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というわけで、今年最初の読破(?)結構前だけど。北欧の旅 カレル・チャペックあらすじ故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャベックは多くの旅行記を遺している。その優しくユーモラスな筆致は、深い悲しみと叡智を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は1936年、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーを巡った記録。船と鉄道と車で、原始の面影を残す森やフィヨルドをたどり、壮大な自然と素朴な人間の暮しを感動いっぱいに描く。イラスト多数。てなわけで、別の本を読みたいんだけどまずはこれ、と思って読んでみた。読んでみる、というよりは見てみる?たくさんイラストがあって、可愛らしいんだよねーへたうま???へた???【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】北欧の旅 カレル・チャペック/著 飯島周/編訳ちくま文庫 ち8-5 カレル・チャペック旅行記コレクションオランダ絵図/カレル・チャペック/飯島周【後払いOK】【1000円以上送料無料】ちくま文庫 ち8-3 カレル・チャペック旅行記コレクションスペイン旅行記/カレル・チャペック/飯島周【後払いOK】【2500円以上送料無料】【楽天ブックスならいつでも送料無料】イギリスだより [ カレル・チャペック ]イラストが多いし、エッセイなんでさらっと読めるんだけど、、、やっぱり翻訳版って、なかなか頭に入らない私
2016.01.24
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続いて本ネタ。これが昨年読みきった最後・・・今読んでるのは読み終わらなかったからさ年間33冊だなんて・・・少ない、少なすぎる終末のフール 伊坂幸太郎あらすじ八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。これも、中古の新書版で読んだのであらためて中古の文庫を買いなおして久々に読んだ。実際に、あと8年で地球がなくなりますと言われたら、世界は平常じゃいられないだろうね。いくら日本人だって、この話の中にあるように暴動を起こしたり、やけになって犯罪にはしったり、政治も経済もうまく機能しなかったり、、、きっとそうなるのでは。その一時期の荒れた社会がちょっとだけ落ち着いた頃の話ですがそれでも普通じゃいられない気がするのに少し達観したのか?生き延びた人たちが、精一杯平穏に生きようとする、そんな姿に不思議な感じがしました。感動した、とかそういうんじゃなくて、正直不思議な気がしたんですね。多分、実際そんな世界なら、自分は普通でいられるかわからないから実感がわかないのかも。だから、暴動のなかしっかり生き延びて、残された日々をどう生きていこうか、と毎日を葛藤しつつも平穏に生きていこうとする姿は強いなあ、って思います。それだけは、ホント思う。やっぱ、人って強くないとだめかな。強ければ優しくもなれる気がして。とにかく、いろんな不思議な感じがする話です。伊坂作品によくみられ、私は結構好きなパターンの、何組かのエピが少しずつシンクロするタイプの話です。終末のフール 集英社文庫 / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【文庫】 【500円クーポン配布中!】終末のフール/伊坂幸太郎【後払いOK】【2500円以上送料無料】
2016.01.02
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さて、去年アップしきれずにためてしまいました。もう年もかわってるのですが、、、平成大家族 中島京子あらすじ東京都内の閑静な住宅地に<昭和の一軒家>を構える、「平成大家族」の緋田家。歯科医を引退した龍太郎、妻の春子、認知症の春子の実母・タケ、引きこもりの三十路の長男・克郎の4人暮らし。いろいろあっても、大きな波風なく暮らしていました。が、夫が会社経営に失敗した長女逸子一家、離婚後に妊娠した次女友恵・・・二人の娘たちが平成ならではの問題を抱えて「複数」となって舞い戻り、緋田家は期せずして四世帯同居大家族になってしまいます。さて、この一家はうまく暮らしていけるのでしょうか?家族それぞれは、実際何を思うのでしょうか?父親の事業失敗により、有名私立中学から公立中学に転校となった逸子の息子さとるの苦悩(「公立中サバイバル」)、満州にいた戦中の記憶と現在が混同するタケ(「時をかける老婆」)、お腹の子の父親が誰かを両親に告げられない友恵(「酢こんぶプラン」)など、家族の事情がくっきりユーモアたっぷりに描かれます。(集英社)歯医者を営んでいた、離れを持つ家なので少しは余裕のある家族・・・とおもうけれども長男は家を継ぐどころか引きこもり、そのうち長女、次女、と出戻り状態でわらわらと集まってきてあっという間に大家族になる、という物語。あまりにも事情を抱えた子どもたちが集まってくるんでどう収拾つくんだろう、、、って思うけど、それなりに本当に収拾つくからね。結局、困難だと思える状況でも、それなりに活路を見出してどうにか前に進んでいく。まあ、逸子の息子さとる以外は大人なわけで、それなりにどうにか出きる年齢ではあるんだけど。ひきこもりの長男、克郎の展開がちょっと意外だったけど人って引きこもっていても、理解してくれる人、元気をくれる人がいたら、状況を少しずつ変えることができるんだな・・・なんて、明るい気持ちにもなりました。もし自分が逸子の立場、友恵の立場だったらどうするだろう、とちょっと考えたりもしたけどなんか気がついたら収まるところにおさまっていてちょっとほっとするというか、、、途中はどうなるんだ?って思うけどそれなりに人って前に進むのね、、、って思える話でした。 平成大家族 (集英社文庫) (文庫) / 中島京子
2016.01.02
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うわー、ホント今年は進まないなー本全然読めなかった・・・・これは、そんなに分厚くなくて小説でもなくて、なんか新鮮だったかも・・・残酷な王と悲しみの王妃 中野京子あらすじメアリー・ステュアート(スコットランド女王)マルガリータ・テレサ(スペイン王女→神聖ローマ皇后)イヴァン4世(モスクワ大公・全ルーシのツァーリ)ゾフィア・ドロテア(イギリス王ジョージ1世妃)アン・ブーリン(イングランド王妃)といった、ヨーロッパの歴史に名を刻んだ王や王妃たちの波瀾万丈な一生を、独自の視点でたどる。肖像画など関連絵画のカラー図版多数掲載。実は、初中野京子でした。どちらかというと、絵画の解説本らしいですね。私は文庫だから、絵も小さいしカラーじゃないんだけど。国内外問わず、歴史が苦手な私ですが、いつの時代でもどんな世界でも、歴史や政治の大きな舞台には、女性が絡んでる。そして、かなり血なまぐさい・・・映画では、マリーアントワネットと、ブーリン家の姉妹を見ましたが、もっともっとどろどろしてるんだろうなぁ~・・・どうかんがえても、えぐいし。そういう時代にそういう社会に生まれ、将来どこかの王妃に、と育てられた女性たちは何を思って生きていたんでしょうね・・・もちろん、それが彼女たちの常識で世界で思考でなんの不思議もなかったんだろうけど、、、かつての妻を平気で処刑する王もすごいが、なんというか、、、そして、それにまつわる絵画も、その裏にある王家とか見える以外のものが多くて重くて、、、滅多に読まないタイプの本なので、結構興味深く読みましたが、なんたって、人物関係が複雑すぎて途中でわからなくなっちゃう。かなり近親者同士の婚姻が行われていたらしく、それは一族の血を濃くするため、結びつきを強くするため、、、らしいが、そりゃ長生きしないよねえ~衛生状態も悪かった時代、子どもも長生きできず、出産したら自分の命も危ない時代。しかも、結婚相手の王子や王は、フォローしないことも多いみたいで。過酷な時代だよなあ~、、、それが普通だったにしても。何とも言えない感じもあったし、映画というか、なにかわかりやすい形で?見てみたい感じもしてしまった。【楽天ブックスならいつでも送料無料】芸術家たちの秘めた恋 [ 中野京子(ドイツ文学) ]【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】マリー・アントワネット 上 シュテファン・ツヴァイク/〔著〕 中野京子/訳怖い絵 角川文庫 / 中野京子 ナカノキョウコ 【文庫】【送料無料】 ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション 【DVD】【楽天ブックスならいつでも送料無料】マリー・アントワネット [ キルスティン・ダンスト ]
2015.11.29
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さて、このまえ試験が終わったんで電車の行きかえりは本を読めます。今回は、また大きな本で一度読んで文庫を中古で買いなおしたもの。砂漠 伊坂幸太郎あらすじ大学で出会った5人の男女(北村、鳥井、西嶋、南、東堂)がボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決などを通じて互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。 自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代が爽快に描かれている。読みやすいです。そして設定が学生だから、ああ、学生時代ってやっぱり面白かったな、、、といろいろ思い出したりもします。季節を追って話が進んでいくんだけど、最後の最後に、それは1年の四季ではなく1年づつの季節(わかる?)で、最後まで読むと、最後の冬は4年生になった冬、というのがようやくわかります。バカなことをして、後悔して、それでも前に進もうと何かに挑戦して友達に恵まれたんだな、と気づいて、、、大きな事件もあるし、首突っ込まなきゃ巻き込まれなかったのに、と思うことも起こるけどそれでも、こういう学生生活は、社会という砂漠に放り出される前の、オアシスだったな・・・と改めて思ってしまう。紅実は大学進学ではなく技術系の専門学校に行きたい、とずっと言っていて、でも社会に出ると学歴ってシビアだし、自分の経験上、もっと視野を広げて無駄だと思える時間も過ごすのがいいのではないか、とずっと思っているからちょっと進路に関してはまだ意識が一致してないんだけどこういうの読むと、ますますそう思うんだよなあ・・・とか、いろいろ考えながら読んじゃった。大学って、それまでは変わったやつ、と思って遠ざけていた人ともなぜか友達になれちゃったりする、不思議な空間。私も在学時代に西嶋みたいなのがいたら、友達になっただろうか?東堂みたいに、一見変わり者の西嶋のいいところをいち早く見つける、そんなことができただろうか。どちらにしても、ひととのかかわりは、大事なんだよな・・・最近つくづく実感するし、読んでいて確信しました。合計5,000円以上のお買上げで送料無料!【中古】砂漠 (Jノベル・コレクション) /伊坂幸太郎【メール便送料無料、通常24時間以内発送、午後1時までは当日発送】【中古】 砂漠 / 伊坂 幸太郎 / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2015.11.14
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うわー、今年残り2か月なのにまだ29冊…今読んでるのが30冊目…少ないマリアビートル 伊坂幸太郎あらすじ酒浸りの元殺し屋「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた悪魔のような中学生「王子」に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線〈はやて〉に乗り込む。取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」は、車中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも紛失してしまう。そして、その身代金強奪を指示された、ことごとくツキのない殺し屋「七尾」は、奪った身代金を手に上野駅で新幹線を降りるはずだったのだが……。登場人物は、グラスホッパーに出てきた鈴木先生以外、みんな殺し屋なんだけど、、、なんか感情移入してしまうのが不思議。とてつもなく強いのに、不運を呼び込むような運命の七尾が予定通りに新幹線から降りられなくなって頑張って降りてー!って、つい応援したくなってしまったり、悪魔のような中学生王子は、だれか早くこらしめて!と思うし、その王子に復讐しようとして結局やられそうになる木村もなんとか生き延びて、息子と再会して!って思うし・・・同じ新幹線の中で、立場の違う殺し屋たちと、実は一番たちが悪いんじゃないか、という王子も絡んで死体もどんどん増えて、何それ?状態なんだけど盛岡までの間に、どうあれこれ決着つくのか先が気になってどんどん読んでしまいます。実はこの作品、結構伊坂作品にハマった最初の頃出会ったんで新刊で買ってる。大きいの。なんで今回は、新古文庫を購入して久々に読んでみた。たくさん犠牲者もでて、状況としてはすごいんだけど最後はそれなりにスカッとするんだな、不思議と。ネタバレですが、、、↓↓↓孫を心配した木村の両親が途中から新幹線に乗り込んでくるんだけど実は彼らは引退しているとはいえ、伝説の?業者(殺し屋)だった、大人を翻弄して嘲笑っていた王子も、結局は彼らにやられ、消息不明(生きたまま切り刻まれて海へ、、、らしい)その両親に協力して木村の入院中の息子を守り、ついでに意識まで回復させ、新幹線にメッセージも送った繁、王子にやられたと思ったがしぶとく生き抜いた木村、、、おそらく、時々応援してしまう奇妙な殺し屋たちのラストがそれなりによかった・・・と思えるものだったのとすっかり隠居生活で、孫のことが可愛くて仕方がない普通の祖父母、と思っていた木村の両親が、実は・・・という部分が結構キモかな。長く生きてるだけですごいんだ、というのは大人を小ばかにしている生意気な子どもには実はわからないかもしれないけど、逆に大人には、妙な実感があってなんだか心に残る。殺し屋じゃなくてもね。私が最初に読んでハマるきっかけになったグラスホッパーが今映画となって公開になりますがイマイチ配役が納得いかなくて・・・グラスホッパーも、殺し屋だらけなのになぜか感情移入してしまう話で、本作に出てきた鈴木先生やスズメバチ、槿が登場します。物騒な話だけど、知らない世界をのぞいてるような不思議な感覚。登場人物が絡み合って、行きつく先がどうなるのか気になる、そんな感覚が続く作品なので、どちらも素直に面白くて、好きな作品です。電車でさらさらと読むにはうってつけ。【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】マリアビートル【電子書籍】[ 伊坂 幸太郎 ]グラスホッパー 伊坂幸太郎 /出版社:角川書店
