大きいかもね。もう少し時間を置いて読んでみたら、また違った感じ方が出来るのかも。宇宙エンジン
2017.06.25
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先日のチーム飲み会二次会で 話題になってさ~ リアルタイムでジャンプ旦那が読んでて、 私まではまってしまい 新刊が出るのが待ち遠しかった! だが、驚いたことに 今の新人くんたちは この名作を読んだことがないとな!? すげー驚いた りょーちんと よーへーが好きッス 水戸洋平、 いい奴なんだよね 全国大会もいいが、 神奈川でだんだん強くなっていくのが ホント楽しかったっ で、読み始めると止まらない~ 恐るべし、 桜木花道 ☆スラムダンク SLAM DUNK (1-31巻セット 全巻)/井上雄彦【中古】
2017.06.09
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やばい、このネタ溜めまくって、かなり感想が薄れてきてる読んでいることは読んでいるのだが、資格テキストを間に挟んでるので今年もなかなか進まない・・・・噂の女 奥田英朗あらすじ町で評判のちょっと艶っぽいイイ女。雀荘のバイトでオヤジをコロがし、年の差婚をしたかと思えば、料理教室で姐御肌。ダンナの保険金を手に入れたら、あっという間に高級クラブの売れっ子ママに。キナ臭い話は数知れず、泣いた男も星の数――。地方都市に暮らす人々の愛と悲哀と欲望を描く、奥田節爆裂の長編小説。中古車販売店の女、麻雀荘の女、料理教室の女、マンションの女、パチンコの女、柳ケ瀬の女、和服の女、檀家の女、内偵の女、スカイツリーの女・・・・という、各短編からなるのですが、共通して登場するのは、舞台となるとある地方都市で暮らす、美幸という噂の女。店に毎晩クレームをつけに通う3人組、麻雀に明け暮れるしがないサラリーマン、パチンコで時間をつぶす失業保険受給中の女、寺への寄進に文句たらたらの檀家たち―。といった、日常に小さな不満をもつこの町の人物たちの前にあらわれるのが、この美幸という女性なわけ。短期間の話ではなく、美幸と彼女を取り巻く環境は、少しづつ時間が経っていて若かった美幸も、話が進むにつれある意味ステップアップ。美人じゃないのに、なんかオトコ好きする女っているけど、時には女性の味方になって颯爽と不正を暴いたり、なんとなく女性からも一目置かれるけど、地元の知り合いが言うには、学生時代は地味だったとか。短大に入って激変し、卒業後は男を踏み台に確実に上にのし上がっていう感じが、だんだん爽快になっていくんだよね。それは、各話に出てくる登場人物の感想でもわかる。最初は不審がっていたのに、ラストのほうでは、上手くにげてしまえばいい、とも思われるような、なんか個々の持つ不満を、かわりに解消してくれてるような、そんな不思議。そして、いよいよ最後は美幸の周りで起きた数々の不可解な事件が暴かれようか、、、という時にまんまと逃亡を図る、という、、、、そうきたか、って感じ。なんつーか、エンタメ性の高い作品というかね。映像化しやすいというか?難しいこと考えずに、ただただ先を知りたくなってしまう、一気読み出来る作品でした。噂の女
2017.05.28
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実はまたも落ちたけど3月に試験があって、そのために通勤時間ではテキスト見てた時間も多く今年の初めはあまり本を読んでいない・・・ので、ネタは溜まってるけど半年近く経つのに、いまだ冊数しか読み切っていない村上海賊の娘(一) 和田竜あらすじ時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上 武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。この姫が合戦 前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。歴史題材の小説は、歴史が苦手なので、やっぱ苦手な部分が多い。でも、海賊の娘、ってのがおもしろいな~と。豪快で異端児な女性なんだけど、なんとなく応援したくなるような、、、デカくて手足が長くて細くて、当時の女性の魅力とされるものとは正反対のタイプ、なのに、瀬戸内から出て大阪(大坂)南部にいくと外国人慣れしている男が多いから美人扱いになる、というのがおもしろい。1巻は、まだ導入部と言う感じ。どこのどういう組織が、秀吉につくのか信長につくのか、みたいな時代なのですが、だいたいの歴史の流れが理解できてないとちょっと想像しにくいかなぁ~字面を追うだけでは、そういう部分が楽しめないね、時代小説って。・・・だからちょっと苦手なのだよねー歴史苦手だから 【中古】文庫 ≪日本文学≫ 村上海賊の娘 全4巻セット / 和田竜【送料216円】【中古】本 村上海賊の娘 下巻 和田 竜 直筆サイン入り【楽天ブックスならいつでも送料無料】村上海賊の娘 1-6巻セット
2017.05.28
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このネタ、放置しすぎて溜まり過ぎ・・・感想も薄らいできてる約束の海 山崎豊子あらすじ冷戦終結を迎えつつ有る1989年、元海軍軍人である父を持つ海上自衛隊の若き士官・花巻朔太郎二尉は潜水艦「くにしお」乗務員として日本近海の警戒監視訓練をしていた……。山崎豊子の最後の小説であり、遺作である。本小説は旧海軍士官の父と海上自衛隊員の息子を主人公に、戦争と平和を問う大河小説である。同著者の小説の中では1989年と最も年代が新しく、唯一平成時代を背景とした作品であり(同時代を扱ったものとしては最初で最後であった)、更に、前述の通り執筆中に逝去したため、著者の全作品の中で唯一、未完成のままとなった作品でもある。海上自衛隊潜水艦と遊漁船が衝突し、遊漁船が沈没した海難事故「なだしお事件」を想起させる内容である。(以上Wiki)私の中で、勝手に禁断の作家の一人である山崎豊子氏その作品にとうとう手を付けてしまった―(?)という最初の作品。とにかく、取材がすごいんだな、と読んでいても感心させられます。時代背景が現代より少し前なのですが、海上自衛隊潜水艦勤務、という一般的にその内容もほとんど知り得ない、そういう職種の人物が主人公、それだけでも興味深く、実際その内容が生き生きとリアルに表現されているとストーリー展開も引き込まれるけれど、それ以上に関心が湧くというか。社会派の重厚な小説が多く、映像化も多々されている同氏の作品ですがこれは遺作になってしまい、これから、という内容の時に絶筆となってしまったので、、、続きが読みたい、という思いにものすごくかられました。実際、途中で終わってしまっているのですが執筆にかかわっていたスタッフが、取材内容や予定などからだいたいこのような構想で書き進めていたのでは、という補足が巻末に掲載されています。それを見るにつけても、残念でなりません。社会派で、硬派なのか、とっつきにくいのか、とおもいきや市井の人としての葛藤とか悩みとか、恋愛ネタもちゃんと盛り込まれていてたとえ置かれた社会的立場が自分とあまりにも違っていてもものすごく非現実的な人物、ということは感じず、普通に感情移入して読めるなーという印象でした。専門的な内容が書き連ねていると、それはそれで難しいかもしれないが決して言葉遣いが難しいわけではないので展開が気になりながら読み進めることが出来たかなーと・・・現在、別作品を読んでますが、ハマるとどんどん次の作品にいきたくなる。。。。というのも、禁断の作家さんたるゆえんなのだ、私には新潮文庫 や-5-51約束の海/山崎豊子【1000円以上送料無料】 約束の海/山崎豊子【2500円以上送料無料】
2017.05.28
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年明けて1ヶ月経ってやっと一発目あげます~・・・おそっ小さいおうち 中島京子あらすじ元女中のタキが、自身の回想録を元に、かつて奉公していた「赤い三角屋根の小さいおうち」に住んでいた平井家のことを顧みながら、ある「密やかな恋愛」について回顧する物語。1930年代から1940年代前半、つまり、昭和初期から次第に戦況が悪化していく中、東京の中流家庭の生活が描かれる。元女中のタキは、女中として培った家事の知恵などをまとめた書籍を出版し、好評を得る。編集者に2作目の執筆を勧められ、自身の回想録を出版できないかと持ちかけ、次第に過去の記憶がよみがえっていく。尋常小学校卒業後の昭和5年、親類の伝手で山形から東京へ上京し、小中家の女中となる。約1年後、14歳で、小中氏の妻の紹介で彼女の親友である時子の家に奉公に上がり、優美な時子に強い思慕と仕えることに喜びを覚え、平井家に骨を埋めるつもりで奉公に励む。戦争による食糧規制を物ともせず、有能な女中として平井家の食卓を彩る。時子と板倉の不倫関係に感づいてしまい、召集された板倉との最後の逢瀬を手引きしたと回想録に記すが、時子からの板倉宛の手紙を預かったまま渡すことはしなかった。戦況が厳しくなったことに伴い、田舎へ帰郷する。時子を思いつづけたのか生涯独身であった。映像化もされているけれど、まだ見てないので、、、昭和の初めから、何度も小さい戦争を経て戦況が悪化していった、そんな時代背景なのに、思ったほど生活が暗いとか厳しいとか、という印象がなかったな、というのに一番驚いた。もちろん、女中さんを家におけるくらいの生活レベルの家の話、だったからかもしれないけれど、戦時中のイメージが随分変わりました。それが一番、読む前と違ったことかなーそれから、女中さんという位置づけ。お手伝いさんとも家政婦さんとも違う、独特な仕事なのかも。小さいながらも部屋をもらって家族のように同居し、時に奥様の手助けをし、子どもの相手をし、、、、主人に仕えている、とはいえ、その地位は認められている、というか。もう、日本には残っていないのかな、本当の女中さんという人は・・・そんなことも思いながら読んでいました。今から考えたら、物質的には決して豊かとは言い切れない時代に季節ごとに服装を整え、旬の食材を工夫して食べ、家をきちんと片づけて掃除をし、家人に対しての気配りと敬意も忘れない、そんな出来た女中さんがいたら、、、そして主人たちとの信頼が深かったら、、、ちょっとそういう生活を垣間見てみたい、そんな感じです。普段、あまり想像することがない世界の話で読む前の印象と読後の印象も違っていてなんかじわじわと面白かった。タキと時子の間に、板倉でさえ入っていけなかったわけで、、、それも最後のほうでやっと気づいて、そうなのか・・・と静かに驚いた。戦争で、結局平井家の主人と時子は亡くなっていまい、疎開していた恭一坊ちゃんだけが生き残ったわけで、やはり戦争の犠牲はあったのですが、、、タキの文章を盗み読みする大甥のたけしが、戦時中なのに生活がこんなに明るいわけがない、というんだけど、ホントそういう印象でした。実際に、生活している人たちは、生活環境で違いがあったにせよ、食料や物資のキツイ制限があるまでは案外普通に生活してきたのかな・・・今の時代、だんだんと戦争経験者の実際の話を聴くことが出来なくなりつつありますが、近代の日本では避けて通れない戦争の時代。角度を変えて、知ってみるもの大切なことかも、と思えます。小さいおうち 文春文庫 / 中島京子 【文庫】【楽天ブックスならいつでも送料無料】小さいおうち 【Blu-ray】 [ 松たか子 ]