2015.11.01
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先週読み終わって、今は違う本に突入してますが、、、2冊読むの、時間かかったなぁ~世界の終りと ハードボイルド・ワンダーランド(下)村上春樹あらすじ高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国、下巻。久しぶりに読んだけど、何年か経て読んでるのにやっぱり作者の意図するところの何割も理解できてないんだろうなあ・・・と改めて思ってしまった。え、これで終わり???ってやっぱり思ったもん。僕と私が、どこでうまく交錯するんだろう、と思っていたけど具体的な描写がないまま残りページがどんどん無くなり、彼らのパートナー的な女性も、つながりがあるんだろうと思いつつやっぱり具体的描写がないまま、終わってしまったという感じ。もう一つの共通点が、動物の頭骨。絶対につながりがある、とわかるんだけどはっきりと僕と私がつながりそうでつながらないから・・・ただ、時系列や空間がどうなってるかわかりにくけど、私が脳を操作されて今の世界から別の世界で生きることになる、それが僕の世界なんだろうか、とかなんとなく・・・想像はできる。世界の終りで出てくる動物たちの骨が、ワンダーランドで生きているわたしの手元に届くこともあれば、ワンダーランドで起こったことを、世界の終りの主人公が遠い記憶のかけらと感じることもあるという、不思議な交錯の仕方をするこの話、ユングの心理学も応用しているのではないか、と解説されてるサイトもありとにかく解説サイトいろいろあります。でもでも、それ読んでもイマイチ自分にはしっくりこない。それだけ、読み解こうと思えば深いと言えるし示唆していることが多いというか。だからこそ、実際に読んでこの不思議な読後感を味わうことをお勧めしたいわけですね。私の感想では、伝えきれません・・・(まあ、どの本読んでもそうなんだけどさ)【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上 新装版 村上春樹/著 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下 新装版 (新潮文庫)[本/雑誌] (文庫) / 村上春樹/著【楽天ブックスならいつでも送料無料】世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド新装版 [ 村上春樹 ]
2015.10.18
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懐かしの本を読むシリーズ?今週は下巻突入です~世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド村上春樹あらすじ 高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国、上巻。これ、いつ読んだんだろう?学生時代かも???あまりにも昔すぎて、ほぼ忘れた状態で久々の村上作品。やはり文章がさらさらと入ってくるわけではないところが集中力を必要とする作品で、時々眠くて進まなくなるんで、1冊読むのに時間かかってしまった。でも時々とても読みたくなるんですよね、村上作品。なんていうか、登場人物とか設定とか普通の人って感じなのに、読んでいくと不思議な世界の話だったりしてこの作品もそうなんだよね・・・"私"も、不思議なビルの地下に行くまでは技術者みたいな感じなんだけど、シャフリング、計算士、やみくろ・・・映画みたいな世界が広がってて、そこに生きてる人物で・・・でも、読む本とか聞く音楽は、この世界のもの。だから妙な気分になるのかな・・・僕と私の世界がどこでどのように交わるのか、共通点がとてもあるのになかなか予想出来ないところも面白い。上巻は、"私"がかなりやばい状況になっていて、どうなるんだ??で終わってしまってるんで明日から下巻、楽しみなのだー【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上 新装版 村上春樹/著メール便送料無料!【中古】 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 / 村上 春樹 / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】最近、帰りの電車は試験のテキスト読んでばかりなんで朝の20分くらいしか本読んでなくて、、、実はまた中古で、 単行本でしか持ってない伊坂作品とかちょっと読んでみたかった本など、さらっと読めそうな文庫、いろいろ控えているので、、、集中力が散漫になってるからこの週末はそこそこ休めたし、明日から頑張るぞー
2015.09.27
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続いて、、、、またまた本ネタ。どんだけためてるか自分の覚書程度なんで、まあ気にせず気にせず・・・ラッシュライフ 伊坂幸太郎あらすじ己の美学を貫く、孤島の泥棒「黒澤」。道を見失い、神に助けを求める青年「河原崎」。不倫相手と、邪な計画を進めるカウンセラー「京子」。仕事も家族も失い、街をさまようサラリーマン「豊田」。4つの人生が交錯するとき、生涯でたった一度きりの「特別な一日」が訪れる。別々の人物なんだけど、ちょっとずつシンクロしていてそれを結ぶのは、好きな日本語を書いてください、と駅前に立つ外国人女性であったり、一見くたびれた野良犬であったり・・・先ほども書いたけど、伊坂作品にはほかの作品に出たキャラがその作品に登場することが多いんですが、黒澤もその一人で、、、そして黒澤好きの伊坂ファンは多いように思いますねー空き巣っちゃー空き巣なんだけど、なんかカッコいいわけで。黒澤の話は、最後の最後までからくりに気づかず、最後にあーー!って感じ。豊田の話も、なんか応援してしまうし、なんとかうまくいかないだろうか、と思うだけど、どんなに窮地に追い込まれても金では買えないものがある、とハッキリした意思があって、ラストはちょっとすがすがしい。オムニバス形式で、複数の話がどこかでつながってるような話、結構好きかも、と改めて思える話でこれも久々に読んだけど新鮮だった・・・映画化されてますが、それは伊坂ファンには評判悪いみたいですね・・・私は録画持ってるけど、まだ見てないなー新潮文庫ラッシュライフ/伊坂幸太郎【後払いOK】【2500円以上送料無料】ラッシュライフ 【DVD】
2015.09.27
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ちょっと新作とか新しく入手の旧作に尽きて昔の本読み返し期間中です・・・魔王 伊坂幸太郎あらすじ会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。とありますが・・・舞台は普通に現代の東京であったり仙台であったり、なので一見不思議な感じはしないのですが、出てくる人物はちょっと普通ではなかったりするので妙なファンタジー感?があります。安藤が犬養に近づき、何かできるのだろうか?と思うんだけど、怪しい、怪しすぎる行きつけのバーのマスターに結局阻止され、そのうえ死んでしまう。で、二人きりの兄弟だった弟とその彼女(5年後は結婚してる)に主人公が映るんですが、え、ここで終わるの??という感じがあります。安藤が持っていた能力は、目立つものではないし使い方によっては何の意味もないもので、もしかして自分の周りにそんな人が?と思わせるような、日常と隣り合った感があってそれが妙な現実味もあったりしてこれどうなる?って読み進む感じ。はっきりしたエンディングが欲しい人には、もやもや感が残って、精神衛生的にはよくないかも?題名の意味は。。。と漠然と考えるのも読後ひきずる要因の一つだなあ~伊坂作品にはまった初期のころに読んだので、もう結構内容忘れていて、新鮮に読めましたねーやっぱ、時間おいてまた読むのがいいな、小説は。伊坂さんの作品って、ほかの作品でも出てきたキャラが時々ちょこっと出てきたりするんだけどこれもそうなので、作品をたくさん読んでいれば読んでいるほど、あ、このキャラ・・・っていう、本筋とは別の楽しみがあります。【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】魔王 伊坂幸太郎/〔著〕魔王 / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【単行本】
2015.09.27
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このネタ、おっそろしく書いてなくてびっくりしたっ本読むペースもかなり落ちてるし・・・今年はぜんぜん進まないなあとほほです。しかもこれ、とっくにアップしてると思っていたイニシエーション・ラブ 乾くるみあらすじ僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。先に映画の存在知って、娘たちがあーだこーだいいつつ見に行って、、、、のあとに読んだ、というのもあるんだけど・・・・そんなに驚かなかったかも。なんつーか、いわゆるトレンディドラマなノリを否めなかったし結局二股な話?って感じでしたな。てか、多分私は作者の意図通りに驚いてないような・・・途中、わかりやすい伏線だなーとか思った割に、最後の最後で出てきた名前が、誰?って最初思ったからな結局よくわかってなかったアタクシ・・・イマイチ入り込めてなかった、ってことなんだろうか・・・唯一、話の進み具合がside-Aとside-Bから成っていて、各章のタイトルはそれぞれの内容を象徴する曲名になってるんだけどそれが結構世代的にドンピシャ(表現フルっ)なんで時代設定もすごくよくわかるもんだからその辺は入り込めたかも?ケータイのない不便さと便利さ、などもよくわかる話。自分が学生時代だった頃を思い出す、という点ではちょっと懐かしかった・・・まとめて書いてあったサイトから拝借すると、(本見て打つのがめんどくさい)side-A揺れるまなざし (小椋佳)君は1000% (1986オメガトライブ)Yes-No (オフコース)Lucky Chanceをもう一度 (C-C-B)愛のメモリー (松崎しげる)君だけに (少年隊)side-B木綿のハンカチーフ (太田裕美)DANCE (浜田省吾)夏をあきらめて (研ナオコ)心の色 (中村雅俊)ルビーの指環 (寺尾聰)SHOW ME (森川由加里)モテキでもそうなんだけど、自分世代の曲名とか書いてる、引用してるような作品にはどうも私は弱いようですあまり読まない作家さんだから、1冊くらいいいかな、って感じでした・・・メール便送料無料!【中古】 イニシエーション・ラブ / 乾 くるみ / 文藝春秋 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】 セカンド・ラブ (文春文庫)[本/雑誌] (文庫) / 乾くるみ/著 スリープ (ハルキ文庫) (文庫) / 乾くるみ/著Jの神話 文春文庫 / 乾くるみ 【文庫】
2015.09.27
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ページ数が少ないことと、これは映画先に見てるんで、、、あっという間に読んでしまった~異人たちとの夏 山田太一あらすじ壮年のシナリオライターの原田は妻子と別れ、マンションに一人暮らし。ある日原田は幼い頃に住んでいた浅草で、彼が12歳のときに交通事故死した両親に出会う。原田は早くに死に別れた両親が懐かしく、少年だった頃のように両親の元へ通い出す。 同じマンションに住む桂という女性にも原田は出会う。不思議な女性だと感じながら彼女と愛し合うようになる。 しかし二つの出会いと共に、原田の身体はみるみる衰弱していく。(以上Wiki)大林宣彦監督の映画版を、自分がみた邦画の中ではかなり繰り返し見たほうだと思います。なんだろうか、なんか残るものがあるからだろうか・・・配役も合ってたと思われたんでしょうね、亡くなったお父さん役の片岡鶴太郎さんが、それまでの芸人の姿と違っていて、新鮮だったのもあるし。最後に一緒にすき焼きを食べるところで、結局全然すき焼きに手を付けず、原田を息子として心配する言葉、自慢に思っている、という伝えきれなかった親の気持ちだけを残し、箸をおいたまま消えて行ってしまうラスト付近が、映画でも、そして文章でもうるっとしてしまいました。話し言葉が、時々不思議な部分があって作品にしっかり入り込んでないと、どういう流れでどういう感情で、今の会話は発せられたのか、なんて思う会話文が時々ありました。山田太一作品はドラマを見てることのほうが断然多いけど時々不思議な言い回しがあるので、はっとします。仕事に追われて、妻子と別れて、なんとなく先を見失いがちに、粋がってきたような原田が幽霊?とはいえ親に再会して子ども扱いされ、それによって甘える気持ち素直になる気持ちを取り戻す、そういうのってわからなくもない。結局ケイも実は幽霊で、原田の体力を奪っていたのはケイがほとんどでは?手結末ですが、ホラー的な感じがなくもない話であり映画でもそのラストはホラーっぽいと言えなくもないけどやっぱり親子の絆を思うと、切なくなる作品で・・・原作読んでみて、やっぱ面白かったです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】異人たちとの夏 [ 山田太一 ] 異人たちとの夏/風間杜夫【後払いOK】【2500円以上送料無料】【送料無料選択可!】異人たちとの夏[Blu-ray] / 邦画
2015.07.26