2017.01.30
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去年読み終わった本なのにまだアップしてなかったんで、、、去年のラストということでアップします。今読みかけは、、、、今年の1冊目ってことで。死神の浮力 伊坂幸太郎あらすじ娘を殺された山野辺夫妻は、逮捕されながら無罪判決を受けた犯人の本城への復讐を計画していた。そこへ人間の死の可否を判定する“死神”の千葉がやってきた。千葉は夫妻と共に本城を追うが―。展開の読めないエンターテインメントでありながら、死に対峙した人間の弱さと強さを浮き彫りにする傑作長編。前作、死神の精度が短編複数、というものだったのですが今回は1冊で1件の千葉の立ち合い、だけです。千葉と一緒に、案件である山野辺遼が計画する、娘を殺したサイコパス本城の殺害計画、の行く末をみていく感じ。でも、この状況は、復讐したい山野辺自身も、8日目に死ぬ可能性がある、ということを意味していて結構複雑な気持ちになります。どうしても娘を殺された山野辺夫妻目線になってしまって復讐がいいこととは思えなくても、なんとなく気持ち的には応援してしまう。ただ、相手の本城にも、香川という女性死神が調査についていてあ、彼もまた近々死ぬのか、山野辺が計画を成し遂げるのか?とちょっと安心した。。。と思ったら、香川は調査部のキャンペーンにのっとって、本城を20年死なない、という結果にしてしまって、ええっ;ってなってしまいます。結果、そのために本城の末路が、不気味と言うか、人間からすると死んだカタチ?にはなるのですが、、、でもなんかすっきりしない。長編とはいえ、文章は読みやすいし千葉というキャラは相変わらず風変りなため人間とのやり取りがちぐはぐになって、その部分は面白いんだけど全体的には、なんとなくスッキリしない感じが残ったかも・・・山野辺遼は結局、千葉が可としたようで事故で亡くなった、ということを終盤知ることになるんだけどその妻美樹が年配になったころに千葉が会いに来た・・・というのがラストなのかな~他のついでに来た、みたいな言い方をしていたけど千葉が再び現れるから・・・本城は、サイコパス、絶対悪なんだけどかといって、なんの罪もない山野辺夫妻も寿命が長いわけでもなく、なんか理不尽さを感じますが人の運命って、そんなものなのだろうなーとも思えます。この作品は、すっきり、納得、な結末が嬉しいので、個人的には物足りないかなー。文春文庫 い70-2送料無料/死神の浮力/伊坂幸太郎文春文庫 い70-1死神の精度/伊坂幸太郎【2500円以上送料無料】【送料無料】 Sweet Rain 死神の精度 - コレクターズ・エディション 【DVD】
2017.01.03
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続いて、下巻、完結です。楽園(下) 宮部みゆきあらすじ16年前、土井崎夫妻はなぜ娘をてにかけねばならなかったのか。等はなぜその光景を、絵に残したのか?滋子は二組の親子の愛と憎、鎮魂の情をたぐっていく。その果てにたどり着いた、驚愕の結末。それは人が求めた「楽園」だったのだのだろうか。後半、滋子は土井崎夫妻の次女、誠子とその周辺の人々に会って話が予期せぬ方向に展開していく感じ。土井崎が脅されていた茜の相手、シゲの存在や等との接点、ほそーーーい糸だったものが、少しづつ紡がれていく感じがします。さらに、いくら荒れていた娘とはいえ、誠実に生きてきた土井崎夫妻が茜にてをかけたきっかけ、があってそれも突然現れた事実な気がして、びっくりする。いくら手を付けられない不良と呼ばれる娘になったっててをかけるとは相当なもの。親ならその葛藤がよくわかる。それと、最後の最後に覚醒した、敏子の潜在能力。口を開きたくない人たちに取材を続けたり、くじけそうになる滋子の気持ちもわかるし、自分の立場で見方が変わりそうなストーリーな気がする。事件を扱う話ではあるものの、親子とか夫婦とか、いろんな人のつながりを考えさせられる感じでした。【中古書籍】【全巻セット】楽園/上下巻セット/完結/宮部みゆき/文庫【中古】[☆3]【中古】 【小学館「模倣犯」上下巻 宮部みゆき】中古:ほぼ新品【中古】 【小学館「模倣犯」上下巻 宮部みゆき】中古:ほぼ新品
2016.12.11
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久々にこのネタ。もう今年も終わるから、せいぜい33冊だよなあ~、年間読書この前、アメトークの読書芸人でさ、芸人のカズレーザー氏が年間200冊読むって言っていて、驚いた。週に4~5冊読むって。ビジュアル系(図鑑など)も見ているようだし、新書も読むみたいで、ジャンルは様々なようですが、それでも、その冊数そしてアンテナの張り方、随分刺激になりました・・・・楽園(上) 宮部みゆきあらすじ未曾有の連続誘拐殺人事件(「模倣犯」事件)から9年。取材者として肉薄した前畑滋子は、未だ事件のダメージから立ち直れずにいた。そこに舞い込んだ、女性からの奇妙な依頼。12歳で亡くした息子、等が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、というのだ。かくして滋子の眼前に、16年前の少女殺人事件の光景が立ち現れた。最後まで読んで、あとがき読んで、それで模倣犯のスピンオフ的な作品と知ったのだ。てか、模倣犯読んでないし映画も見てないものでだめだめじゃん、私。タイトルから想像できない、不思議な物語の入り方と進み方。息子を亡くした母親が、その息子の残した不思議な絵について調査をしてほしい、と滋子のところにやってくる。ライターの仕事から離れていた滋子も、だんだんとその謎にのめりこみ、いろんな人に話を聞きに行き、その絵の謎が、随分深いもの、とだんだんわかる、という・・・上巻は、亡くなった等の残した不思議な画と、その絵の題材となってるであろう、事件のあった家、が中心に話が進んでいく感じ。模倣犯、読んでませんがこの楽園は、WOWOWでドラマ化する、その原作ということを知っていて購入。最近、ドラマW、なかなかちゃんと見られなくてさ、でもこれはどういうふうに映像化されるのか興味あり。映像化の前に読んでしまって、よかったかなーあまり内容に触れると、下巻の結末に関連しちゃうかも、なんでこんな感じで~【中古書籍】【5000円以上送料無料】【全巻セット】楽園/上下巻セット/完結/宮部みゆき/文庫【中古】[☆3]模倣犯 (文庫) 宮部 みゆき 全巻セット(1巻~5巻)【新品】
2016.12.11
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今日は、11月最後なんですが・・・雑談コラムにガリバー旅行記やトム・ソーヤーの冒険、赤毛のアン著者は3人とも11月30日生まれ!だって~~さっきの一つ目の記事、これ書けばよかった???ガリバー旅行記ジョナサン・スウィフト(イギリス)著ガリバー旅行記 / ジョナサン・スウィフト 著 - 角川書店 ガリバー旅行記 ラダーシリーズ / ジョナサン・スウィフト 【本】トム・ソーヤ―の冒険マーク・トウェイン(アメリカ)著トム・ソーヤーの冒険 福音館文庫 / マーク・トウェイン 【新書】トム・ソーヤーの冒険 ナビつき洋書 / マーク・トウェイン 【本】赤毛のアンルーシー・モード・モンゴメリ(カナダ)著【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】赤毛のアン モンゴメリ/作 白柳美彦/訳5380円(税込)以上で送料無料!&追加で何個買っても同梱0円!◆◆赤毛のアンA to Z モンゴメリが描いたアンの暮らしと自然 / 奥田実紀/著 松成真理子/挿画 / 東洋書林昨日の若草物語と言い、なんか懐かしい気分。改めて読んでみたいかも。
2016.11.30
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続いて、これも読後結構経っていますが、、、途中、資格勉強を入れていたのでなかなか進まなかった読書・・・今年も、残りわずか、あまり冊数いかないなあイトウの恋 中島京子あらすじ中学校教師・久保は、明治時代にある女性冒険家「I・B」の通訳として彼女の旅に同行した青年・伊藤亀吉が書いた手記を、屋根裏で見つける。だが手記は途中で終わっており、久保は亀吉の孫娘と思われる女性劇画作家シゲルに連絡を取る。興味がなかったシゲルが、熱心な久保やその教え子の赤堀に引きずられる形で、欠落部分探しに加わる「現在」と、彼女の祖先である亀吉の手記「=過去」で構成されている。イトウの手記を発見し、文学的背景もかけ離れた二人の恋の行末を見届けたい新米教師の久保耕平と、徐々に親しくなる、イトウの孫の娘にあたる劇画原作者の田中シゲルの思いは…。なんとも不思議な話だったなーという印象。中心となる登場人物、久保とシゲルが、安易にくっつくこともなく、そのへんのラストは書かれていないし並行して青年イトウの通訳としての旅の様子も書かれていて、、、維新後間もない通訳って、おそらく数が少なかったのでは、とはいえ、実際に旅する人物ならともかく、歴史上名の残らないことがほとんどかと。そのイトウの手記を、偶然見つけて郷土の歴史の題材として取り上げた久保の新米教師(といっても年齢はけっこういってる)としての情熱がなんか心打たれるんですね。最初は、あまり興味を示さなかったシゲルも、久保の教え子赤堀と一緒にあれこれ調べるうちに、自分の祖父に当たる人物を知りたくなる。イトウのモデルは、実在の人物である伊藤鶴吉だそうですが、手記の部分はもちろんフィクションで、、、そういう発想も面白いなーと。シゲルは、適齢期を過ぎそうな年齢にさしかかり、モデル経験もあるが、現在ヒット作を持つ劇画作者。そして、正規雇用にやっとなった、年齢はそこそこだが新米教師、久保、という組み合わせも面白い。この二人を、なんとなく応援しつつ、イトウの恋もやはり応援したくなる、そんな気持ちになってしまいます。この著者の作品は、何作か読んだけどどれも印象が違っているし、目の付け所が面白いというか、、、それと、単純な結末にもならないし。別作品も、さらに読んでみたいなーと思えますね。講談社文庫 な70-2イトウの恋/中島京子【2500円以上送料無料】
2016.11.27
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間あいてしまいました・・・続いて、読んだ三冊目、完結編。ねじまき鳥クロニクル 第三部鳥刺し男編村上春樹あらすじ僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。うーん、これで終わり?みたいな読後感はやはり久々に読んだ今回もあったなー私が、作者の意図をくみ取りきれない、というのもあるんだがやっぱり、それぞれの人物や事柄が意味していたこと、もの、最終的に感じ取る内容、そういう意味では、やはり私にはちょっと難しい・・・文章とか言葉が難しいわけではないんで、どうなるんだろう、という興味でどんどん読めるんだけど、、、また、時間をおいて読み直すと、違った印象になるんだろうか・・・【古本】ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編/村上春樹【中古】 afb