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読んだのは、あっという間だったんだけど、、、アップが遅くなりました。舟を編む 三浦しをんあらすじ【辞書】言葉という大海原を航海するための船。【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。 (以上光文社)多分、最初に知ったのは、まだBSで王様のブランチやってた頃・・・本紹介するコーナー結構面白かったのになーそんで、そこで面白そう、と思い文庫になるまで待っていたらその前に映画化されちゃったけどね。まだ見てないけどでも、配役わかってるから、他の映画化作品同様、なんとなく頭に浮かべながら読んでたかも。とにかく、文章が読みやすい、ってのもありますが辞書を編纂する仕事、という知らない世界でありながらもなんだろう、この引き込まれ感?面白くてどんどん読んでしまった。真面目なマヂメ(馬締)くんは、これ以上ないくらいの辞書編纂者に適任のキャラで、一つ言葉の意味を聞いただけでその答え方がすごい。のに、読んでるほうも、そうか、と思って納得してしまうしそういう意味もあるのか、と驚くし。そんな不思議なキャラに、周りん人もどんどん引き込まれてる感じがなんか面白い。正反対の性格だと思った西岡も、とても馬締を心配して陰ながら力になり、なんかいいコンビ。辞書の完成を願って身を引いたのも、ちょっとほろっとしたり。後半、岸辺という若い女性が別部署から配属になったとき、馬締や香具矢を40代くらい、というんですがそんなに疲れて見えるということか?と思ったらとりかかっていた中型国語辞典「大渡海」の刊行計画がたちあがってからすでに13年も経っていた、というのがわかります。うわー、辞書って本当に大変なんだな・・・ということとか、好きじゃないと言葉に敏感じゃないとものすごい根気がいるんだなということとかたくさんわかります。辞書作りに人生をささげているような、監修の松本先生が、辞書の完成を見ずに他界してしまうのがなんともさみしくて、残念でした。もうそこまでくると、かなり感情移入してるからうわーー、死なないで~・・・と思う一方、状態的にはきっとダメなんだろうな、とその場にいるようにさみしくなってしまった。香具矢とは、それほど難しくもなくうまくいってのちに結婚しますが、きっと最初からお互いに合うタイプだったから言葉が少なくても一緒になるべくしてなったんだな、よかったな、馬締くんっって感じだったし。恋愛よりも、辞書編纂の話だから、それくらいの描写でよかったんだと思います。長文の"恋文" の件はかなり笑ってしまった。日本語、私も好きだし発音が汚い、言葉の使い方が間違ってるようなアナウンサーをテレビで見てしまうとイラッとする。かといって、普通に使っている言葉、どの正しい意味とか出典を知ってるかというと、そうではない。こういう風に、言葉に心血を注いで書物としてまとめている人がいるからこそ、調べたときになんらかの答えを得られる辞書というものが存在するんですね。知らなかった世界だからこそ、興味もあってとても面白く読みました。【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】舟を編む【電子書籍】[ 三浦しをん ]【送料無料】 映画『舟を編む』オリジナル・サウンドトラック 【CD】【送料無料選択可!】舟を編む [通常版][Blu-ray] / 邦画
2015.07.26
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いやーーー、相変わらずのスローペース・・・しかもこの本、なんかすごく時間かかっちゃった朝電車で立って読むんだけど、立ってんのに疲れて眠くて頭にあまり入らなかったのもあるかなあ~夜の国のクーパー 伊坂幸太郎あらすじこの国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない――。現代の日本に暮らす公務員の僕は、妻に浮気され、それを責めることもできずに釣りに出かける。が、なぜか気が付けば荒地に縛られていて、胸の上にはしゃべる猫が乗っていて話しかけてくる。その猫によると、自分の国が戦争に負けて敵に占領されつつあり、国のトップ(世襲制で独裁色は強い)冠人=カントが国民の前で殺された。国を救って欲しい・・・うーん、なんだこの不思議な話は???猫がしゃべって、鼠たちとの関係を説明したり、鉄国という敵に国の人間たちがひどい仕打ちを受けて、、、と最初は思うわけですがある時、僕は思うわけだ、自分の経験から・・・真実と思っていたことが本当に真実かわからない、と。最初、冠人は指導者として善人に思えた。彼がどうにか鉄国に対抗してうまくやるんじゃないか、と期待していたのに、あっさり殺されてしまう。ええ、、、、と思うんだけど、実は終盤そういうった印象とか思っていたことがひっくり返り、冠人が自分の保身しか考えてない身勝手な指導者だとわかるわけだね。そして、クーパーと言われる動く木、それを退治しに派遣される国の数名の男たちと彼らをまとめる複眼隊長。これも実態が見えない、不思議なシステム。鉄国の兵のトップ、片眼の兵長と言われていた人物が、実はもともと国の複眼隊長だった、とわかる終盤が、思っていたことがどんどん覆ってええ??ってなるんですなー薄々感じていたけど、荒地に縛られていた僕、は鉄国や猫たちがいる負けた国のひとたちより数倍体が大きくて、、、猫が頼んだように、国を守るのに一役買う。で、ガリバーよろしく、体の小さい人たちと交流を持ち、心安らかに過ごすわけで一見ハッピーエンド?でも、僕はその後どうなるんだろう・・・冠人の息子酸人は、もっとしょーもなくて、これはずっとしょーもないんだけど、その後どうしたのかとか猫と鼠はどうなったのかとか、、、なんかいろいろ、私には釈然としなくて。いろんなことを暗示してるようだが、イマイチ"??"が多い終わり方だった。読み込めば、そしてもっと読む側の私に知識があれば深い部分まで理解できるんだろうけども~最近の伊坂作品、私にはイマイチ難しい・・・夜の国のクーパー 創元推理文庫 / 伊坂幸太郎 イサカコウタロウ 【文庫】 夜の国のクーパー/伊坂幸太郎【後払いOK】【1000円以上送料無料】
2015.07.12
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ほんと、ペース遅いです・・・この前アメトーク!!!で読書芸人やってて、いろいろ本ネタやってたから新しい本も読みたいけれども・・・基本通勤時間に文庫で、なので新刊本はぐっと我慢っそれにしても、古すぎるけどね、ここ2冊のセレクトは遠い海から来たCoo 景山民夫あらすじ南太平洋、フィジー諸島のひとつ「パゴパゴ島」。パゴパゴ島のトンベルア酋長の許可をもらい、日本から移住した海洋生物学者の小畑徹郎とその息子である12歳の洋助はここに移り住んで3年。嵐の翌朝、洋助は珊瑚の潮だまりで50センチほどの生物を発見した。それは、1億6500万年以上前に生息していた水棲爬虫類(首長竜)プレシオサウルス(又はプレシオザウルス)であり、奇跡の生命の誕生に立ち会った洋助は、その瞬間から生物の母親役を担うことになる。徹郎の研究室に生物を持ち帰った洋助は、その産声から生物を「クー(COO)」と名付ける。時を同じくして、クーの母親であるプレシオサウルスの遺骸が別の小島に漂着する。洋助と徹郎は、フランスの核実験計画をめぐる同国諜報機関の暗躍を知り、銃をとる・・・最初は、フィジーで自然とともに暮らす親子の様子が楽しく、またCooの成長ぶりも面白いんだけど、一人の女性がやってきてからの中盤以降の展開は様子が変わって話も早い。フランスが南太平洋で行う核実験は、私もものすごく嫌悪感があって、一時期一人ストライキ(フランス産のものは買わないとか)していたくらいで。フィジーも3回ほど行ったし、ニューカレも2回、クック諸島、と南太平洋の島や海は大好きなんですが、勝手にヨーロッパが領有を主張してその傘下にあるところも多く、実際独立して経済的にもやっていける島国は少ないんだろう、と思います。にしたって、地下とはいえ太平洋の、自国のうんと遠い場所で核実験する、というのがどうにも許せない。なので、この話を読んだときは、たとえ小説でも結果がファンタジー過ぎても、ちょっとだけ胸のすく思い・・・景山氏の書く女性像は、前回のモンキー岬でも出てきたけど傾向は似てる。そして登場人物とくっついちゃう。まあ、それはおまけみたいなもんで、たいした描写もないので話の邪魔にはならないんだけどね。Coo(とその背後にある、一族が住んでるんじゃないか、と思われる海域)を巡って、核実験をしたいフランスとかそれを阻止したいグリーンピースとか、政治的なにおいもする後半は、スピード感はありますが戦闘的な部分は結構読み飛ばしたりして。前半と後半の雰囲気が結構変わるんだけどラストはとんでもないファンタジー要素もあったりして若いころに一回は読んでもいいかな、とも思う。文章も読みやすいしね。なので、百々椛に夏休み図書として読んでみれば?と言ってるとこです【中古】遠い海から来たCOO (角川文庫) /景山民夫、宇野亜喜良[単行本]【中古】【メール便可】遠い海から来たCOO / 景山民夫
2015.06.27
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読む本がちょっと滞ってしまって、昔の本を久々に読もうっと思い、手に取ったのはこれ。モンキー岬 景山民夫あらすじ落ちこぼれ医学生の小原陽と仕事にやりがいを見出せない広告代理店勤務の阿南康介。高校時代の同級生である二人は、久しぶりに六本木で会って近況を語り合うが、口を突いて出る言葉は愚痴ばかりにー。「もう、やだな、東京にいるの」意気投合した二人は、現実逃避ともいうべき日本脱出を決意。一路、西オーストラリアへ。彼らがアルバイトを始めた牧場のあるモンキー岬は、赤茶けた土と灌木と地平線に囲まれた茫漠たる大自然。だが…この岬にも『開発』という荒波が押し寄せていた。これ、いつ読んだんだろう・・・学生時代?もう少しあとかな?どっちにしても、もう20年以上前に読んだことになる。景山さんの作品は、遠い海から来たCooとこのモンキー岬が結構好きですがどちらも人間以外の生物に危害を加えようとする人間と守ろうとする人間の対立、という部分がありますね。主人公の男の子二人が、ちょっとバブリーな香りがするのはまあ時代だし仕方がないことなのかな、と。やたらと車や洋楽に詳しかったり、ちょっとした知識を披露する、その分野はなんかボンボン?みたいな?理由だって、今の自分の立場や仕事が嫌になった、ちょっと出かけちゃおうぜ、って感覚だし。でも、嫌がっていた代理店の仕事や医師の知識が結果広大なオーストラリアの地でいかせることができ、なんか目標ができて、それなりのハッピーエンド。無茶、っちゃー無茶だし、簡単にリゾート開発に立ち向かえるわけもないけど、それでも、若い力っていろんな可能性秘めてるんだな、なんてちょっと元気になるかも。メール便送料無料!【中古】 モンキー岬 / 景山 民夫 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】著者の景山氏、著書は結構あるんだけど、晩年、というか自宅火災で亡くなる少し前から宗教に傾倒したりして、なんか・・・なあ・・・って感じで(詳しくはWikiなど参照)でもやっぱり残念だったかもしれない。放送作家から作家になる人は今も結構いますが、多方面の知識があったり、文章が読みやすくてスピード感があったりで結構好きなんです。読んだ冊数が少ないんで、久々にもう少し読んでみたくなったな。
2015.06.13
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すでに次の本突入してますが、、、週初めに読み終わりました。れんげ荘 群ようこあらすじ月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう!キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業“旅人"という外国人好きのコナツさん・・・・・・と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長編小説。多少、バブリーな香りは漂うものの、楽に読めましたな。何度か読んだことがある、それなりの仕事をし、でも結婚せずにそれなりの年齢になった女性が、家族との確執がありつつ、それまでの環境を捨て一人で住み始める、というもの。ありがちっちゃーありがちなシチュエーションですかね。ぼろアパートとはいえ、それなりに趣がある、というのがまず、環境困難じゃないわけ。街自体も駅近くまで行けばおしゃれでおいしいコーヒー店もある、なんてさー実はそれほど大変な環境に飛び込んでないんじゃね?って感じ。まあ、だからこそ、悲壮感もなく本当に幸せってのは何だろう、っていろいろ考えることができる、つーか。母親とは確執があっても、兄家族とはそれなりに仲良く、とくにお兄さんはちゃんとフォローしてくれるわけだし。単純に仕事辞めて、家賃安いアパートに越して無職になっただけ、の話なんだよな~なんて、あれこれ斜に見てないで素直に読めばいいわけで。無駄に安易な恋愛もないし、最後の最後に、遊びに来てくれた姪が不安だった自分と自分の生活を肯定してくれた、というのがちょっとほっこり。どちらかというと、いろいろな過去があるクマガイさんとか自称旅人のコナツさん、隣に住んでいたけどそのうちいなくなってしまったおとなしい料理人見習いのサイトウくん・・・といった、数少ないアパートの面々がなんか面白かった。みんな我が道を行く、自分をしっかり持ってる人たちで興味深い登場人物だったな。自分の生活は、いやではないけど平凡だな、と思っていたら、読むとちょっと元気でるかも。ハルキ文庫 む2-3れんげ荘/群ようこ【後払いOK】【2500円以上送料無料】働かないの れんげ荘物語
2015.06.06
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ニュースで今、おしょくじけんでゆれるFIFA・・・って言ったのを汚職事件じゃなくてお食事券だと思った私・・・くっ、そう聞こえたのは、私だけではないはずっ梅桃が実るとき 吉行あぐり内容作家・故吉行淳之介、詩人・吉行理恵、女優・吉行和子。三人の特異な個性を伸ばし育てた母は、自身も美容界の草分けとしてひたすらに駆け抜け、89歳の今も美容師を続ける。15歳の結婚から始まった波瀾の人生。今年1月に亡くなった、女優吉行和子さんのお母さんで美容家、吉行あぐりさんの自伝です。NHK連続テレビ小説「あぐり」の原作となった本作は当時は特に見ていたわけでもないし、吉行さんのお母さん、ということくらいしか知らなかったわけですが今年亡くなった時に、なんか急に興味がわきこの原作本を読みたくて中古で購入したわけです。想像以上に太くて濃い人生でもうただただ感心してしまいました。戦争を体験してるわけだから、文章以上に大変な思いをたくさんしてるはずなのに、そういう愚痴的なことも大変だった、という内容もあまりなくあっさりとしてるもんだから、、、、学生だった若いころに、親のすすめというか半分政略結婚?的な形で、しかもほとんど結婚生活のような生活もなく長男が生まれたら今度はその息子を置いて東京の夫のもとへ岡山から上京し、もう本当に波乱万丈ってこういうことなんだろうか、と思うような人生です。かといって、流されているのかというとそうでもなく自分で臨んで美容家に弟子入りし、戦前の日本ではほとんど居なかった美容家になって独立して開いた店が自宅のある市ヶ谷だったこともあって上流社会?の奥様方相手に仕事をして人脈も自然とできていくんだけど基本はその人柄がなせる業。つくづく思うけど、やっぱ人とのつながりって自分いかん、なんだよなあ・・・類ともってよく言うけど、自分がどんな人間かでやはり周りの人も変わってくるというか。逆に、友達見ればその人の人となりもわかる気がします。この本が書かれたころはまだご存命で亡くなられたのが107歳、80代になっても旅行に行くくらいのお元気さで、、、そういう年齢の重ね方、したいなあ、と。子どもに対して、あんなふうに寛大に?大きく構えることができたなら、もっと娘たちものびのび育ったんじゃないだろうか、と反省もしています。明治生まれの女性の強さ、もうあまり見聞きできなくなってるからこういう本って貴重なのかもね。梅桃(ユスラウメ)が実るとき/吉行あぐり【後払いOK】【2500円以上送料無料】【送料無料選択可!】「あぐり」その後 吉行あぐり103歳と家族の肖像 (単行本・ムック) / 阿部 和江 著《送料無料》矢部達哉/NHK連続テレビ小説 あぐり オリジナル・サウンドトラック(CD)【送料無料】 田中美里・野村萬斎 NHK連続テレビ小説 「あぐり」 完全版 DVD-BOX 05P30May15