2016.11.27
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続いて、読んだ二冊目。ねじまき鳥クロニクル 第二部 予言する鳥編村上春樹あらすじ「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」しかし綿谷ノボルによってもたらされた深い切り傷のような痛みが僕を追いたてた。僕は手をのばして彼を押し退けた。「あなたのためです」と顔のない男は僕の背後から言った。「そこから先に進むと、もうあとに戻ることはできません。それでもいいのですか?」(本文より)ほかのいろんな作品との関連性が、Wikiに書いてありますがそういうのも知って読むと面白い。妻のクミコが出て行って、その裏に大嫌いな綿谷昇がいる、加納クレタと加納マルタが次々に消えて行った、謎のバット男と対峙する、いろんなことが動き出して混とんとしだした第二部って感じです。とにかく、こういうのは1冊づつ紹介書くのが大変ねすでに私の頭は、ラストのことでいっぱいだし~ 【古本】ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編/村上春樹【中古】 afb ねじまき鳥クロニクル 第2部 (新潮文庫)[本/雑誌] (文庫) / 村上春樹/著
2016.10.08
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最近、新しい待機本がなくて(今はあるんだけど)原点回帰、といいますか、懐かしさでつい、引っ張り出して読んでみたーねじまき鳥クロニクル 第一部泥棒かささぎ編村上春樹あらすじ会社を辞めて日々家事を営む「僕」=岡田亨と、雑誌編集者として働く妻「クミコ」の結婚生活は、それなりに平穏に過ぎていた。しかし、飼っていた猫の失跡をきっかけにバランスが少しずつ狂い始め、ある日クミコは僕に何も言わずに姿を消してしまう。僕は奇妙な人々との邂逅を経ながら、やがてクミコの失踪の裏に、彼女の兄「綿谷ノボル」の存在があることを突き止めていく。学生時代初めて村上春樹作品を読んでから、時々読んできたんだけど、これも社会人になってからの出版で、それを文庫で読んだのだが、、、、随分昔のことだし、ほぼ忘れている今、ラスト3冊目を読んでいる最中ですが、相変わらず残りページ少ないのに結論に達するのだろうか?いや、村上作品はこれといった結論がないことが多いからな、といろいろめぐらせつつ読んでいます。これで初めて知った、に近いノモンハンという地名とそこでの出来事。性や生、死を強く感じる作品が多い同氏の作品だけどあからさまに戦争に関する死を扱ったのはこれが始めてだったでしょうかね・・・皮はぎとか、具体的でグロテスク、衝撃的な内容ではあります。第一部なので、物語のまだまだ序盤、猫は戻ってこないし、風変わりな女子高生と知り合いになったし、謎の電話がかかってくるし、、、、キーになる井戸も出てきて、そして本田さんがカラの遺言の品を渡して、、、先が本当に読めない状態で終わってしまった、って感じ?いつもながら思うことですが、村上作品に出てくる男性は、物静かでストイックで、綺麗好きで料理もする、想像しがたい状況に陥っても、取り乱さず落ち着いて行動する、というタイプ。女性、とくに若い女性は、少し大人びた、ませたところがあるけど頭の回転の速い賢い印象。そういうキャラが、知らず知らずにからんでいって現実の地名の、現実の設定の中で生活してるハズなのにどこかぜんぜん違う場所のことのような、、、不思議な錯覚にとらわれる、そういう部分がなんともハマってしまって、いろいろ読んでしまうのかな。まだ最後まで読み切ってないんだけどすっかり内容忘れてるし設定は1984年あたりで(1Q84!)時々懐かしい感じもするんだよね。で、そんな感覚を、第二部、第三部と続けるわけです ねじまき鳥クロニクル 第1部 (新潮文庫)[本/雑誌] (文庫) / 村上春樹/著ねじまき鳥クロニクル 第1部 / 村上春樹 ムラカミハルキ 【文庫】
2016.10.08
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このネタも滞ってます、Solimにかまけているからっしずく 西加奈子あらすじ6編の短編小説。ランドセル:仕事先の古いビルのエレベーターで偶然出会った幼馴染のくみちゃんと私はなぜか二人でロスに旅行に来た。小学校低学年の時、通学電車ではぐれない為に二人で考えたランドセル作戦。灰皿:夫との思い出の家を借りたのは板崎ゆうという新人作家だった。家族に借りて欲しいと思ったあの家に一人暮らしの女の人を入れることに決めたのは、職業が小説家だったからだ。そして板崎さんは時々私の家にやってくるようになった。木蓮:彼はバツイチで7歳の子供・マリがいる。ある日曜日、普段母親と暮らすマリを預からなければいけなくなった。私は子供が大嫌いだ。影:会社での不倫がばれ仕事を辞め、一人で来た島。砂浜にのんびり座っていたら若い女が寄ってきて色々言う。後から来た子ども達によると「みさきは嘘つき」だそう。しずく:二匹の雌猫、フクさんとサチさんはそれぞれシゲルとエミコが飼っていた猫だった。シゲルとエミコが一緒に住むようになって、フクさんとサチさんもいつも一緒にいるようになった。パッキンのゆるい水道からしたたる水が大好き。二人でいればいつも喧嘩。そして何を喧嘩してたのか忘れる。シャワーキャップ:18歳で東京に出てきてこれが3度目の引越し。今回は2つ年下の彼と同棲する。手伝いに来た母親は全く頼りにならない。昔からそうだった。身近なようで、ちょっと不思議な話ばかり、という印象。独特の世界観なんだよな~これ以上、なにが起こるのか?と思うと起こらないんだけど、不思議と印象的な話ばかり。表題のしずく、は猫目線でご主人のカップルの、貧しくても楽しかった時代から仕事が忙しくなったかわりに失っていくものもありそしてまたバラバラになる、という話でなんとも切なかった。木蓮、はバツイチ彼の生意気な娘と過ごすことになる話。それだけでも面倒くさそうだけど、普段は彼の別れた妻と暮らしている娘、ということもあってものすごく気を遣って過ごすことに・・・結局我慢できずに暴言?はいちゃって、という話なのだが、それがうまい具合に作用して、なんとなくわかりあってしまった、というのが可笑しかった。どの話も、もう少し先が知りたい、読みたい、と思ってしまうがこの長さがいいんだろうなー立て続けに数冊読んだ西加奈子作品、他になにか面白そうなの、文庫になるまで待つか・・・【中古】 しずく /西加奈子【著】 【中古】afb しずく (光文社文庫)[本/雑誌] (文庫) / 西加奈子
2016.10.02
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このネタも、なかなか進まず溜め込んでます朝の通勤電車のみ、の読書時間。帰りは、資格試験本に切り替えたので・・・一日20分のみの読書・・・すくなっ陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎あらすじ嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、正確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリは殴打される中年男に遭遇――天才強盗四人組が巻き込まれた四つの奇妙な事件。しかも、華麗な銀行襲撃の裏に「社長令嬢誘拐」がなぜか連鎖する。知的で小粋で贅沢な軽快サスペンス!やっぱ、気楽に読むには最適。最初に読んだときは、新書で買っちゃって文庫サイズを中古で買い直しです。映画化もされた一作目の続きで、今回はみんなで銀行を襲う部分がメインではなく、それぞれがかかわった人と事件をそれぞれのエピとして描かれ、しかもそれは最終的にはつながる、という群像劇、といえるのかな?もともとこの作品が、犯罪者でありながらもなんか正義の味方?なんてキャラの集団でしかもあり得ない個性的なチーム、というだけでなんか面白いわけで、スカッと感は一作目より少なかった気がするけどそれなりに楽しく読めました。血なまぐさくもなく、ちょっとユーモアがあって犯罪者のはずだけど憎めない、というサスペンス?サスペンスなのか?どちらにしても、さらっと読めて気分転換になるのは私の読書の一目的だから~その目的を果たしてくれるってわけです。祥伝社文庫 い14-1陽気なギャングが地球を回す 長編サスペンス/伊坂幸太郎【2500円以上送料無料】陽気なギャングの日常と襲撃 祥伝社文庫 / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【文庫】映画「陽気なギャングが地球を回す」公式ガイドブック 【中古】【DVD】陽気なギャングが地球を回す プレミアムエディション (邦画)新作が出てるけど、まだ文庫じゃないんでもう少しお預けです・・・陽気なギャングは三つ数えろ ノン・ノベル / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【新書】
2016.09.18
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あーーあ、今年も読書は超スローペース・・・年間に今の倍は読みたいのになあ~ルーズヴェルトゲーム 池井戸潤あらすじ中堅電子部品メーカーの青島製作所は、世界的な不況とライバル企業であるミツワ電器の攻勢を受け、経営は青息吐息の状態であった。そのような青島製作所の苦境の象徴が、青島製作所の野球部。対外試合ではほとんど勝ちをおさめられない状態まで野球部は落ちぶれ、さらに野球部監督の村野三郎が主力二選手を引き抜いて、ライバルのミツワ電器野球部に寝返るという事件まで起こり、青島製作所の役員会では野球部廃止の声まであがる始末であった。野球部部長をつとめる、三上文夫総務部長は野球部存続のために奔走する一方、知人の日本野球連盟の理事に後任監督の推薦を依頼する。やがて、その理事から後任監督として、かつて新設高校で野球部監督をつとめていた大道雅臣が推薦される。大道は監督に就任するや、大胆な選手の入れ替えやポジションの変更をおこなう。大道のやり方にベテラン選手たちは不満の声をあげるが、大道は膨大なデータを駆使して理路整然と反論し、選手たちを心服させる。しかし、大道の野球部再建はいきなり挫折を味わうこととなる。投手の萬田智彦が肘を故障し、野球部を退部し、青島製作所も退職することになってしまったのである。後任の投手を探す大道の目にとまったのが、製造部の契約社員沖原和也だった。沖原は製造部と野球部のエキシビションゲームに代理投手として登板し、見事な豪速球を披露したからである。しかし、沖原には高校時代、将来を嘱望されながら、先輩部員にいびられ続け、母親までも侮辱されたことに腹をたてて先輩部員を殴ったという事情があったにもかかわらず、責任を一身に負わされて野球部から放逐されたという暗い過去があった。