2015.05.30
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毎回書いてびっくりだけど、まだ16冊目・・・(今読んでるのが17冊目)少なっグアテマラの弟 片桐はいりあらすじグアテマラの古都・アンティグアに家と仕事と家族を見つけた年子の弟。ある夏、姉は十三年ぶりに弟一家を訪ねる旅に出た。まばゆい太陽とラテンの文化で、どんどん心身がほぐれていく。そして陽気に逞しく暮らす人たちと過ごすうち心に浮かんだのは、外国を知らずに逝った父、家事にあけくれ続ける母のことだった。旅と家族をめぐる名エッセイ。なんつーか、前回もぎりよ今夜も有難う読んでから、すっかり妙にツボってしまってやっと2冊目読みました。出版は、わたしのマトカグアテマラの弟もぎりよ今夜も有難うという順ですが、はやく最初の著書も読みたい~なんていうか、とても恥ずかしがりやで日本的な考えをもっている部分と大胆で行動的、好奇心旺盛な部分とが入り混じっていてほんと面白い。そして、映画(小野寺の弟・小野寺の姉)の頃に向井理・片桐仁と出演していた番組でこの弟のことを話していて、確かに興味深かったんでやっと読めて腑に落ちたっつーか納得したっつーか・・・日本人にはなかなか馴染めないようなラテン系の人柄や生活パターンに、やたら馴染んでいる弟に驚きつつもたまたまとれた長期休暇でこれまた居心地よく滞在するはいりさんの肩の力が抜けた旅行記、やっぱ面白かった。全体的に、じんわりニヤニヤなんだけど時々すごく面白いんで、電車で読むときは気を付けないとね【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】グアテマラの弟【電子書籍】[ 片桐はいり ]【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】もぎりよ今夜も有難う【電子書籍】[ 片桐はいり ]ネコポス発送可 (出演) 松田龍平 酒井若菜 松尾スズキ 忌野清志郎 小島聖 塚本晋也 尾美としのり 田辺誠一 片桐はいり【中古】DVD▼恋の門▽レンタル落ち 【リユース】【中古】那須少年記[DVD]/太賀 杉本哲太 塚田健太 前田敦子 片桐はいり 平山あや(平山綾) 小野寺昭 萩原聖人 岸本加世子
2015.05.24
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いやあ、ほんと今年は読書がすすまない・・・完全に通勤帰りのスマホのせいだまあしゃーないな、期間限定だと思うし、スマホで見たい話題やLINEがあるのもノーライフキング いとうせいこうあらすじ1988年に発表されベストセラーとなった、いとうせいこうデビュー作。家庭用ゲーム機「ディス・コン」が普及した時代。小学生の間には、学校や専用電話や学習塾のネットワークを介し(作品発表当時は携帯電話が普及していなかった)、ディス・コン用ゲームの攻略情報交換を主目的とした独自の情報網が構築されていた。ディス・コン用ゲームの中でも、ロール・プレイング・ゲーム「ライフキング」はキラーソフト(ディス・コン普及を牽引したゲーム)として爆発的なブームを生み出していた。それは現代日本を舞台とし、主人公の小学生が呪われた世界を解放するゲームで、近所の怖い大人や教師と言った身近な大人を「敵」とした舞台設定や、ゲームの完全攻略に必要不可欠な「裏技」、公式には未発表の「異なるヴァージョン」の存在と言った隠し要素が子供たちを魅了したのだ。 独自の情報網で攻略情報を交換し合う子供たちの間では、「ライフキング」のヴァージョンの中に、クリアできないと呪われてしまうヴァージョン「ノーライフキング」があると、まことしやかに囁かれていた。小学校4年の大沢まことは、仕事をもつ母親と二人暮し。彼もまた、「ライフキング」の攻略に熱中していた。そんな中、夏休み前の終業式で、まことの通う小学校の校長が、「ライフキング」に登場する敵とそっくりの台詞を吐いた直後に突然死する「事件」が起こる。その姿がゲームのオープニングに酷似していたため、いつしか学校内では「校長の死はノーライフキングの呪いだ」と噂されていた。その校長も生前、このゲームを批判していた人物であったという。「呪いを解かなければ自分や家族共々死んでしまう」という不気味な噂はいつしか広がり、まことを始めとする日本中の小学生は「ライフキング」を手本に、現実世界の「ノーライフキング」の攻略方法を探り始める……(以上Wiki)いやーー、最初に読んだのは確か学生時代、元カレに本借りて読んだんだったと思う。ベランダー見たり読んだりしてから、いとうせいこう氏作品を読みたくなって、それでこれを入手して読んでみたわけです。すっかり内容忘れていたけれども、あの当時、まだまだパソコンも普及してなかったし、ゲームといえばファミコン、スーファミ程度?ゲームしないから詳しくはないけど、確かにその当時の小学生中学生は、ゲームに夢中だったかもしれない。今に通じるような設定と内容で、改めて先見の明というか視点の鋭さに驚いた。そして、結構後半は現実の世界とゲーム世界が交錯してん???ってなってしまった・・・ちょっと私の理解力が欠けてしまっている・・・時間おいて、もう一回読まないとそこで終わるの??みたいな感じで意図することがすべてわからなかったかも・・・ちなみに、上記Wikiのあらすじは市川準監督で1989年に映画として公開もされててそのあらすじです。ほとんど知ってる役者さんが出てないというか、印象もあまりないんだけど、原作の内容からすると、映画化は必然、な感もありますね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ノーライフキング [ いとうせいこう ]☆当店スタッフオススメ☆☆激レア☆srv4810 ノーライフキング 出演:高山良 鈴木さえ子 斎藤ネコ 監督:市川隼 【VHS】【中古】【ビデオです】【楽天ブックスならいつでも送料無料】ノーライフキングノミュージック [ 鈴木さえ子 ]
2015.05.17
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ええと、アップ遅くなったけど先週読み終わった本です。今はまた別の本に入ったけど、今週は通勤時間が無いから~読んでない~~かもめ食堂 群ようこあらすじ(映画のあらすじから)サチエはフィンランドの都市・ヘルシンキにて、「かもめ食堂」という日本食の食堂を営んでいる。しかし、近所の人々からは小さい人のおかしな店と敬遠され、客は全く来ない。そんな折、食堂にやってきた日本かぶれの青年・トンミからガッチャマンの歌の歌詞を質問され、思い出せず悶々としていたサチエは、町の書店で背の高い日本人女性・ミドリを見かける。意を決して「ガッチャマンの歌詞を教えて下さい」と話しかけると、ミドリはすぐに全歌詞を書き上げた。旅をしようと世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだったというミドリに縁を感じたサチエは、彼女を家に招き入れ、やがて食堂で働いてもらうことになる。ミドリは食堂を繁盛させようと様々なアイデアを出すが、一方でサチエはかもめ食堂のメインはあくまで「おにぎり」であるというポリシーを持っており、譲らない。だが、ある日思い立ってシナモンロールを焼くと、いつも遠巻きに見ていた主婦たちがその匂いに釣られて来店し、その日を境に少しずつ客が入るようになる。そんなある日、マサコという日本人旅行者がかもめ食堂を訪れる。マサコは介護していた両親が亡くなった後、ある時ふと目にしたテレビでフィンランドのエアギター選手権を知り、おおらかな国民性に惹かれてフィンランドまでやって来たのだった。空港で荷物を紛失して足止めを受けていたマサコは、荷物が見つかるまでの間、観光をしながらかもめ食堂へ度々来店し、そのうち食堂を手伝うようになる。この原作本、初めて読みました。てか、群ようこ作品自体、初かも・・・こうしてみると、映画はほぼ忠実に作られていたなぁ~家具や雑貨など、ビジュアルで見ると楽しめるものが形になっていた、という意味では、映画もなかなかよかった。そして、配役知って読む原作は、頭に入ってき易かったし。話としては、、、、そんなにうまい話はないだろー・・・ていうか、ちょっとバブルな感じがしないでもない。サチエはまあ、もとからの覚悟で資金やら技術やら意志もあって店を切り盛りしてるけれども、ミドリやマサコは、サチエに会わなければたいした収穫もなしに帰国していたような状況だからな~ただ、それまでの人生や外国に行こうとしたきっかけの出来事はなんとも寂しいというか、そりゃあ捨て鉢にもなるわ、みたいな感じで、キモチはわからなくも無い。だから、ある種の御伽噺的な?感覚で楽しむものかもしれない。人生に行き詰ったり、なんだよーって思いながらもうまく言い出せない、そんな人が、それでもどこでどんなことが待ってるかわからないし悪いことばかりじゃないし、なんて思えるような、ちょっと元気が出るような話だったかな・・・大きく大胆に状況が動くわけでもなく、日々のちょっとした出来事とプラス・・・みたいな感じで静かに確実に流れていく時間を、大切にしたいな、と思えるような感じです。北欧は、実際ノルウェーで生活してる友達に言わせればアジア人に対する偏見差別は結構あり、暮らし易いとは言いがたい、とのことだったので(もちろん個人差ありますが)うまくいく事ばかりじゃないんだろうけれども、、、でも、世界中どんな国にも、いい人はいるし悪い人もいるし、類友ってのも世界共通な感じがするから、、、こんな店があったら、同じような感性の人がなんとなく集ってくるのかもしれないな・・・なんて。結局サチエたちが羨ましいだけなのかなーうわーー、このペースじゃ、ホント今年は50冊も読めないなあスマホの弊害??幻冬舎文庫 む-2-12かもめ食堂/群ようこ【後払いOK】【1000円以上送料無料】【RCP】【送料無料】「かもめ食堂」オリジナル・サウンドトラック/サントラ[CD]【返品種別A】【RCP】【送料無料】かもめ食堂/小林聡美[DVD]【返品種別A】■春夏新作続々入荷☆全商品ポイント3倍!!■(iittala) 10%OFF!! 「かもめ食堂」で話題イッタラ ティーマ カップ&ソーサー 15cm teema cup & plate 5カラー☆【北欧雑貨】【クシュクシュ楽天市場】お買い物マラソン開催決定!店内商品ポイント最大10倍!!(iittala)【大特価20%OFF】「かもめ食堂」で話題☆イッタラ オリゴ サービングボウル origo serving bowl 2000ml 3カラー・シリーズ[メール便不可]【北欧雑貨】 【グランツ楽天市場】邦画「かもめ食堂」に登場して以来、根強い人気を誇る琺瑯製のコーヒーポットです!【復刻版】FINEL フィネル Antti Normesniemi アンティ・ヌルエスニエミ 琺瑯 ホーロー コーヒーポット 1.5L 赤 レッド 中古
2015.05.06
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夕方まで外で書いてましたが、さすがに涼しくなってきて・・・家の中に撤退っっ(当たり前)悼む人(下) 天童荒太あらすじ「この方は生前、誰を愛し、誰に愛されたでしょうか?どんなことで感謝されたことがあったでしょうか?」。静人の問いかけは彼を巡る人々を変えていく。家族との確執、死別の葛藤、自らを縛りつける“亡霊”との対決、思いがけぬ愛。そして死の枕辺で、新たな命が…。静かな感動が心に満ちるラスト。(以上Amazon)上巻から結構な動きがあって、ますますどんな結末に行き着くのか・・・と思いながら読み進んだ下巻でした。一つ、わたしの好みと違ったのは、静人への興味と、亡き夫朔也の亡霊に取り憑かれた倖世と一緒に歩き回っているうちに、結局できちゃったことかなぁ~生の象徴の一つとしてかかれたんだろうけど、、、なんとなく、なくてもよかったかな・・・なんて。倖世を介して朔也の言い分を聞く、というのも特殊ですが、この二人の愛情のカタチと結末も、なんか特殊で・・・静人も一筋縄ではいかないが、まわりに集まってくる人間もやはりそんな感じ・・・静人の帰りを待つ余命いくばくも無い巡子は、ただひたすら、もう一度息子に会いたいと願うのに結局静人に会えたのかどうか、、、朦朧とする、いやもはや息を引き取っていたかもしれない巡子の意識にふっと現れたような感じに書かれていたけれど・・・それは巡子が作り出した、彼のイメージだったんだろうか。美汐の出産も、自分と引き換えに新しい命が誕生した、ような描写で終わっているんだけどとにかくあちこち、もやもやしたキモチのまま終わっちゃった・・・のがいいのか悪いのか。読み手が感じればいい、ということなんだろうか。やはり、静人の行動はなかなか理解できなくて、、、ただ、その行動に接して今までの自分が変わっていくという、周りの人がいることが、静人の行動の、プラス部分の一つなのかな・・・と思えることはちょっと救いだったかなあ。そんなに簡単に変わるはずはないのかもしれないが、人の深層心理に本当はあるのかもしれない、誰かを理解し悼む心、、、、事件や事故を興味をそそるだけの書き方で記事にしてきた蒔野があんなに劇的に変わるのかわからないけれども、彼自身も親のことであれこれ悩みつつ生き、そして別れた息子のことでもあれこれ悩みつつ生きてきた自分をどうにか受け入れられるようになる、きっかけの一つにはなったわけで。彼の、父親に対する態度、息子に対する位置、そんな部分が、一番ぐぐっときました。いずれにせよ、いつも隣り合わせの、そして永遠のテーマとも言える語るのがとても難しい生と死という題材をもやもや感は残ったものの少し変わった観点から見つめた作品でとにかく文章の柔らかさが印象的でした。ちょっと不完全燃焼気味だったんで、別の作品も読んでみようかなーと思います。 悼む人 上 (文春文庫)[本/雑誌] (文庫) / 天童荒太/著悼む人 下 文春文庫 / 天童荒太 【文庫】静人日記 悼む人 2戯曲 悼む人 / 大森寿美男 【単行本】