一方、青島製作所の細川充社長は大口取引先のジャパニクス社から大幅な生産調整と単価切り下げを通告され、窮地に陥っていた。さらにそんな細川の苦境を見透かすようにジャパニクス社社長の諸田清文はミツワ電器の坂東昌彦社長とともに、青島製作所とミツワ電器の合併を勧めてくる。規模の大きいミツワ電器と合併すれば、当座の苦境は乗り越えられるが、合併後、青島製作所のほとんどの社員は新会社からリストラされるのは間違いない…苦悩の末に細川がたどり着いた結論とは?そして、青島製作所野球部は再建されるのか?(以上Wiki)・・・これじゃ、あらすじじゃなくてほぼ内容分かっちゃうね半沢直樹以降、何作も映像化されている池井戸作品、同作品もドラマになってるけど、見なかったんだよねーで、ほとぼり冷めて?から改めて読んだわけですがやっぱ面白かった。自分が野球好きだから、というものあるし、きっと青島製作所は現状を打破し、野球部もどうにかなるのでは、、、と、かなりラスト近くまでヤキモキされられますが、ほぼラストで、あれ、野球部だめだったの?って思っちゃうひっかけ?があり、ドキッとしました。でもねー、技術の会社が技術をおろそかにしちゃだめだし、そこを曲げず、安易に合併などもせず、自社の実績と力を信じて迷いながらも進む細川社長、カッコ良かったす。最後はどうにかなる、とわかっていてもやっぱドキドキしたけどねー池井戸作品も、根底には会社、経営、黒幕、銀行、みたいにいくつかのキーワードがあるけどこの作品はそれに野球が絡んで、迷わずおもしろかったールーズヴェルト・ゲーム 講談社文庫 / 池井戸潤 イケイドジュン 【文庫】奇跡の逆転劇(ルーズヴェルト・ゲーム)は起こせるか!?【TBSドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム ~ディレクターズカット版~」 DVD-BOX TCED-2321】<メーカー直送又はお取り寄せ商品につき代金引換不可・ご注文後のキャンセル・返品・変更不可になります>送料区分【G】◇
2016.09.14
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随分溜め込んでしまった。。。。最近、ネタが偏ってしまってるのでジャイロスコープ 伊坂幸太郎あらすじ助言あります。スーパーの駐車場にて“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。人々のささいな相談事が、驚愕の結末に繋がる「浜田青年ホントスカ」。バスジャック事件の“もし、あの時……”を描く「if」。謎の生物が暴れる野心作「ギア」。洒脱な会話、軽快な文体、そして独特のユーモアが詰まった七つの伊坂ワールド。書下ろし短編「後ろの声がうるさい」収録。新幹線の車内清掃者が主人公の、彗星さんたちに関しては、読書感想をよく見ますが、私は「if」がなんとなくよかったかな。誰にでも、あのときこうしていれば、もしこうだったら、と思ってしまう場面はあると思うしね。そしてその行動の違いで、出会う人が変わったり経験することが変化したり、ってしてるんだろうなーと考えてしまった。まあ、人生なんてその繰り返し?小さい岐路の連続だもんね。読みやすいとおもって、アタマ休め?にいつも読む同氏の作品ですがその中でも好き嫌いは出来てしまうんだよねー、当たり前だけど。短編集でも、つながって腑に落ちてすっきり、というものもあれば、そうじゃないものもあってこれは残念ながら後者だったかも・・・読後時間が経ってしまったってのもあるし私がお年で記憶がすぐ曖昧になるというのもあるけど、さほど印象に強く残った、というほどのものもなかったかな~さらさらっと読むには、相変わらず力が入らずちょうどいいんだけどね。それでも、また新しい作品出たら読むんだろうなー、確実に。ジャイロスコープ 新潮文庫 / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【文庫】
2016.09.14
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溜まってる小ネタばかりですが、、、先日帰省した時の機内誌に以前アップした本が載っていた。旅する本 というコラムで取り上げられていたんだけど確かにこの本の舞台はベネチア。カーニバルの夜がよく登場していたから・・・歴史小説のようで、そうではなくでも実在の作曲家が出てくる、秘密と喧騒のいくつもの夜。本で旅ができるよなあ・・・9784591137710ピエタ (ポプラ文庫 日本文学) [文庫] [Feb 05、 2014] 大島真寿美9784591137710【中古】
2016.09.04
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どんどんいきます。本ネタ。間宮兄弟 江國香織あらすじ間宮兄弟は30代の仲の良い兄弟。今も一緒に住んでいる。兄・明信は酒造会社に勤務、弟・徹信は小学校の校務員。兄弟は様々な日常の歓びを重ね、楽しく生きている。テレビでスコアを付けながら野球を見たり、紙飛行機を作って飛ばしたり、商店街にグリコじゃんけんで行って餃子を食べたり、布団の中で一日の反省会をしたり・・・。そんな兄弟に欠けているのは恋人。徹信は兄のために、同じ学校で働く葛原依子先生と、企画する。ふたりの美女は間宮兄弟宅にやってくることになるのだが・・・。映画にもなっている小説ですが、映画、例によって録画して溜めっぱなしでなんとなく配役は知ってるけどちゃんと見てない・・・・ので、初めてな感じで読みました。確かに、モテそうもない兄弟・・・なんだけど、果たして本当にそうだろうか?遊びに来た依子先生は、自分の相手としてはナイ、と思いつつも、なぜか懐かしいようなほんわかした空気が忘れられずにいるし、彼氏がいる高校生の夕美は暴走気味な徹信の恋を応援するようになる。直美は、最近うまくいっているのかわからなくなってきた彼氏との関係を改めて考える。彼らの堅実な、そして実は上手に楽しむことを知っている日常に触れた、周りの女性たちが、ちょっと変化するのが面白い。この兄弟は、彼女が欲しいと思いつつも離れて住む母親のところにも、夏休みはきちんと帰り母親の誕生日は東京に招待して食事をともにする。本当に真面目な兄弟なのです。他人からみたら、地味かも知れない生活だけど地に足がしっかりついた、堅実な毎日は自分たち次第で楽しみをたくさん見いだせるしその楽しみ方も知ってる。確かに、なんか羨ましくなります。別に、理解してくれない人と無理に付き合わなくても・・・と、いつの間にか応援してしまいます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】間宮兄弟 [ 江國香織 ]【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【DVD】間宮兄弟 佐々木蔵之介[Blu-ray] 間宮兄弟 Blu-ray スペシャル・エディション
2016.08.07
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続きまして、、、溜まってるので連チャンで。地下の鳩 西加奈子あらすじキャバレー「ばらもの」の客引きをやっている40歳の吉田はふとしたことで知り合ったバー「郡」のチーママ、みさお29歳を一目見た時から関心を持つ。水商売をしているにも関わらず素人っぽいみさおは、左右極端に大きさの違う目の持ち主で、なぜかそこが気になり気が付けば惹かれていた吉田。一緒に食事に出かけるようになる二人だが、みさおは物凄い食欲の持ち主、吉田はそんなみさおを見つつ飲むだけ。そんな二人が、一緒に住むようになり、香港へと旅行に行くのだが・・・界隈のみんなに好かれているオカマバーのママ、ミミィがある日、事件を起こし、そこに居合わせた吉田もけがをするのだがそれには深いわけがあった。2編収録。表題作の1編目は、地下に迷い込んだ鳩を見つけた吉田から始まるんだがあの鳩の描写はなんだったんだろう、、、とまたも著者の独特な感性にいきなり触れた感じ。私としては、うむむ・・・って思ってしまっていまだもやもや。吉田とみさおにしても、どこにいきつくんだ、この二人は・・・って思い、唐突に香港で食べ歩き、金を使い、帰国したら離れていくのかとおもいきや、そうでもなさそうで、、、夜の街で働く人々と自分がかけ離れている生活をしているからか不思議な感覚ともやもや感が残る感じ。そうじゃない作品もあるので、もう数冊読んでみる必要がありそうな著者です。2作目の、そのミミィが主人公の話はこれは本当に切ない話でしたね。生まれ故郷を後にして、帰ることはない、という人はそれなりにたくさんいると思うんだけど、その理由となると、ミミィに近い人も多いのかな・・・・それでも、店の名前は故郷由来、年齢を重ねるとともに忘れていた故郷の言葉がふと出てしまう。幼いころの故郷でのいじめの話は、ほんとうにツライものがあった。都会よりも理不尽で救いがない世界というのも意外だったがそういうのはあるかもしれない・・・自分も地方の人間だからか?なんとなく、わかるような気がする。ミミィの人間分析は、とても鋭くてだからこそそれなりの店を維持できるんだけれど店の子を想い、その彼の話を想い、許されざる客を傷つけてしまう、優しすぎるママは、やはり切なかった。故郷に帰って、小学校のタイムカプセルを掘り起こすところで終わってるけどあのあとミミィはどうやって生きていくのかな・・・うーん、人間臭くて切ない話。わかりにくい部分は、私の感性が追いつかないだけだな。【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】地下の鳩 西加奈子/著
2016.08.07
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本ネタ、たまってる・・・今すでにこの数冊あとを読んでるが読み終わりそうだし。新しい本、入手するか、昔の本に戻って読むか~サニーサイドエッグ 荻原浩あらすじフィリップ・マーロウに憧れる私・最上俊平は、私立探偵である。ペット専門の探偵ではないのだが、やむなく失踪したペットの捜索を請け負うこともある。ある日、和服を着た若く美しい女性が事務所を訪れてきた。ペット捜しなら、もう――「うちの猫を捜してほしいんです」はい喜んで。1カ月ぶりの仕事ではないか。しかもそうこうするうち、「ブロンドで青い目の若い」秘書まで雇えることに。え、な、なんだこいつは!? おまけに猫捜しも、ただの猫捜しではなくなっていくのだった……あの名作『ハードボイルド・エッグ』続編。(以上Amazon)以前、ハードボイルド・エッグ読んでから少し経ってるので続編とは最初わからず、でも、あれ?設定どこかで読んだ??などとボケたこと思ってしまったハードボイルドにあこがれるものの、なかなかうまくいかずに、今回も結局ペット探ししてるのがなんかとぼけてておかしい。しかも、すぐ依頼者に恋心を・・・そんなうまくいくかいっって読んでてもわかるので、思わず突っ込んじゃう。全作でも、なぜか秘書はおばあさん、今回は身元ほぼ不明の16歳・・・なんででしょーね、それもおかしい。依頼されたのがロシアンブルーの捜索なんだけど、時間差でまたもロシアンブルー捜索依頼。最上じゃなくても、こりゃなにかつながりが?と思うわけですが、脱税社長やら組員やら、キナ臭い話も巻き込んでもう絶体絶命?とも思うんだけどなんとか解決・・・かなあ。16歳秘書が、解ってしまうとかわいそうというか、切ないというか、途中までは生意気で腹も立つんだけどいきさつ聞いてしまうとね。最上はこうやって、このあともペット探しつつまた新しい訳アリ秘書とからみつつ、私立探偵を名乗っていくのね・・・なんて思ったりしてね。読みやすい作家さんなのでまた別のものを漁って読んでいきたいと思います。【メール便送料無料、通常24時間以内発送、午後1時までは当日発送】【中古】 サニーサイドエッグ / 荻原 浩 / 東京創元社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2016.08.07