2015.04.26
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今、下巻読んでます。悼む人(上) 天童荒太あらすじ不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する坂築静人。静人の行為に疑問を抱き、彼の身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒された静人の母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・倖世。静人と彼を巡る人々が織りなす生と死、愛と僧しみ、罪と許しのドラマ。(以上Amazon)全国を放浪する静人が中心人物ではありますが、静人をとりまく人々に次々に語り手が変わっていきます。上巻は、静人の行動がやはり共感できないというか、ナニを思っているのかなかなかつかめないまま、どこに着地するんだろうか、と先が知りたくて下巻に突入してしまいました。ただ、天童作品は初めて(のはず)で文章が柔らかくて静かで力強い、というか・・・そういう印象をうけ、淡々としているようでものすごく次の展開が気になるというか・・・とにかく、静人以外の登場人物はそれなりにイメージできるしひとクセもふたクセもあって不思議な物語で結構最初からひきこまれました。静人のキャラがイマイチつかめないから、読みにくい人は退屈するかもしれませんね。ちなみに、舞台化のあと今年2月に映画も公開となっています。 【中古】単行本(小説・エッセイ) 悼む人 / 天童荒太 【10P11Apr15】【画】【中古】afb 【中古】文庫 悼む人 上 / 天童荒太 【10P11Apr15】【画】【中古】afb【楽天ブックスならいつでも送料無料】悼む人 オリジナル・サウンドトラック [ 中島ノブユキ ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】DVD>悼む人
2015.04.18
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ちょっと間があいてしまいました・・・結構前に読み終わったんだけど。もぎりよ今夜も有難う 片桐はいり内容銀座の映画館、そこでかつて“もぎり”として活躍した俳優・片桐はいりの、『キネマ旬報』での人気エッセイに加筆、番外編も収録した書籍、ついに発売!若きもぎり嬢だった当時の追憶、1980年代から現在のシネコンに至るまで、今も変わらぬ映画への想い、そして映画館への想いを、映画専門雑誌『キネマ旬報』にて、4年余りにわたりあますことなく書き綴った連載の書籍化。2009年第82回キネマ旬報ベスト・テン「読者賞」を受賞。(以上Amazon)いやー、なかなか面白かったっなんつーか文章面白いです。キネ旬連載のエッセイっつーことで毎回のタイトルも映画のタイトル文字ったものなんだけど映画が好きで、もぎりという仕事が好きでそういう学生時代の面白い話とかもちろん映画の話とか地方に行けばその地方の映画館訪ね歩いたりとかなんか思った以上にいろんな内容で、、、、私が学生時代にちょこちょこ行っていた映画館も出てきたけどそれらはいまやなくなってるみたいですね・・・日比谷や川崎の小さい映画館・・・そんなこと、これで知ったしなんか懐かしくなってしまった。強烈な個性の外見と、それを生かしたこれまた強烈な役柄多いけどこんなに文章面白いと思わなかったんで嬉しい発見中古で購入しましたが、もう一冊買っていて早く読もーっとってか、全部読みたいわ~やっぱ、文章が面白い人って、とても興味わきますねー人の見方が変わっちゃう。今まで以上に注目しちゃうと思います。 【古本】わたしのマトカ/片桐はいり【中古】 afb【中古】 グアテマラの弟 /片桐はいり【著】 【中古】afb幻冬舎文庫 か-27-3【今だけポイント3倍】【1000円以上送料無料】もぎりよ今夜も有難う/片桐はいり【後払いOK】【02P11Apr15】
2015.04.11
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今は読み終わってるのはここまで。木曜日から別の本に入っていますが、今年前半は、軽めの読み物が多くなりそう・・・旅のラゴス 筒井康隆あらすじ北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。(以上「BOOK」データベース)最初は、時代設定とか人物詳細がわからずすぐに話も本題に入ってる感じでちょっと戸惑いましたが、、、あっという間に物語りに引き込まれた印象です。筒井作品は、いろいろ映像化もされているのに実はほとんど読んだことがなくて、これもただただ表題に惹かれて読んでみたって感じなんだけど~冒頭でいきなり集団転移したりして、未来の話なのか、どこか別の星や世界の話なのか、不思議な気持ちがしましたが、読み進むうちに、現代の人間社会が何らかの形で滅びて過去のものになりまた新たな文明社会が発展した、遠い未来の話のようだ、と言うことがわかってきます。同時に、あー、人類のたどる道はこういったものかもしれない、とも思うようになりました。滅びて、そして今の文明が書物として伝わり、ラゴスのように旅をしてその書物のある街にたどり着いてはいろんな分野の書物を読み漁って、また人々に伝え、電気を発明し、産業革命を経験し、、、、世界がぐるぐる回るような感じ、感覚。そして、そこで安住すれば?と思えるポイントもいくつかあっても結局ラゴスは最後まで旅を続けます。奴隷になってしまっても、自分の故郷になんとかたどり着き得た知識を回りに披露して、やっと安住か?と思うのに、年齢を重ねても、やはり旅をする。あーー、人生ってそういうことなんだろうか、と、読みやすい物語だけどいろいろ考えてしまいます。感じ方もいろいろだと思うんで、好みはいろいろだけれども、読んでみるのもいいかも。娘たちには一度読んでみてほしいかなー新潮文庫 つ-4-31旅のラゴス/筒井康隆【後払いOK】【1000円以上送料無料】値下げ!!【送料無料】全巻セット【中古】◆富豪刑事 全5巻◆原作:筒井康隆 出演:深田恭子、西岡徳馬、山下真司、升毅、寺島進、相島一之、鈴木一真、載寧龍二、野波麻帆、中山恵、筒井康隆、市毛良枝、虎牙光揮、夏八木勲、岡田眞澄◆DVD◆1666【送料無料】 筒井康隆のSF小説 蓮佛美沙子主演ドラマ10P01Mar15【中古】◆NHKドラマ 七瀬ふたたび 全5巻◆原作:筒井康隆 出演:蓮佛美沙子、塩谷瞬、水野美紀、柳原可奈子、郭智博、載寧龍二、中村久美、市川亀治郎◆DVD◆0996
2015.03.28
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結構前に終わっていて、なかなかアップできませんでした・・・すいか・2 木皿泉あらすじ34歳、独身、実家暮らしの信金OL・基子、双子の姉を亡くしたエロ漫画家の絆、曲げない信念ゆえに恐れられ、だけど慕われる大学教授の夏子、幼い頃母が男と出て行った大家のゆかちゃん。4人が一緒に暮らした、なんてことないけれどかけがえのないひと夏。10年後のハピネス三茶を描いた、書き下ろしのオマケも収録!ということで、やっぱ電車で読むのは無理があるっ笑っちゃう、気がつくとにやけていて、へんな人になっちゃうっドラマって視聴率がついてまわるから結局評価ってそれに伴うことが多いけど、木皿泉脚本作品は、本当に味わうとともに深みが増す。ドラマ見ていたときよりも、よりいっそう楽しめた。活字でこんなににやけてしまうのは、そうそうないし。キャストが思い浮かぶのももちろんなんだけど、いちいちト書きが面白いし登場人物も普通なようで独自の芯が通っていて、すごく味わい深いキャラばかりで。改めて読んで、なかなか面白くてこりゃ何か息詰まったときに、また読もう、って思える。簡単なようで、結構おくが深いのは、木皿泉脚本、台詞の特徴じゃないかと。で、文庫おまけの10年後の面々と綴った書き下ろし、これもよかったーあーまたドラマみたいなーつくづくそう思った。【メール便不可能】【中古レンタルアップ】 DVD ドラマ すいか 全4巻セット 小林聡美 ともさかりえ【楽天ブックスならいつでも送料無料】すいか(1) [ 木皿泉 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】すいか(2) [ 木皿泉 ]
2015.03.27
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続いて、先週半ばに読み終わったのがこちら。すいか・1 木皿泉あらすじ早川基子は信用金庫に勤めるOL。34歳になった今でも結婚もせず、親離れも出来ずに平凡な日々を送っていた。そんなある日、数少ない同期であった馬場ちゃんが3億円を横領していたことが発覚し、逃走したことから物語は展開する。逃走を続ける中、日常の何気ない幸せに気付く馬場ちゃん。一方、「ハピネス三茶」という下宿屋で、エロ漫画家や大学教授、大家の女子大生などの同居人との交流を通して変化していく基子を対照的に描いている。ものすごく久しぶり。大好きな小林聡美やもたいまさこが出るから、と言う感じでなんとなく見てたけど、今考えればかなりなキャスティング。ただドラマ自体は、つかみどころがないなーというかそれほどのめりこんでみてたわけではなく・・・そして改めて脚本が文庫になり、読んでみたら、、、、面白いじゃないかっっ電車で思わず笑ってしまって、やばかったそしてドラマのキャストを知ってるから、読みながら顔が浮かんできて、でももちろんドラマ脚本の文庫だから違和感無いのも当たり前で、、、、改めて文字にして読むと、結構深くて・・・木皿泉さんは、最初に作品に触れたのはやっぱり猫が好きですね。当時のシリーズのほとんどの脚本を手がけていたのは三谷幸喜さんでしたが、時々ものすごくシュールなストーリーが混じってて、それが木皿泉脚本だった。以前NHKのドキュメンタリーで特集してたけどそれ見るまで、木皿泉さんの正体もあまり知らなかったしー脚本家は、顔を知りたい、とか思わないからかなあ。その後、日テレ系で何本かドラマ発表されてるけど視聴率が振るわなくても、するめのような見れば見るほど発見がある、深いドラマが多いように思います。ってことで、これもすでに2に突入してるんだけどこれまた面白くて、ホント笑える。電車で読むのがヤバイ1のほうは、教授が京都にいくのかいかないのか、、、というあたりで終わっちゃったんで・・・今週中に2も読みきっちゃうかな。なんせ脚本だから、文字は少ないのだ。【楽天ブックスならいつでも送料無料】すいか(1) [ 木皿泉 ]河出文庫 き7-2【3000円以上購入で200円クーポンプレゼント!】すいか 2/木皿泉/山田あかね【後払いOK】【2500円以上送料無料】[DVD] すいか DVD-BOX
2015.03.15
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これは先週初めに読み終わったもの。相変わらずのスローペース。対岸の彼女 角田光代あらすじ専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが……。結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と亀裂を描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。解説・森絵都(以上、出版社サイト)非常に、細やかに女性の心情が描かれています。自分の立場は小夜子に近いんだけどかつてあったような、小さい子どもを持つ主婦の、細かい葛藤とか悩みとか・・・すごく共感してしまった。また、まったく違うように見える葵もまた、かつて経験したことは結構ヘビーで、表の態度からは想像できない闇というかトラウマというか、、、、やはり抱えるものがあって。生きるのってシンプルでいいはずなのに、女性というだけで複雑になるものなんだろうか。すべてに共感するわけではないのに、どこか自分のかつて経験したような、感じたようなことを主人公たちも感じていて先が気になって仕方が無い、そんな話でした。以前、WOWOWでドラマ化されていてあまり真剣に見てなかったんだけどキャスティング見たらかなりはまってる感じがしました。きちんと読んだ今、改めて見てみたい気がします。巻末、森絵都さんの解説も興味深かった。【中古】 対岸の彼女 / 角田 光代 [単行本]【あす楽対応】【RCP】【送料無料】対岸の彼女/夏川結衣[DVD]【返品種別A】
2015.03.15
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相変わらずのスローペース・・・はぁ~、3月になったのにまだ6冊かー今年は少ないだろーな。コンカツ? 石田衣良あらすじ若い人たちの間で結婚願望が高まっているらしい。でもなかなか相手がみつからないのが現実。派遣社員で生活が安定しないから、草食系男子が増えているからなどいろいろもっともらしい理由は耳にしますが、実際のところはどうなのか。30歳を目前にして岡部智香は同居する3人の友達と真剣に結婚相手探しにのりだすが、そこで突きつけられる厳しい現実。それを乗り越えて4人は幸せをつかむことができるのか。(以上、出版社サイト)まあ、軽く読める感じですかね。実は石田衣良さんは、IWGPシリーズ以外読んだことがない。なので、ちょっと別なものを読んでみようかな・・・って思ったわけです。女性の心理というか、キモチをよく描写できるなあーってのが素直に驚いたけど、結構バブリーな設定で・・・恵比寿から歩ける一軒家をシェアして、彼氏探し、パートナー探しのために毎週末合コンするアサラー女子って・・・かけ離れた世界過ぎて、そんな女子は実際に生息するの??なんて思ってしまった。そして、4人の女性が出てくるけど結局わりと身近な感じで相手見つけてあっそーって感じ・・・途中出てきた、条件としてはかなりいいオトコをゲットした、保育士の女性が、正直男性ゲットの術に長けてるな、って感じで怖くもあり感心もした。自分の将来や生活といった、結婚のある意味本質?をしっかり見据えて多少のぶりっ子?(古いな)はいとわず、でも本能的に好条件の男性は逃がさないしたたかさを感じるというか。どちらにしても、私とはそれもかけ離れた世界にいる。そういう、興味本位で一気に読めたって感じでしょうか。世の中、結婚サイトもたくさんあって、見た目と条件で、自分の条件と照らし合わせて相手を選ぶ、という制度も当たり前のようにある今。なんつーか、結婚ってなんなの?と、結婚してる私が言うことじゃないかもしれないけど、改めて思ってしまった。いや、今現在私も結婚ってなんなの?って思ってるからか???そういう意味では、ちょっと共感???