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これもずいぶん前に読み切り・・・ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎あらすじ首相公選制が存在する現代。仙台市では金田首相の凱旋パレードが盛大に行われていた。元宅配業の青柳雅春は数年前に暴漢に襲われていたアイドル・凛香を仕事中偶然にも助けたことで一躍時の人となり、地元では顔を知らない人がいない有名人。そんな青柳は数年ぶりに大学時代の親友・森田森吾に呼び出される。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は「お前、オズワルドにされるぞ」と告げる。なんのことか分からない青柳だったが、その直後に首相は暗殺され、警官が2人のところにやってくる。「お前は逃げろ」と促された青柳はその場を逃げ出し車を後にするが、森田は自動車ごと爆殺されてしまう。その頃、街中では早くも青柳の顔写真や映像がくり返し流され、首相暗殺犯として大々的に報道されていた。青柳は、警察やマスコミを意のままに操作出来る人間が、自分を犯人に仕立て上げようとしていることを思い知らされる。青柳は様々な人々の力を借りて、逃走につぐ逃走を重ねて、逃げ延びる。(以上Wiki)これば、デカ版で買って読んだんで、文庫でまた読み直そう、と思っていて古本で購入。久々に読みました。映画も何度も見てるのに、やっぱり細かい部分はどうだっけ?って思い残りページ少ないのに、無事にどうやって逃げるんだっけ??とはらはらしたりして。首相暗殺の犯人に仕立て上げられ、追われまくって身に覚えのない映像を報道され、普通に考えれば八方ふさがりなんだけど以前助けたアイドルとか、偶然知り合った実は犯罪者とか学生時代の仲間とか、宅配業時代の同僚とか、、、、そして何より、息子がそんなことするわけがない、と毅然とマスコミに立ち向かった父親。彼を信じ、本当の姿を知る人たちが協力者を得て、直接接触できなくてもすこしずつ逃げ道と手順を整えていく、そんな様は読んでいて、どうかうまくいくように・・・と思うし本来市民の味方のはずの警察にイラッとする。もうだめなのか。。。。と思った最後の逃げ切り、そして協力してくれた信じてくれた人たちへ自分は逃げおおせた、とこっそり伝える、その顛末がスッキリするから、、、、展開がはやくて、確かに映画にもなるわ、というエンターテイメント色が強い作品かと思いますがそういう部分を楽しもう、アタマを楽にしよう、と思ったら、読んでみるといいかもしれないですね。犯罪者を仕立てるかもしれない、という政府の理不尽さや怖さも本当にあるだろうと思うと怖いけど、結末がスッキリするから、伊坂作品の中ではかなり好きな作品です。新潮文庫 い-69-6送料無料/ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎ゴールデンスランバー 【DVD】ゴールデンスランバー(Blu-ray Disc)/堺雅人【2500円以上送料無料】
2016.07.31
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しばらくこのネタも溜め込んでる・・・ほんと、書けなくて~~ピエタ 大島真寿美あらすじ18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で音楽的な才能に秀でた女性だけで構成される〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる――聖と俗、生と死、男と女、真実と虚構、絶望と希望、名声と孤独……あらゆる対比がたくみに溶け合った、これぞまさに“調和の霊感”!(以上Bookデータベース)ヴィヴァルディ、という実在した音楽家が出てきてどこまでが史実でどこからが物語なのか全然わからなくて、、、不思議な感じの物語でした。しかも、そのヴィヴァルディが滞在先で亡くなったあとに一枚の楽譜を探すことになるのですが、じゃあこれはミステリーなのか?と思ったらそうでもなく、エミーリアはいろいろな人に出会って楽譜の事実もわかって、、、と人とのつながり、ドラマの要素が濃かった。そういう意味で、予想のつかない物語で、何度もあれ?あれ??ってなった印象です。 慈善院(孤児院)で育ったエミーリアは、運営を支えるスタッフとしてそのままピエタで暮らしていますが自分の親が誰だったのか、と知りたくなって一時期わずかなつてをたどって親探しをしたことがあります。その時に知り合った、おそらく慈善院支援者の女性の兄と思われる男性。その彼とのわずかなストーリーも書かれているけど18世紀のヴェネチアで、孤児として育った女性と財力のある家の男性が結ばれるとは考えにくく、実際その縁はうまく育たなかった。それも切ない話ですが、、、、楽譜を探していくうちに、一人の女性にたどり着くエミーリアですが彼女を巡ってヴィヴァルディ先生の知られざる面を知ったり彼女を介して話せる人が出来たりミステリーなのか?と思いながら読んでいくと全然違う話なので、、、そしてその女性は、実は病に侵されていてピエタ出身の薬局に嫁いだ女性が、頼まれて薬を調合しなんとか体調を整えようと奔走したり、縁とか恩とか、いろんな偶然と必然のつながりを感じる話というかね。正直、読み終わったのずいぶん前なんで、、、随分うろ覚え状態ですが18世紀のヴェネチア舞台、史実と物語が入り混じって、美しいだろうヴェネチアの風景を想像しつつ最後まで不思議な感覚で読めました。【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】ピエタ 大島真寿美/〔著〕
2016.07.31
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つづいて、先週読み終わった本です。神去なあなあ日常 有川浩あらすじ高校卒業後の進路を決めていなかった平野勇気は、卒業式終了後に担任から就職先を決めておいたと言われ、母親からは恥ずかしいポエムを暴露すると半ば脅される形で家を追い出され、どんな仕事をさせられるのかも分からないまま、三重県の神去村へとやってくる。列車を乗り継いで着いた先は、見渡す限り山が続く、ケータイの電波も届かない田舎。勇気が就職することになったのは、中村林業株式会社。山仕事に関しては天才的な才能を持つ飯田ヨキの家に居候しながら、ベテラン社員に付いて現場に出た勇気を待っていたのは、広大な山の手入れ。過酷な山仕事に何度も逃げ出そうと試みるもあえなく失敗、ヒルやダニとの戦い、花粉症発症など、辛いことはたくさんあれど、それらを凌駕する雄大な自然に勇気は次第に魅了されていく。さらに勇気は、神去小学校の美人教師・直紀に高望みの恋心を抱き、玉砕しても諦めずに想い続ける。そして、神去村で48年に一度行われる神事オオヤマヅミに、勇気も参加することになる。やはり読みやすい。それに、話の展開がテンポ良くて、どんどん読めます。映画化されてるけど、まだ見てないんでキャストはなんとなく頭に浮かびつつも、面白く読みました。高校卒業を控え、進学も就職もイマイチ決まってなかった勇気があれよあれよと三重の山奥へと行ってしまうのもなんか有無を言わさずで笑ったけれども、行ってしまうとそうそう簡単には帰れないだろうなーってのは想像つきます。だって、私もちょいちょい熊野古道近くの義祖母の家に行くから舞台となっているような、濃い山を目の当たりにしてるからね・・・ホント、日本昔話みたいな家や村がたくさんあるからこの神去村みたいに、昔ながらの伝統を守りつつ林業を営んでるところはあるんだろうな、と納得しながら読んでいました。それでも、なかなか林業の世界は触れることがない。そういった意味でもとても興味深かった。題材にするものごとのリサーチが、本当に細かくて面白いなあ、といつも感心してしまいます。実際にこういう世界で暮らしているひとにとってはそんなうまい話はない、と思うこともあるかもしれないが、でも、いい部分も悪い部分も、こういう田舎もいいのではないか・・・なんとか日本中のこういう地域の高齢化が止まらないだろうか、、、といろいろ考えてしまいました。いや、さすが映画化の題材、(映画化のあとの表紙)エンタメ性がありますね。【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】神去なあなあ日常【電子書籍】[ 三浦しをん ][CD] 野村卓史(音楽)/WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~ オリジナル・サウンドトラック【送料無料】WOOD JOB!~神去なあなあ日常~スタンダード・エディション
2016.05.22
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また開いちゃいましたが、本ネタですーふくわらい 西加奈子あらすじ暗闇でのひとり遊び「ふくわらい」が唯一の趣味である25歳の女性編集者の物語。主人公の鳴木戸 定(なるきど さだ)は幼い頃、紀行作家であった父に連れられ、世界中の秘境を旅した経験を持つ。そんな彼女がなぜ人と接することが苦手になってしまったのか?そして人づきあいが苦手な彼女が、作家兼業のプロレスラーや、イタリアと日本のハーフで盲目の男性など様々な人達との出会いよって、少しずつ他人との距離を縮めていく。西加奈子作品、2冊目です。タイトルからあまり内容の想像が出来なかったけど、そのまま、主人公の女性の趣味がふくわらい・・・それだけでもちょっと変わってるんだけどその父親がまた変わっていて、、、母親が亡くなった後は、その父の秘境の旅に何度か同行している定は実は土着民族の習慣にならい人肉も食したことがある、というかなり強烈なキャラ。そんな浮世離れした性格と育ちのせいか、人を外見で判断することはないしむしろ個性的な顔の人は、自分のなかでふくわらい方式に目鼻の位置を変えて想像で遊んでしまう・・・そんな定を、会ったその時から好きだ、と言ってしまう盲目の男性は、困っていた自分ときちんと手をつなぎ、希望する場所まで連れて行ってくれた定が美人だ、というのだが人の本質って、視覚で本当は惑わされてるのかな、と思えるんだよね、この男性の出現で。最初はちょっと胡散臭いのか?と思ったけど、定と彼は、会うべくしてあったのかも・・・彼の出現で、定はふつうの?女性としての感情がだんだんと芽生え始めたし、悩みもする。人の外見で中身を判断しない定はまた、かなり個性的な顔のプロレスラーの作家を担当した時もどんなことを言われても動じず疑問に思わず、彼の書いた文章が好きだ、という。この彼が、本を出版して連載が終わる、という件はなんかちょっと切なくもあった。同僚の女性の後輩とも、すこしずつ話すようになったりだんだんと周囲をかかわるように変わっていく定の変化がなんか嬉しくもあり、、、でも、最終的にどういうふうに着地するのか(話が終結するのか)イマイチ想像しきれず、だからラストは結構、ええっ・・・・??って感じだってけれども、、、ビジュアルで考えたらええっ、かもしれないがおさまるところには収まった・・・のかな。不思議な感覚が残る話でした。 ふくわらい (朝日文庫)[本/雑誌] (文庫) / 西加奈子/著【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】ふくわらい 西加奈子/著
2016.05.22
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文庫になっていたんで、やっと読みました・・・昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉あらすじ7年前、25歳で死んだ一樹。遺された嫁・テツコと一緒に暮らす一樹の父・ギフ(義父)。「家族」ではあるが、血のつながらない「他人」という、嫁と義父という微妙な関係。このふたりの物語を中心に、心優しき夫と縁があった不思議な人々とふれあう中、テツコが大切な人を亡くした悲しみから解放され、再生していく姿が、ゆるゆるとした日常の中で描かれている。あー、木皿泉の世界、って感じ。淡々としてるんだけど、大きな事件もないんだけど登場人物がそれぞれ何かを抱えていて、そしてなんとか打破しよう、前に進もう、としている。その中心が、天気予報士のギフと、亡くなったムスコの嫁のテツコ。その二人が、手入れが行き届いた一つ屋根の下、一緒に暮らしている、というのが、まずありそうでない、不思議な関係なんだけれども、、、血のつながった親子ほどの距離ではないのに、他人と言い切れる距離でもなく、絶妙。そこに絡んでいく、テツコと結婚したいと言う岩井やお隣のCAをやめたタカラ、友達のサカイ、従弟の虎尾、、、少しづつ関係のある人たちの話がちりばめられてハッキリしたハッピーエンドというわけではないのになんかふーっと軽くなる感じ・・・少しだけ明るいほうに進んでる感じがして、わかりきった結末よりも余韻が残るというかね。昨夜のカレー、明日のパン 河出文庫 / 木皿泉 【文庫】これ、NHKでドラマ化されてるんですが、なんとなく配役に魅力を感じず、ちょっと見てスルーしたんだよなあ~・・・まあ、本読んでみて、自分のイメージとちょっとちがうんでまた機会があれば見る、と言う程度でいいかも。木皿泉さんの本って、普通の生活の中に埋もれてしまいそうな小さい希望、みたいなのが感じられて、にこっとできるというか。大好きな昔のドラマの脚本は、結構シュールでつい何度も見て確認?してしまいたくなるものでしたが今までドラマ化されたもの、脚本を手掛けたドラマってちょっと切なさも感じつつ、の不思議な幸せ感がありますね。少し前にすいかも読んだけどなんかまた読みたくなってしまった。新・やっぱり猫が好き Vol.5(DVD)原作 黒田硫黄 脚本「ノブタをプロデュース」の木皿泉【中古】セクシーボイス アンド ロボ 全4巻◆出演:松山ケンイチ、大後寿々花、村川絵梨、塚本晋也、片桐はいり、六角精児、岡田義徳、浅丘ルリ子◆DVD◆A1573【中古】 野ブタ。をプロデュースシナリオBOOK /白岩玄(著者),木皿泉(その他) 【中古】afbすいか DVD-BOX【中古】 小林聡美, ともさかりえ
2016.05.08
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まだ手を付けてない中古本。デカ版(単行本)で読んだころあるものも多いけどそして作家も偏ってるけど、とりあえずは、5月分です。連休だから 出勤日が少なくて、どこまで読めるだろうか? 【中古】文庫 ≪日本文学≫ 円卓 / 西加奈子【02P23Apr16】【画】【中古】afb 【中古】文庫 ≪日本文学≫ ダイオウイカは知らないでしょう / 西加奈子【02P23Apr16】【画】【中古】afb西加奈子と地元の本屋 / 大阪の本屋発行委員会 【単行本】新潮文庫 に-24-1窓の魚/西加奈子【2500円以上送料無料】【中古】 陽気なギャングの日常と襲撃 ノン・ノベル/伊坂幸太郎【著】 【中古】afb合計5,000円以上のお買上げで送料無料!【中古】ゴ-ルデンスランバ- A memory / 伊坂幸太郎【楽天ブックスならいつでも送料無料】木暮荘物語 [ 三浦しをん ] 【中古-良】まほろ駅前多田便利軒 (三浦しをん 著) (文春文庫 ; み36-1)【ゆうメール送料無料】【代引不可】【中古】[02P23Apr16]
2016.04.24
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昨日読み終わったばかり。最後に数ページ残ってしまって、気になって寝る前に読んだから、、、通勤じゃないんだけど漁港の肉子ちゃん 西加奈子あらすじ男に騙されてたどりついた北の町。焼き肉屋「うをがし」で働いている肉子(菊子)ちゃんは太っていて、不細工で、とても明るい。一緒に暮らすクールで賢い娘、キクりん(喜久子)はそんなお母さんが最近少し恥ずかしい。肉子ちゃんは、10代の頃からさんざん男に騙され、口で言えないようなひどい目に会って、 服装の趣味は悪いし、どんどん太っていくのだが、それに比べ、キクりんは誰もが認める器量よし。 小学生ながらに「フラニ―とゾーイ」とか「悪童日記」などを読む。 何もかもぜんぜん似てない二人だが、支え合って生きていく日常、そして最後に明かされる真実。実は、西加奈子作品初めて読みました。読書好き芸人(@アメトーーーク)でも必ず名前が挙がるしテヘラン生まれ、カイロと大阪育ち、という著者は時々メディアで見かけるけど、超超超関西弁な目がくりくりの、作家さんにはあまり見えないキャラで、、、ずっと気になっていたので、やっと読めたって感じ。そして、思った通り文章もテンポのいい関西弁でした。いや、主人公が関西弁なんだけどね。肉子ちゃん、自分の周りにはいないタイプ、いや普通人生でこんなキャラの人にはなかなか出会えないんじゃないだろうか・・・食べることが好きで、服装も身の回りも趣味が悪くてすごく太っていて不細工なのに、なんかダメ男を引き付ける、いやダメ男に引き付けられる?そして水商売で生計をたててきた、そんな肉子ちゃんに、カワイイクールな娘がいるのが違和感でした。でも、肉子ちゃんの男性遍歴はキクりんが語ってくれるんだけどそれ以上見えてこなくて、どのタイミングでキクりんが肉子ちゃんの生活の一部になったのかわからないままで、、、似てない、というのが、血のつながりがないのかな・・・・と漠然と思わせるんだけど、かといって、じゃあ誰の子供なのか、というのもイマイチぴんとこないまま、終盤に・・・ネタバレあるので、読みたくない人は飛ばしてください。最後のほうで、急に語り手が変わります。肉子ちゃんでもキクりんでもない、別の女性。そして読み進めるうち、この女性は肉子ちゃんと一緒に生活し、姉妹のように仲が良く、そして誰かの娘を肉子ちゃんと生活してるアパートで産み落とす。その後、まもなくその娘を肉子ちゃんに託して女性は消えてしまうけど、、、その、綺麗だカワイイ、と言われてきた女性が本当の母親でしかもキクりんは4歳から肉子ちゃんとは本当の親子ではない、と知っていた・・・なんというか、いろんな事実を受け止めてそれに押しつぶされそうになることもあったのだろうに、明るく前向きに生きていく肉子ちゃんの強さと、小学生なのにいろんなことを背負って、それでも肉子ちゃんと周りの人たちに支えられて生きていくキクりんの、子どもながらの強さ、いろんなことが最後にわーーっと感じられて、ちょっと切なくなりました。最初のほうは、どうなるんだ?なんだなんだ?と読み進んでいくんで、うっすらと予想できたとはいえ、なんかいざ分かってしまうとなんかじんわり、うるうるしてしまいそうなラスト。いろいろ出てくる街の大人も、実はそっと抱え込んでいる過去や物語があり、決して楽な人生送ってる人はいないんだがああ、頑張っていれば、前に進んでいればささやかでも暖かい毎日を送れるんだな・・・なんて思えました。ちなみに、本の装丁は著者自ら書いたもの、だそうで。いろんな才能あるんですねー 漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)[本/雑誌] / 西加奈子/〔著〕
2016.04.24
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んで、続きですわ。これまだ終わってないんだよねーでもひとまず、ここまでしか買ってない・・・カブキブ!(4) 榎田ユウリあらすじ新学期。カブキ同好会に念願の新入生がやってきた! 同時に元・歌舞伎役者の指導員も決まり、やっと正式な「部」に昇格できると張り切る来栖黒悟(クロ)。だが、ヒゲモジャの指導員・生島のスパルタのせいで、入部希望者はすぐに激減。なんとか残った四人で、生島は『白浪五人男』の新人公演をやると言い出す。配役が気に入らない新入生の不満は、部長のクロに向かい……。この事態、どうすれば!? 今までの中で、一番斜め読み多かったかなーって思ったんだけど、あちこちでレビュー読んだら案外そういう人多かったようで・・・やっぱ、映画でも小説でも、最初が勢いあって面白いのかなあ。登場人物たちの成長も一つのストーリーだから、クロたちに後輩が出来るのは当たり前なんだけどその新入生たちが起こす事件は、ちょっとね、、、それが逆効果となり、結果的には同好会としては切り抜けるんだけど。それと、謎の指導者?もじゃ、の変わりようもオカシイ。最後のほうでそれがわかるんだけど、花粉の時期も終わり、今後本領発揮でしっかり指導してくれたらまたカブキの新しい演目で同好会が活性化するのかなーーって感じで、一応次も読んでみようかなーと。歌舞伎の話、ってなかなか読めないからさ。そういう題材としての面白さがあるんでね~クロ、もうちょっとしっかり頑張れ!ってのとトンボがクールで面白いのと(芳先輩といい感じと思ってる)阿久津と蛯原の関係、が気になるな。仁、と新、という言葉に含まれたカブキの世界の意味、というのがまた・・・仁には、なんとか同好会や阿久津とうまい距離感で接して本家本元の歌舞伎役者として突き抜けてほしいわー、なんて思ったりしてね。とにかく、普通に考えてもまたクロたちは2年生だからね、高校卒業までにはまだ間がある角川文庫 え9-4カブキブ! 4/榎田ユウリ【後払いOK】【1000円以上送料無料】カブキブ! 1カブキブ! 2 (角川文庫)[本/雑誌] (文庫) / 榎田ユウリ/〔著〕【楽天ブックスならいつでも送料無料】カブキブ!(3) [ 榎田ユウリ ]
2016.04.23