2015.03.15
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あー、もう2月も終盤だってのに、まだ5冊目かあ~三匹のおっさん ふたたび 有川浩あらすじ剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、ご近所の悪を斬るあの三人が帰ってきた! 書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、日本中に転がっている、身近だからこそ厄介な問題に、今回も三匹が立ち上がります。ノリのお見合い話や、息子世代の活躍、キヨの孫・祐希とノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せません。三匹のおっさん続編がやっと文庫化です。最初の本は、紅実が面白そうだから、と珍しく自分で買ってきて一気読みして面白かった、と貸してくれたんですよねーで、読みやすいしわかりやすいしで面白く読み、続編が文庫化されたら今度は私が買う、という約束となっていてやっと文庫化された、ってわけ。帯にあるように、この続編もドラマ化するのか・・・北大路欣也さんは、ちょっと硬派すぎて、、、というイメージだけど泉谷さんと志賀さんは、かなり私の中ではハマり役。三匹が直面するご近所トラブルは、本当にそのへんに転がっていそうな身近なものだから変な刑事モノなどよりも、はらはらするというか腹が立つというか、いらいらするというか、、、キモチが入っちゃう。そうだそうだ、って思いながら読んじゃうんですねー有川浩さんの小説って、ホントマンガみたいな感覚というか。でも電車で通勤時に読むには、とても読みやすくてぴったり。わかりやすい展開もいいし。またドラマ化ってなってるけど、最初のドラマ化で結構このふたたびの分も網羅してたと思うんだけど・・・なにかエピオリジナルで増やすんだろうか?新潮文庫 あ-62-52三匹のおっさん ふたたび/有川浩【後払いOK】【2500円以上送料無料】【楽天ブックスならいつでも送料無料】三匹のおっさん ふたたび [ 有川浩 ]
2015.02.21
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いやー、もう2月も半分終わってんのに、まだ4冊・・・今読んでるのが5冊目・・・すくなっっっ花の鎖 湊かなえあらすじ両親を亡くし祖母と2人暮らしの梨花は、祖母の胃癌の手術費に困窮し、生前の母に年に1度豪勢な花束を送り続け、両親が亡くなった後に資金援助を申し出てくれた名も知らぬ「K」という人物に助けを求める。Kとは一体何者なのか、祖母に尋ねても答えてくれず、自分で調べようとした梨花は花屋を通じて手紙を送り、Kの関係者と面会できることになり、Kと母の関係と花束の意味を知る。伯父が役員を務める建設会社の同僚・和弥と結婚した美雪の目下の悩みは、結婚して3年経つのに子供ができないことだった。設計士を夢見ていた和弥が、美雪のいとこ・陽介が立ち上げた建築事務所に転職することになるが、任せられたのはまたしても営業職だった。それでもめげずに和弥は、地元出身の有名画家の美術館のコンペに応募し、見事勝ち取るが、応募者の名前が陽介に書き換えられていた。間もなく陽介らと建設予定地を視察に行った和弥は、岩場から足を滑らせて亡くなってしまう。大学時代、山岳部に所属していたイラストレーターの紗月は、当時の仲間・希美子から夫・浩一を助けて欲しいと頼まれる。浩一とはかつて互いに想い合っていたが、理由があって離別していた。希美子の願いをきくべきかどうか葛藤する紗月は、水彩画教室を開く公民館の職員・前田に誘われ、過去の因縁を断ち切るために八ヶ岳に登る決意をする。(以上Wiki)最初は、同じ時代のそれぞれの3人の話だと思って読んでました。語り手が3人順に変わりながら話が進んでいくんだけどKとは誰?というのに気をとられて・・・接点が無いようでいて、同じ和菓子屋で買うきんつばがよく出てきてそれに同じ商店街の花屋も出てきます。だから、少しだけそのうちつながってくるんだろう、、、と思って読んでいくと、結構後半になってやっとこの3人の女性のつながりが見えてきてちょっとびっくり。巻末の解説に、続けて2回読むといいというようなことが書かれていたけど、結構そのとおりかも、と思いましたね。関係性がわかって読むと、また違ったものが見えてくるかも。ドラマにもなっていて、、、、あっキャストに冬冬くんの名前が・・・・???そーか、見逃したことあったかもな・・・てか、ドラマ見てないんで、ピンと来なかったなードラマ化しそうな話だな、と思いながら読んでいたけどやっぱされていたのか。湊かなえさんの小説は、ホントよく映像化されますね。女性の、母と娘の話がとても多いからサスペンス要素が含まれていても共感できたりする部分も多い。何より読みやすくて、次が気になるのでテンポよく読めるのがいいです。登場する女性の名前が、梨花(りか)美雪(みゆき)紗月(さつき)と、雪月花になっているのが美しい。 【中古】文庫 花の鎖 / 湊かなえ【10P15Feb15】【画】【中古】afb
2015.02.14
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やっと今年3冊目終了・・・・おそい、去年よりももっともっと遅い~仏果を得ず 三浦しをん あらすじ伝統芸能・文楽で大夫をする健。人間国宝の師匠・銀大夫や変わり者の三味線弾き・兎一郎に鍛えられながら、芸に恋に悩み、成長していく姿を追った傑作青春小説。というわけで、小説を通し文楽の世界を初体験。そういう、自分にはわかりにくい世界を体験できるのが文字のいいところです。知らなかったけど、文楽の世界は、世襲制のイメージの強い歌舞伎や能・狂言と違い、代々続く“文楽の家”の者のみならず、一般の家庭に育った者が研修所を経て太夫になるという場合も多い、ということなんですね。だからかわからないけど、読んでいてもちょっとだけ敷居が低くなった?そんな感じがします。主人公の健も、研修所出身の太夫なんだけど彼には才能があるんですね。ただ、それを自分で自覚してなくて、ただひたすら情熱はある。文楽を教えに行っている小学校の女子生徒も母親と恋に落ちたり相性がよくないと難しい三味線弾きとの関係に悩み、研修所出身で一般の男性と近い位置にいるからか結構青春小説?成長物語として面白く読めました。文楽の世界は、本当に今までまったく接点がなくて作品などもわからないけれども作中でいくつか紹介されているのを読むと随分と人間らしい、気弱だったりずるかったり思い込みが激しかったりそんな人たちの話を上演するようで健の現状にあっていたりして、、、でもそのたびに、健は自分の経験や周りの状況を重ね合わせだんだん太夫として大きくなっていく。文学の興味もそそられるし、人が成長していくさまを見るのは、なんか気持ちがいい。なので、読みやすい文体もあって楽しく読めました。 仏果を得ず (双葉文庫) (文庫) / 三浦しをん/著【新品】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】あやつられ文楽鑑賞 三浦しをん/著なお、題名の仏果ですが、仏道の修行によって得た仏の境地。ということで、普通は仏果を得るという使い方をするようですね。得られないんだから、、、、まだまだ文楽の道は深く険しい、ってことですかね。数百年の歴史をもち、それをまた数百年未来につないでいく、、、そんな世界の中で、芸を極めるにはうんと長生きしてうんと努力しなくては、、、仏果はなかなか得られそうに無いんだなーそりゃそうか・・・
2015.02.04
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これ、先週読み終わったもの。ホントペースが遅すぎ・・・読みたいのは山々なんだけどー木暮荘物語 三浦しをんあらすじ小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員・繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった……。まあ、なんつーか、とにかく読みやすい。木暮荘というぼろアパートに、いろんな思いで住む4人とその周りの人が少しずつつながっていく物語で、住人は普通なようでそれぞれちょっとずつ変わってるというか・・・繭の元彼の並木と、繭をそっと見守る花屋の客虹子がなぜかくっつきそうになる、というのはなんとなく安易というか、予定調和的な感じもしたけれども安心して読めるっちゃー読めるか・・・男好きのお気楽女子大生、と思っていた光子が実は重い事実を抱えていたり、その光子を二階から除き続ける神崎は冷静な目を持っていたりとかそれぞれちょっとずつアウトローな感じは親近感があるような感じで、だから読みやすいのかも。。。女性的な小説かもしれないですね。通勤のおともだから、このくらいが丁度いいかも。祥伝社文庫 み17-1【3000円以上購入で200円クーポンプレゼント!】木暮荘物語/三浦しをん【後払いOK】【2500円以上送料無料】【P25Jan15】
2015.01.25
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通勤復活して、早3週間・・・なのに、まだ2冊終わったトコ!!いやー、こりゃ去年を下回る勢い?だぞ、おいボタニカル・ライフ -植物生活-いとうせいこういやー、久々に読みましたよ、いとうせいこうさん・・・あらすじ庭のない都会暮らしを選び、ベランダで花を育てる「ベランダー」。そのとりあえずの掟は……隣のベランダに土を掃き出すなかれ、隙間家具より隙間鉢、水さえやっときゃなんとかなる、狭さは知恵の泉なり……。ある日ふと植物の暮らしにハマッた著者の、いい加減なような熱心なような、「ガーデナー」とはひと味違う、愛と屈折に満ちた「植物生活」の全記録。第15回講談社エッセイ賞。今年一発目は、なんとエッセイからスタート。いとうせいこうさん、久々に読んだわ。大学時代に彼氏が購入し、それを借りて読んだノーライフキング以来かも?NHKで田口トモロヲさん主演でドラマになってましたが、実はそっちで知ったから読んだわけ。でもねー、実は面白かった。植物を育てるエッセイだから、ビジュアルがあったほうが?って思ったけど、 かなり面白かったっ電車でにやにやしてかなりヤバイ人・・・声出して笑っちゃいそうになったしーシクラメンの回がもーーーっでもね、本格的なガーデナーでなく、あくまでもベランダで勝手に育ててるだけ、といいつつ、やはり植物への愛情が感じられる。それに謙遜してるけど、やっぱ詳しいと思います。過剰な手入れしないところも参考になる 【中古】 ボタニカル・ライフ 植物生活 新潮文庫/いとうせいこう(著者) 【中古】afb【新品】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】ノーライフキング いとうせいこう/著角川文庫見仏記 3/いとうせいこう/みうらじゅん 【後払いOK】【2500円以上送料無料】
2015.01.23
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さて、やれやれやっと最後です。昨年最後に読んでいた本。カデナ 池澤夏樹あらすじ沖縄カデナから北ベトナムへ飛び、爆弾の雨を降らせる巨大爆撃機B-52。その攻撃を無力化するため、見ず知らずの4人は基地の内と外を結ぶ小さなスパイ組織をつくった。ベトナム戦争末期の沖縄を舞台に、戦争という抗いがたい現実に抗おうとするごくふつうの人たちの果敢な姿を、沖縄戦後史を通して描きだす。中古で手に入ったので、久々の池澤作品を昨年最後に読みました。沖縄は本当にいろんな悲しい歴史の舞台となってきましたが、カデナはまだ過去のものではなく、今も沖縄に存在している、というのがなんか複雑な気持ちになります。何人かの登場人物が少しずつ関係しあって、それぞれの立場で日常の中の非日常を生きてる。ラストに、え、その二人が?ってちょっと思ったけどそれもずっと読んでいくとありかな、と。ベトナム戦争も、もう過去のことではありますがこれを読んでいると、少し生々しく知ることが出来ると言うか、、、もちろん、沖縄とベトナムは距離もあるけれど実際には爆弾積んで日帰りで?ベトナムを攻撃してたわけでなんともいえません。そんな出撃拠点となっていたカデナ。関わる人がいろいろ出てくるけれど国籍や立場が違うと、感じること、目指すことも違ってあたりまえでただただこの登場人物たちが最終的に幸せになったらいいのに・・・・なんて思いながら読んでました。 カデナ (新潮文庫) (文庫) / 池澤夏樹/著次回の本から、2015年版となりまーすっでも目標の半分くらいしか読めなかったから今年はもう少したくさん読みたいな~
2015.01.05
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はぁ~、今日は疲れたー午後2時前に実家を出発、今日は混むかなと思って空港で十分時間が取れるよう、早めに出発したわけですがついた時は空港はごった返してました。5日にこんなに混んでるなんてーって感じ。両親と最後に一緒に食事をして再度出発ロビーに下りてったら、混雑は緩和していた・・・関西につき、バスで自宅最寄り駅まで行って自宅に着いたのが21時過ぎでした。疲れたぜーーつうわけで、もうちょっと昨年分をアップ。キング誕生 池袋ウェストゲートパーク青春篇石田衣良あらすじ誰にだって忘れられない夏の一日があるよなー。高校時代のタカシには、たったひとりの兄タケルがいた。スナイパーのような鋭く正確な拳をもつタケルは、みなからボスと慕われ、戦国状態だった池袋をまとめていく。だが、そんな兄を悲劇が襲う。タカシが仇を討ち、氷のキングになるまでの特別長編。自分とはまったく接点がない・・・からこそ、現実味の無い世界として面白く読めるのかな。マコトの語り口で進む物語はわかりやすくてシリーズはどれも一気読みです。池袋の氷の帝王、タカシには、高校の頃まで兄がいて、その兄が池袋をまとめていた・・・という、スピンオフみたいなものですがシリーズが随分進んでいるところからマコトやタカシが高校時代の話、となると結構新鮮です。このシリーズ読むときは、ドラマを先にみているので、読みながら勝手にキャストを脳内変換してます・・・ちなみにマコトは長瀬智也、タカシは窪塚洋介ですな。【楽天ブックスならいつでも送料無料】キング誕生 [ 石田衣良 ][DVD] 池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX
2015.01.05
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昨日の続き。去年読んだ分が、まだ全部アップできてないもんで・・・PK 伊坂幸太郎あらすじ中篇「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。久々に読んだ、伊坂幸太郎作品なんですが、、、、やっべえ、一回読んだだけではよくわかんなかったちょっとSF色が強いというのもあるし、3作が微妙に時空列があってるんだかあってないんだか、みたいに細かい部分がずれつつも関連していてぐるぐる迷路を回ってるような。ちょっと時間を置いて、もう一回読まないとわからんっなんたって、巻末の解説読んでもわからなかったからねー決して文章が難しいわけではないんです。単に、私がこういう分野の話に慣れてないだけというか・・・まあ、また読もうという楽しみがあるわけだけど。わかりやすく痛快な作品が多かった初期の作品とは最近は随分作風が違う気もしますね。 PK (講談社文庫)[本/雑誌] (文庫) / 伊坂幸太郎/〔著〕
2015.01.05
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ああ、日が変わってしまったーでもいきますっ白ゆき姫殺人事件 湊かなえあらすじ化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。まさに、ネット社会の怖い部分を見た、そんな感じでした。同じ殺人事件でも、ネット社会じゃなかったらもっと真実に早くたどり着けただろうか・・・と考えてしまいます。巻末に、ネットで氾濫した憶測また憶測のサイトを閲覧したような資料というか文章?部分がありますがホント怖い。自分がちょっとでも知っている人が、もし事件に巻き込まれたとしたらやはり人ってイメージや誇張で真実とは少し違ったストーリーを真実として語るんだろうか。最後まで犯人なのか?と思われた人物は濡れ衣で、実は真犯人は、、、、ええ、そっちかー情報に踊らされたか?という結末でした・・・・話のどんでん返しっぷりもいいんだけどやっぱり人の本当の怖さ、というかな、そっちの方が実感できて本当に怖いな、って感じでした。 【中古】文庫 白ゆき姫殺人事件 / 湊かなえ【10P13Dec14】【画】【中古】afbメール便発送可・井上真央・綾野剛・菜々緒・金子ノブアキ・小野恵令奈・谷村美月・染谷将太・秋野暢子・ダンカン【中古】DVD▼白ゆき姫殺人事件▽レンタル落ち【10P13Dec14】白ゆき姫殺人事件 豪華版《完全初回限定生産版》 【DVD】
2015.01.04
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うう、眠いけど次いきますっ幸福な生活 百田尚樹あらすじ「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。こんな夜遅くに、なぜ彼女が俺の家に?二人の関係はバレたのか?動揺する俺に彼女の行動はエスカレートする。妻の目を盗みキスを迫る。そしてボディタッチ。彼女の目的は何か?平穏な結婚生活を脅かす危機。俺は切り抜ける手だてを必死に考えるが…(「夜の訪問者」より)。愛する人の“秘密”を描く傑作集!というわけで、ラストでどんでん返し?がくる、ショートストーリー集です。にしてもねー、アマ○ンやいろんなサイトにレビューがたくさん載っていますがすごい絶賛されてる書評とか帯に書かれてること、ほどではないというか。あおりすぎですよ、ホント。話によっては、先が読めることもあるし、どうしてもにたような話も存在してどんでん返しっぷりがだんだんわかってくるんで・・・・それでも、現実にありそうな話もあってそれはそれで怖いなーって。短編ドラマだと面白いかもね。そしてタイトルと内容は、結構違っていてそれは意外でした。 【中古】文庫 幸福な生活 / 百田尚樹【画】
2015.01.04
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次、いきます。星間商事株式会社社史編纂室三浦しおんあらすじ川田幸代29歳は社史編纂室勤務。姿が見えない幽霊部長、遅刻常習犯の本間課長、ダイナマイトボディの後輩みっこちゃん、「ヤリチン先輩」矢田がそのメンバー。ゆるゆるの職場でそれなりに働き、幸代は仲間と趣味(同人誌製作・販売)に没頭するはずだった。しかし、彼らは社の秘密に気づいてしまった。仕事が風雲急を告げる一方、友情も恋愛も五里霧中に。決断の時が迫る。・・・という、タイトルからは想像できないようなスケールのデカイ話になっちゃうんですねー、途中から。なんか、冒険もののような。社史編纂など、要するに窓際族をさらに追いやったような、必要かどうかわからない部署に配属になったとしたらよっぽどじゃない限りクサっちゃいますよねえ。けれども、それなりに元いた部署では実績をあげていた人の集まり、なにかやらかしてくれるんじゃないか?と読者も期待してしまうんでそれに応えてくれた、なんて感じの内容だろうか。もちろん、文章は読みやすいし面白いからどんどん読み進められます。ラストのスカッと感はちょっと足りない気もしますがそれなりに楽しく読めました。【新品】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】星間商事株式会社社史編纂室 三浦しをん/著
2015.01.04
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年も変わってしまったんで駆け足でさっと挙げます。バンクーバー朝日 ~日系人野球チームの奇跡~テッド・Y・フルモト(古本喜庸)あらすじ100年前のカナダに、伝説の日系人野球チームがあった。その名は「バンクーバー朝日」。過酷な労働と貧困、苛烈な人種差別に苦しむ日系人にとって、彼らは唯一の希望の光だった。日系人排斥暴動をのりこえて力をつけ、あくまでもフェアープレーを貫きとおす選手たちの情熱は、徐々に白人たちの心も動かしてゆくのだが…。というわけで、先ほど挙げた映画の原作となった小説ですね。先に読んでましたー映画よりも、もっと深く根強い差別のこととか暴動や混乱、労働の現状、朝日軍が日本に遠征する話などもあります。事実だからこそ、淡々としていて逆に説得力があるというか。2002年に、バンクーバー朝日を取り上げたドキュメンタリー映画が製作、またこの年の5月15日、かつての朝日の所属選手のうちミッキー前川ら5人が、トロントのスカイドームに招かれ、当時イチローや佐々木主浩が所属していたシアトル・マリナーズとトロント・ブルージェイズの試合の始球式をつとめている。2003年、バンクーバー朝日はカナダ野球殿堂入りチームとなった。表彰式は同年6月28日に行われ、かつての所属選手ら5名(ミッキー前川、ケン沓掛、キヨシ菅、ケイ上西、マイク丸野)が招待された。(以上Wiki)そういったチームがあったこと、それが戦争というかたちで分解されてしまったこと、知らなかったことばかりです。でも、今の日本の野球に通ずるようなフェアプレーの精神とか体系をカバーするアタマを使った野球とか、そしてそれで勝ち進んでいくとか、読んでいて知らず知らずのうちにバンクーバー朝日を応援しています。映画の配役とは随分違ったメンバーなので混同しないように読むといいかと思います。【楽天ブックスならいつでも送料無料】バンクーバー朝日 [ フルモトテッド・Y. ]バンクーバー朝日物語 伝説の野球ティーム/後藤紀夫【後払いOK】【2500円以上送料無料】【送料無料】【新品】【漫画】バンクーバー朝日軍 全巻セット (1-5巻 全巻)-全巻読破.COM漫画全巻大人買い専門店-
2015.01.04
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これも、原作・・・しかもドラマも映画も見ちゃったし~遅ればせながらの原作です。紙の月 角田光代あらすじわかば銀行から契約社員・梅澤梨花(41歳)が約1億円を横領した。梨花は発覚する前に、海外へ逃亡する。梨花は果たして逃げ切れるのか?自分にあまり興味を抱かない会社員の夫と安定した生活を送っていた、正義感の強い平凡な主婦。年下の大学生・光太と出会ったことから、金銭感覚と日常が少しずつ少しずつ歪んでいき、「私には、ほしいものは、みな手に入る」と思いはじめる。夫とつましい生活をしながら、一方光太とはホテルのスイートに連泊し、高級寿司店で食事をし、高価な買い物をし・・・・・・。そしてついには顧客のお金に手をつけてゆく。内容は、なんつーか親近感はわかないし自分にも周りにも起こらない、と思うんだけどもでもどこかでキモチがわからないでもない・・・というか。ダンナとは不仲ではないけれども、子どもが出来ないまま、それをどうするかもはっきり話さないままずるずると年齢を重ね、しかも細かいことで違和感を感じる、それが積もり積もる・・・それはすごくわかる声にだして言えないんだけども、どうにもムカつくものを腹にかかえたまま、目の前に楽しそうな新しいこと(この場合大学生の光太)と出会うとそっちに流れていくキモチもわかる。それが、横領というカタチで出てしまった、だけ?なのかもしれない。そう思うと、ちょっと怖い。普段そんな風に見えない、マジメなおとなしい人が豹変する、というのはありだからな・・・20近く若い男の子と、ホテルのスイートで豪遊、なんてさー超楽しくない???まあ、自分だってダンナに感じるストレスを買い物とかで発散してるんだから根本は同じかもなあ・・・というわけで、転落の具合がいったん転がるととことん、と言う感じでその妙なスピード感が面白い。映画は小説やドラマとちょっと違った感じだけど、疾走感はかなりあったかもね。ハルキ文庫 か8-2紙の月/角田光代【後払いOK】【2500円以上送料無料】★【送料無料】CD/オリジナル・サウンドトラック/映画「紙の月」 オリジナル・サウンドトラック/MPCS-9紙の月 【DVD】書類を折り曲げずに収納 A4ファイル対応 独立して立つ確かな作り映画「紙の月」宮沢りえさんが着用 S-600渉外鞄レディースビジネスバッグ 被せ式ブリーフケース 豊岡製 こんなものまで!!!