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で、伊坂作品を挟んで届いた中古本で、またまた続きを読みました・・・カブキブ!(3) 榎田ユウリあらすじ文化祭での公演を大盛況のうちに終えた、カブキ同好会の面々。裏方を務める部長の来栖黒悟(クロ)は、歌舞伎に馴染みのない人々にも楽しんでもらえたと手応えを感じる。それには歌舞伎の英才教育を受けながらも、その道を断たれた同級生、阿久津の力も大きかった。しかし人間国宝の歌舞伎役者・三代目白銀屋が、阿久津の才能に気付き、彼に会いたいと言い出して…。カブキ同好会に反感を持つ白銀屋の美形御曹司、蛯原仁の苦悩も描かれる。これまた読みやすくて、どんどん読み進めるんだけど2巻からちょっと間が空いてしまい、、、先が読みたくてうずうずでしたいや、多分それなりに先の展開は読めてるんだけどさ。語り手が、出てくるキャラそれぞれに変わったりして個々が感じていることや苦悩など、本人が語るカタチになるので、ますますわかりやすいわけですが、、、おバカキャラだけど、小さいころ歌舞伎の英才教育を受けていた阿久津の身辺も興味深い。それと、白銀屋との関係。高校の同好会の枠をすでに超えた感がありますがでも結局先が気になってしまうんですねー薄いし、本そして、新人勧誘のための演目に、とうとう蛯原が出てきたっ彼は彼で、生意気キャラだけども人間国宝を祖父に持つ、そして役者を継ぐことを放棄した父を持つ、複雑な心境を抱えて悶々としてる高校生で、、、クロや阿久津とうまく絡んて行くことが、役者として突き抜けるきっかけになるのに、、、と読んでるほうは思うんだけど、まだまだ距離は遠い。でも、とうとうカブキ同好会と絡んだ・・・というところで終わるこの巻、先が気になりつつも一つ前進したな、って感じでした。てなわけで、楽しくさらさらっと読み進んで3巻終了、次に続きますーカブキブ! 3 角川文庫 / 榎田ユウリ 【文庫】【楽天ブックスならいつでも送料無料】カブキブ!(1) [ 榎田ユウリ ]角川文庫 え9-2カブキブ! 2/榎田ユウリ【2500円以上送料無料】
2016.04.23
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まだ溜まっていた本ネタ。書こうとしてたら、WOWOWで映画始まって、私は見た作品だったんだけど紅実が見始めてしまい、結局一緒に見てしまうハメに・・・って、本とは関係ないんだけどオー!ファーザー 伊坂幸太郎あらすじ由紀夫は、どこにでもいる普通の高校生。父親が4人いること以外は。彼が生まれる前、母親は二股どころか四股交際していた。妊娠した際、相手の男たち4人が“別れるくらいなら!”と一斉に父親として名乗りを上げたため、複雑な家庭環境が出来上がったのだ。その秘密を知るクラスメイトは、多恵子ただ1人。父親が4人もいるので、やかましさは他の家の4倍だが、ありがたいと思うことも少なくない。博学多識の悟、スポーツ万能の勲、女好きの葵、ギャンブラーの鷹と、父親たちの性格はバラバラだったが、どの父親も由紀夫に対する愛情は深く、毎日をそれなりに楽しく過ごしていた。だが、サラリーマン風の男のカバンがすり替えられるのを由紀夫が目撃したことから、事件に巻き込まれることに・・・映像化もされています。話の設定としては、映画無向きかも・・・なんせ、父親が4人いる、という設定から入るんではあ??ってなるわけで。4人の父親が、まったくタイプが違うんで忙しくて最後まで出てこないバイタリティーあふれる母親の男の好みがどうなってんの?って思わなくもないがキャラがみんな違うからこそ、それぞれから教わった知識や経験で由紀夫はクールでなんでもできる高校生に育ってるわけだし事件に巻き込まれてもそれぞれの特徴を生かして解決していく・・・実は、とても都合よくできてるっちゃー出来てるでも、話だからいいのだ。同級生の多恵子が、結構私的にはうざいキャラで、由紀夫もうざがってるんだけど、最終的にはその好奇心の強さと機転が利くところがポイント。伊坂作品は、ちょっと不穏な事件に巻き込まれても力じゃなくてちょっとしたアイディアとか知識なんかでなんとか事態を打破する、って感じが多くてハードじゃないところが好きなのかなーなんとなく、ふふっ・・・って笑えたりもするしね。これも、結構前にデカ版で読んで、その後映画化されてキャストを知ってから、の今回の文庫版読み返し、なのでそれなりに楽しめました。話自体は、結構細かいこと忘れてたから新鮮だったしね父親4人で、母親は忙しくて不在がち、ってのはなんかヤサグレそうだけど、、、男所帯になってしまってる、そんな日常が可笑しいです。なんとなく、エンタメ的な話を読みたいときはなかなか重宝してます、伊坂作品。(でも、東野作品には手を出さない私はなんなのだっ) 【中古】単行本(小説・エッセイ) オー!ファーザー / 伊坂幸太郎【02P23Apr16】【画】【中古】afbオー!ファーザー 【DVD】【楽天ブックスならいつでも送料無料】オー!ファーザー【Blu-ray】 [ 岡田将生 ]
2016.04.23
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どんどんいきます、読んだのにアップしてなかったもんで溜まってる・・・カブキブ!(2) 榎田ユウリあらすじ初舞台を無事に終えたカブキ同好会の面々。クロの代役として飛び入り参加した阿久津が予想外の戦力になり、活気づく一同だが、文化祭の公演場所について、人気実力兼ね備える演劇部とのバトルが勃発し……!?ボランティア公演の本番直前にクロが倒れちゃって、ええっとなっていたところに、部活の近辺をウロウロしていた阿久津がとうとう参戦、というところで終わった1巻。慌てて即(中古で)購入して読み続けましたっなんか部活(正式にはまだ同好会)っぽく活気が出てきて結構面白くなってきた2巻。文化祭の場所をめぐって、演劇部とバトルするんだけど実は演劇部の部長も、すなおじゃないがカブキブ気になるっっていうか、、、そりゃ看板女優も半分カブキブになっちゃって無視できない存在ではあるんだけど実はそれなりに認めている、と言う感じで・・・少しづつメンツがそろってきたカブキブ、やっぱ、必要な人材が周りにそれなりに揃っていてアクシデントはいろいろ起きるけど、それでもどうにかして前に突き進む感じが読んでてうらやましくもあるかな。キケンもそうだけど、自分はもう二度と戻れない、学生時代のああいった感覚、それを疑似体験するというか、遠い記憶を手繰り寄せる感じ、、、もちろん、自分の世代と物語にでてくる世代の感覚は違うんだけど一つ目標に向かってあれこれ試行錯誤する部分がそれなりに爽快感あります。どこまでも歌舞伎大好きで、前進あるのみっのクロゴと冷静沈着、クールなトンボの組み合わせは面白い。で、阿久津が来たことで、一気に同好会も活気が出た感じがして、、、また次が気になりますね~カブキブ! 2
2016.04.17
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こっちも学園青春もの?そしてマンガチックで読みやすい・・・最近こういうの、多いの???キケン 有川浩あらすじごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。部長*上野、副部長*大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語。これは、舞台は大学なんですが、やはり熱血部活系の話。別に男子だけの大学ではないけど、工科大なもんだからほぼ男子校・・・なので、ノリが男子でおかしい。だいたい、学祭の模擬店での本気度がホントおかしくて、、、、ラーメン食べたくなっちゃった。有川作品も、ライトノベルになるんですかね、文章がマンガっぽいというかやはり難しく考えずにさらさら読める感じですかね。そういう話ってのは、やっぱキャラがたってるなーまあ、さらっと読める分、楽しいけど残るものも多くはないなんてね。【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】キケン 有川浩/著
2016.04.17
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友達のおすすめ、早速読んでみたら、結構ハマりまして読んでるよ、みさちん!カブキブ!(1) 榎田ユウリあらすじ高校一年の来栖黒悟(クロ)は、祖父の影響で歌舞伎が大好き。歌舞伎を部活でやってみたい、でもそんな部はない。だったら創ろう!と、入学早々「カブキブ」設立を担任に訴える。けれど反応は鈍く、同好会ならと言わせるのが精一杯。それでも人数は5人必要。クロは親友のメガネ男子・トンボと仲間集めを開始。無謀にも演劇部のスター、浅葱先輩にアタックするが…!?こんな青春したかった!ポップで斬新なカブキ部物語、開幕!すすめてもらわなかったら、作品自体わからなかったなーで、読み始めたらライトノベルということもあり、かなりマンガ感覚でスラスラ読めます。内容は歌舞伎なので、簡単!と言い切れるわけではないけど気軽な感じで歌舞伎の世界に触れられるし、知らない言葉もわかったり(大向こうとか)なかなか楽しい。それに、マンガみたいな感覚がする、というのはキャラがたってて分かりやすいこと。状況が浮かびやすく、登場人物がハッキリキャラわけされててすごくわかりやすいんですね。いくら付属大学のある、ある程度自由な校風の私立、という設定でも、スター生徒がめちゃ多いし、都合がいいくらいにカブキ同好会に必要なメンツがそろってる。それはそれ、理屈はいらなくてですね、熱血クロゴくんが、好きで好きで仕方がないカブキをどうやってみんなで形にしていくのか、ついつい応援しちゃうのがいいんだね。ああ、若いっていいねぇ~って感じ男女先輩後輩ともに頑張る話なんだけど、そんなにまだ恋愛ネタは出てこなくて、走り出したばかりな感じが初々しくていいのだ。楽しそうなんだよね。夢中になれることがある高校生っていいなぁ~まあ、これは1巻なんで、これからどうなるんだろう、ぐらいのさわり部分って感じですかね。次が気になる感じ・・・もっと分厚くしてくれ~【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】カブキブ! 1 榎田ユウリ/〔著〕
2016.04.17
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引き続きまして・・・残り全部バケーション 伊坂幸太郎あらすじ当たり屋、強請りはお手のもの。あくどい仕事で生計を立てる岡田と溝口。ある日、岡田が先輩の溝口に足を洗いたいと打ち明けたところ、条件として“適当な携帯番号の相手と友達になること”を提示される。デタラメな番号で繋がった相手は離婚寸前の男。かくして岡田は解散間際の一家と共にドライブをすることに―。その出会いは偶然か、必然か。裏切りと友情で結ばれる裏稼業コンビの物語。岡田が小学校の頃の話も含め、結構時系列的には長いスパンの話ですが一遍一遍つながっていて、やはり読みやすい。作者が結構得意とするパターン?いろんな人は出てくるけれども、それぞれがつながっていて最期に、あーーーってなるんだよね。最初の、岡田が適当に友達になる、と解散する()予定の家族と時間をともにする話、そこで高級レストランのコース料理をみんなで食べ、デザートが美味しい、という話が出てくるんだけどそれが実はずっとポイントで、、、ちょくちょく出てくるスイーツの話、ずっと頭のすみにひっかかってる状態で読み進んでラストに、あーーーっって感じで。ハッキリとは描かれてないけど、私としてはハッピーエンドを想像して読みましたね。伊坂作品には、結構裏稼業のキャラが出てくるだけどあまり憎めないことが多いんだよね。溝口も、なんだこいつ・・・って途中までは思っちゃうんだけど幼いころの岡田と実は出会っていて、結構まともなこと言ってたりする。そして、姑息な奴だ、と思っていたのが実は違っていて・・・なんか、こういう人のつながりって偶然だけど、あるのかな・・・とかね、裏家業してても、根本で悪くなり切れなくて優しい部分が残ってる場合、世の中ちょっと救いがあるのかな、とかね、なかなか面白かったです。 【中古】日本文学 ≪日本文学≫ 残り全部バケーション / 伊坂幸太郎【P08Apr16】【画】【中古】afb 【中古】単行本(小説・エッセイ) 残り全部バケーション / 伊坂幸太郎【P08Apr16】【画】【中古】afb
2016.04.17
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もう4月も半分以上過ぎたのに、本は遅々として進まずここ数年で、一番読んでないのでは東京観光 中島京子あらすじアパートの水漏れがきっかけで、下の階に住む男と親しくなったあかり。男はある日、奇妙な相談を持ちかける。「俺と、部屋を交換しない?」(「天井の刺青」)。街のあちこちに灰色の公衆電話が存在していた、あの時代。初めて東京を訪れた私が泊まったホテルの部屋には、なぜか外国人女性が住んでいて…(「東京観光」)。植物園の鰐/シンガポールでタクシーを拾うのは難しい/ゴセイト/天井の刺青/ポジョとユウちゃんとなぎさドライブウェイ/コワリョーフの鼻/東京観光の7編。なんというか・・・どれもこれも、とても不思議な感じがしました。読んだことがないようなタイプの話だったというか・・・だからとても新鮮だった。下の階に住む男と部屋を交換する話は、ラストが、ええっっって感じで、なんとも言えない結末だったし泊まったホテルの部屋には外国人が住んでいた、という話も、いいんだかなんなんだか、自分がそんな目にあったらちょっとビビるし、、、シンガポールでタクシーを拾うのは難しい、も序盤は主人公の女性にものすごく共感したんだけど、ものの見方をちょっと変えると、物事の本来の姿が見えてきたりね。どの話も、現実的なようでいてなんかファンタジー感、それも必ずしもウキウキなファンタジー感?じゃないんだけど、ありそうでなかったような話ばかりで、、、すごく興味深く読みました。東京観光 集英社文庫 / 中島京子 【文庫】
2016.04.17
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朝からダンナの買い物に付き合わされてアウトレットに行ってきたんで、、、朝からほとんど家事せずに出てしまい、しかも明日はまた紅実の部活友達が来るとか言い出しもーーー、夕方の帰宅後はあっちもこっちも汗だくで掃除していました本ネタもたまってる・・・ええと、これもデカ版で読んだけど中古の文庫で買いなおして読みました。フィッシュ・ストーリー 伊坂幸太郎あらすじデビュー直後に書いた短編~今回書き下ろした中編まで、四つの物語からなる作品集。1975年、「セックス・ピストルズ」がデビューする1年前。日本の売れないパンクバンド「逆鱗」が解散前の最後のレコーディングで演奏した「FISH STORY」という曲が時空を超えて奇跡を起こし、地球を救う。デカ版で読んでからしばらく経っていたのですっかり話を忘れていて、、、、なんか新鮮な気持ちで読めましたね動物園のエンジン、はなんとなく不思議な話で夜中の動物園に入り込んで横になる人とそれを見に来る人、というなんとも変な話なんだけど読み進めると、あーー・・・そういうことだったの?となんとなくわかります。個人的にはもやもや感は残りましたが2話目、サクリファイスは、伊坂作品人気のキャラ黒澤のスピンオフで、ある寒村で昔から伝わる“こもり様”の風習を、別件で依頼を受けて訪れた黒澤が解明する、というような話。フィッシュストーリーは、ふとした偶然?が、40数年を隔てたところで意外な影響を及ぼす・・・そして、ラストの中編ポテチ。黒澤が今度は脇役で登場。それぞれ、時代が違っていてもひとや物事がちょっとづつリンクしてる、というのは伊坂作品にはとても多いんですが今回は黒澤ファンには嬉しい話でしたな。とにかく、不思議な感じがしても文章自体は読みやすいし伏線はちょっとづつありますがちゃんとそれがわかれば、難しいこともなく読めるのでやっぱ私が読むミステリとしては丁度いいんだろうなぁ~これまた、映画になっていまして、、、伊坂作品を何度か映像化している中村義洋監督作品で配役が、結構そうそうたるメンツ。【楽天ブックスならいつでも送料無料】フィッシュストーリー [ 伊坂幸太郎 ]★HAPPYセール[DVD] フィッシュストーリーメール便なら送料無料☆【輸入版】フィッシュストーリー / Fish Story (2009)■北米版DVD■邦画 10P26Mar16【送料無料】 VICL-63211CD/逆鱗×斉藤和義/フィッシュストーリーついでに舞台にもなっているんだよね・・・それと、書下ろしラスト作品ポテチ、も映画になっています。伊坂作品のキャラで、よく私もイメージする濱田岳くんがメインキャスト。【中古Blu-ray】【5000円以上送料無料】ポテチ/濱田岳,木村文乃,大森南朋,中村義洋(監督、脚本),伊坂幸太郎(原作),斉藤和義(音楽)【中古】[☆4]両方とも持ってるのに、まだ映画はしっかり見てないんで・・・・見たいですな。
2016.04.03
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で、次はデカ版で読んだんだけど文庫で買いなおした本。チルドレン 伊坂幸太郎あらすじ「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むがなぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。複数の短編が一つになった、ようなカタチですが登場人津物はシンクロしていて、時代がちょっとずつずれてるけれどもつながってる、という小説。共通して登場する陣内、は本当に個性的な強烈キャラで、自分のまわりにああいう人物がいたら私は苦手かなぁ~・・・などと勝手に想像しつつ読み切ってしまいます。これまた読みやすく、さらりと読むのに最適チルドレン 講談社文庫 / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【文庫】【中古レンタルアップDVD】【5000円以上送料無料】チルドレン/坂口憲二/大森南朋【中古】[☆2]なお、じつはWOWOWでドラマ化されていて加瀬亮にハマったあとに知ったんで、、、、てか、加瀬亮は盲目の永瀬役で出ているんですがそれで最初にドラマを見て、正直小説知ったのはそのあと。でも、小説のほうが人物の相互関係がはっきりしてそれなりに面白いかもね。ドラマ版、配役がむむ・・・と思う部分もあるけど、それはあくまでも自分のイメージですから~
2016.02.14
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続いて、ためてる本ネタ・・・園芸家12カ月 カレル・チャペックあらすじ チェコの生んだ最も著名な作家カレル・チャペックは、こよなく園芸を愛した。彼は、人びとの心まで耕して、緑の木々を茂らせ、花々を咲かせる。その絶妙のユーモアは、園芸に興味のない人を園芸マニアにおちいらせ、園芸マニアをますます重症にしてしまう。無類に愉快な本。ホントは、今年最初に読んだ北欧の旅の前、先に読もうと思っていたんだけど、、、植物男子ベランダーを知り、いとうせいこう著ボタニカルライフを経ての、やっとのこの本・・・(大げさ)翻訳本は、やっぱ苦手だなーと思いつつ、それでも"園芸家"はやっぱ違うっと思わずにはいられない、にやり、と笑える解釈がおかしかったっ園芸家、ともなると本当に一年中忙しいそして、ちょっとヒマになると、それは花がない時期・・・ええ、花をみたくて育てるんじゃないの~???って本末転倒な感じが、おかしい・・・でも、園芸家、って花と言うよりは、土と戯れて次何植えようかなーとか、土はどうしようかなーとかそういうこと考えること自体が楽しいんだろうな、と思うわけです。ヨーロッパの園芸家、って本気だわ・・・なんて妙なところで感心したりしてねそれと、庭事情が全然日本とは違うんだな、というのも感じます。私は、結構真逆というか花みたさに植えるからなー、土とかそこまで気にしないし。園芸家には程遠いわ【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】園芸家12カ月 カレル・チャペック/著 小松太郎/訳ちょっと斜め読み気味だったんでまた時期をおいて読んでみようと思います。
2016.02.14
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うわーー、全然書いてない・・・一応、本は継続して読んでますが、確かに進まないんだよね~朝の通勤時しか読まないのに、最近は眠くてすぐ読むのやめちゃうし旅屋おかえり 原田マハあらすじあなたの代わりに、全国どこでも旅に出ます!唯一のレギュラー番組「ちょびっ旅」が打ち切りになった売れないタレント・丘えりか。ひょんなことから、病気などの事情を抱えた人から依頼を受けて、代わりに旅をする「旅屋」を始めることに。著者の作品は、楽園のカンヴァスを読んだのが実は初めてだったんだけど、、、、それを読む前に、期待しすぎていたというかもちろん面白かったんだけど、なんとなく物足りない気がした・・・のも事実。じゃあ、あたしは何を小説に求めてるんだろう???なんて、最近思ってしまうんですが、これは原田作品3冊目・・・かな?なんというか、心配せずに読める本、というのかな。どうなるんだろう、と思いつつ、きっと収まるところにハッピーエンド、と思って読みすすみ、そしてちゃんとおさまる、そういう意味では安心して読める本。そんなうまい話、あるわけないじゃん、とか多少思っちゃうけども。こういうタレント、世の中にごまんといるんだろうなぁ~なんて、なんとなくテレ東のイメージもちつつ、読んじゃった。でも、旅を題材に旅をしたくても、自分で出来ない事情がある、そのひとの代わりに旅をするなんて仕事?ありそうで無いというか・・・そんな発想は面白いかな。なんというか・・・息抜きにはとてもいい感じでした。沈むことがあっても、また上がるかもしれない、なんて元気が出るというかね。旅屋おかえり 集英社文庫 / 原田マハ 【文庫】【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】旅屋おかえり 原田マハ/著
2016.02.14
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