2014.12.21
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いやーー、ドラマも終わっちゃって・・・わたしはそれほど栄倉奈々に興味が無くて見る予定が無かったドラマでしたが、ダンナが見たかったらしく1話2話あたりの録画を見てすっかりはまってしまった。はまる、というか予想以上に面白かったというか。で、原作じゃ、こりゃ!ってすぐ読み始めました。先が気になった、というのもあります。Nのために 湊さかえあらすじ大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水によって、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれに屈折とトラウマ、そして夢を抱く三人はやがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために──。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。(以上東京創元社)ドラマとは結構細かいところが違います。登場人物もね。小説は、それぞれの独白といったカタチで真相に近づいていくという感じかな・・・立場や境遇は違っても、希美も望も西崎も、そして成瀬もそれぞれ守りたいNがあり、最初に想像したNというのは一人ではなかったというのがますます話を複雑に、興味を持って最後まで一気に読める感じ。ドラマでは、希美と成瀬は最初から惹かれあっていたものの望も結構アプローチしていて、その辺がドラマかな。原作ではもっと望と希美は友情で結ばれてる感じ。結構野バラ荘の関係が好きです。希美の境遇が前半大変でなんとも救われないから東京に出てからの生活は、目標に向かって頑張るのがすかっっとすると言うか。成瀬とのあわーい感じもいいんだな。ドラマとは、出発と着地が同じ、って印象でしょうか。短命の家系を継いだのは希美のオヤジではなく、希美だったのか・・・というのが、なんか皮肉なんだけど・・・ドラマは、原作と結構違っても描写が面白くてあれはあれでアリでした。そして小説は、やっぱぐいぐい読み進める、湊さかえさんの文章の面白さというか、どんどん映像化されるのがわかる気がする。ドラマ終わったけど、原作はもういっかい時間を置いて読んでみようかな~と思っちゃいます。Nのために《メール便なら送料無料》【CD】家入レオ /Silly 《DVD付限定盤A》:TVドラマ『Nのために』主題歌<2014/11/19>《メール便なら送料無料》【CD】家入レオ /Silly 《DVD付限定盤B》:TVドラマ『Nのために』主題歌<2014/11/19>【楽天ブックスならいつでも送料無料】TBS系 金曜ドラマ Nのために オリジナル・サウンドトラック [ 横山克 ]【送料無料】 Nのために DVD-BOX 【DVD】
2014.12.21
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またまた溜まってる本ネタ・・・一年でこの倍くらい読みたかったんだけどなーやっぱ、スマホの影響は否めない長い長い殺人 宮部みゆきあらすじ東京郊外で発生した轢き逃げ殺人。被害者には3億円近くの保険金がかけられていたーー。世間やマスコミは、受取人の妻とその愛人に疑惑の目を向けるが、彼らには完璧なアリバイがあった。事件を追うベテラン刑事と孤独な探偵。そして連日テレビで無罪を主張する妻と愛人。これは本当に保険金目当ての殺人なのか?それとも…。被害者、目撃者、旧友、証人らの登場で、事件は予想もしなかった方向に迷走する。恐るべき殺人連鎖の全貌を明らかにしたのは、彼らの《財布》だった・・・(以上Amazon)映画になってるのは知っていたんだけど未見です。で、なんとなく読むのが後回しになってしまったんだけど読んでみたら予想以上に面白かった。そして、自分も終版までまんまとだまされていた登場人物の財布が語り部、というのがまず面白い。財布と言ってもいろいろあるし、持ち主のかばんに入ってることが多いから家ではどこかにしまわれていて持ち主の行動や会話がわからない、というのも面白いし外に出るときは一緒に出るとか、ホント基本財布で・・・登場人物の数分の財布が出てくるんだけど、財布にもいろいろ性格とか立場があったりしてなんか人間っぽいのも面白くて。ちょっとやられた感があります。最近まで宮部みゆきさんの作品は読んだことなくてまだまだたくさん楽しむ余地があるなあー【中古】 長い長い殺人 / 宮部みゆき【5000円以上で送料無料】【期間限定★☆全品☆ポイント5倍★】長い長い殺人 [長塚京三/仲村トオル/谷原章介]|中古DVD【中古】
2014.12.14
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というわけで、一気読みの下巻。やっぱ、上下巻モノって次が気になるからやきもきしちゃう?のぼうの城(下) 和田竜あらすじ三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻 負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将、石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。のぼう様、と領内の農民に慕われてるのか揶揄されているのか微妙な存在感の長親。脳ある鷹はつめを隠してるのか、本当に天然なのか、それがただいいほうに転がってるだけなのか、全然わからないんですが城とそれを囲む領内の平民からなる戦国の社会で農民からもからかわれる対象という、不思議な存在ののぼう様は妙な魅力にあふれています。そして、一見とっぴな彼の言動は、常識的な他の武将をも巻き込んで、簡単に落城するかと思われた忍城が簡単に落ちないその原動力になっちゃう意外な、でも爽快な展開。人の魅力は、最後はやっぱり大きな武器、てことなのかな。不思議な魅力の武将が、奇想天外な方法で理不尽な戦にも勝つ、という簡単な図式みたいですがのぼう様がとっぴなせいで、他の武将の魅力や人格も伝わるのがなかなか面白かった。歴史モノ、苦手でも面白かったです。早く映画も見てみよーっと。のぼうの城 下 小学館文庫 / 和田竜 ワダリョウ 【文庫】[DVD] のぼうの城 通常版DVD
2014.12.07
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ああ、今日も全然アップできなかったな・・・本ネタも溜まる一方・・・これも読んでから随分経っちゃって思ったより薄くて、上下巻じゃなくても良かったのになーって感じ?のぼうの城(上) 和田竜あらすじ時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。これ、まだBSで関西でも王様のブランチ見られたときに紹介してたの思い出す・・・そのときから、文庫になったら読もうと思っていたわけです。歴史モノ、苦手なのにね。映画化されてることもあって、これも配役がアタマに浮かびながら読んだかも。でも、野村萬斎好きだけど、のぼう様のイメージとは原作読むとちょっと違う?実在した人物を絡めたり、史実がある上でのこういう話って、書くほうはどうなんだろう、、、なんて思いながら読みました。歴史苦手でも、全然問題なし、面白く読めます。ってことで、下巻でくわしく。のぼうの城 上 小学館文庫 / 和田竜 ワダリョウ 【文庫】【送料無料】 のぼうの城 通常版 ブルーレイ 【BLU-RAY DISC】
2014.12.07
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読んだの結構前で、すでに忘れ気味なんですが・・・ランナー あさのあつこあらすじ長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。だがそれは、一度レースで負けただけで、走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳にすぎなかった。逃げたままでは前に進めない。碧李は再びスタートラインを目指そうとする―。ということで、タイトルから想像する、スポーツモノとはちょっと違い(もちろん走るシーンはあるんだけど)碧李(あおい)の葛藤とか弱さ、みたいなものをどう乗り越えていくのか、回りの人間との関係がどうなるのか、という人間ドラマ的な要素が強い。百々椛が夏休みの読書感想文を書くのに読んだもので、その後数ヶ月してわたしも読んでみた、ってことです。バッテリーシリーズは一通り読みましたが、とにかく文章は読みやすいので、、、、それと、スポーツモノと思っていたら出鼻をくじかれるけども仲間たちとの関係性や家庭の事情など簡単ではない環境にどうやって向かっていくのか、、、という興味もあり、すぐに読み終わってしまいました・・・さらさらっと読むには丁度いいかも。そして、スパイクス ランナー2レーン ランナー3・・・とシリーズ化もされていました。知らんかった・・・【楽天ブックスならいつでも送料無料】ランナー [ あさのあつこ ] スパイクス ランナー 2 (幻冬舎文庫) (文庫) / あさのあつこ/〔著〕【送料無料】 レーン ランナー 3 / あさのあつこ アサノアツコ 【単行本】
2014.11.23
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続いて、完結編。海賊とよばれた男(下)百田尚樹あらすじ愛する家族、社員、そしてこの国の未来のために。この奇跡のような英雄たちは、実在した。敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。ホルムズ海峡を突破せよ! 戦後、国際石油カルテル「セブン・シスターズ」に蹂躙される日本。内外の敵に包囲され窮地に陥った鐡造は乾坤一擲の勝負に出る。それは大英帝国に経済封鎖されたイランにタンカーを派遣すること。世界が驚倒した「日章丸事件」の真実。若き頃、小さな日本の海で海賊とよばれた男は、石油を武器に、世界と対峙する大きな野望を持っていた。「ゼロ」から全てが始まる。この国岡鐵造は、出光佐三(出光興産創業者)のことなのですが戦争の時代にこんなに強い信念を持ち、しかも信念に反する国家や他の会社には徹底的に立ち向かう、そんな強い経営者がいたのが驚きます。石油会社をあまり真剣に考えたことは無いけれども、出光氏がいなかったら、今の日本はどんなふうだったのか、、、そう考えるとちょっと怖い。そして、こんなにも大変な思いをして尽くした日本、という国や国民が先人たちの苦労の上に成り立ってることを普段は忘れているし今の日本を見たら、かれらはナニを思うだろうか・・・・とも考えてしまいます。国岡自身がカリスマであるからこそ、優秀なブレーンが集まってきて、国岡商店は海外でも怯むことなく折衝を重ねられる。国内でも、怖気づくことなく国家に談判にいく。これはすごいことだと思います。なんども困難に立ち向かい、もうダメかと思うときもあるのに諦めずに行動し続ける。実在の人物の話だからこそ、ものすごい説得力もあるし、本当に今までの日本は、節目節目で大変な人物がいたんだな、と思いますね。今の日本のこと、戦争のこと、、、、いろいろ考えさせられるものでした。女性にはとっつきにくい?類の本かなあ、でも一度読んでみるといいかと思います。海賊とよばれた男 下【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】海賊とよばれた男 1 百田尚樹/原作 須本壮一/作画 海賊とよばれた男 2 (イブニングKC)[本/雑誌] (コミックス) / 百田尚樹/原作 須本壮一/作画
2014.11.03
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これも読んで結構経つので、、、、溜めすぎ海賊とよばれた男(上)百田尚樹あらすじ一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男の物語。戦争に関連する書籍を読むといつも思うんですが、戦時中、そして戦後、現代のわたしたちが想像も出来ないような極限状態の生活の中、自分のことではなく、家族や回りの人間、そして国や国民のことを考えて、信念をもって行動してきた人たち、というのは、どのくらいいたんだろう。今の時代に、こんな異端児の、強い理想を突き進む経営者がはたしているんだろうか、、、、本当に考えさせられます。この上巻は、戦争に負けて窮地に立たされた国岡鐵造の、回想部分もかなり入ってますが民間会社の努力や苦労を、簡単に奪い去る戦時中の日本国家、そして戦争自体に、やはり理不尽さと大きな怒りを感じながら読みました。上巻だったかな、永遠のゼロの主人公、宮部に鐵造が出会うのはちょっとしたご愛嬌?分厚いし、戦争の話は避けて通れないので少し重いかもしれませんが、一気に読んで下巻に突入しました。 【中古】単行本(小説・エッセイ) 海賊とよばれた男 上【画】 【中古】【書籍・コミック 青年コミック】須本 壮一 海賊とよばれた男 1巻【中古】【10P01Nov14】 【中古】【書籍・コミック 青年コミック】須本 壮一 海賊とよばれた男 2巻【中古】【10P01Nov14】
2014.11.03
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溜まった本ネタ・・・自分の記録用ってだけなんだけど。しゃべれどもしゃべれども佐藤多佳子あらすじ俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ッ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。だけどこれが困りもんばっかりで……一瞬の風になれ以外を読んだことがなく、またそれとは違うイメージの話でもあったので映画化されているのは知ってるけどまだ見てないし、とにかく読んでみよう、と中古本で購入。映画の配役がちらつくわけですが、全然イメージ違う。小説のほうがずっといい。関東に越してきたのに関西弁が抜けずにいじめにあってる小学生とか演劇してたときのいやな思い出から抜け出せずにいる女性、口が悪くて解説となると話せなくなる元プロ野球選手に、どもりを気にしてテニスコーチを続けられない幼馴染、、、やたらバラバラなメンツに、落語を一つ教えようと頑張る三つ葉なんだけどそううまく行くわけもなく、、、どうなるのかなあ、みんな少しは話せるようになるのかなあ・・・と、途中少し心配になっちゃうけど噺家の世界もちょっとのぞけたりしてね。三つ葉の祖母とか三つ葉の師匠とか、面白いキャラも出てくるしそれでも、最後はそれぞれが一つ前進する、という感じでなんとなくキモチがいい話でした。劇的な前進、とはいかないけれどもなんとなく応援したくなるし、自分もなにか頑張れそうな、そんな感じ。これは、ぜったい小説のほうがいいなー【中古】 しゃべれどもしゃべれども / 佐藤多佳子◆現品限り◆しゃべれどもしゃべれども【中古】【邦画DVD】しゃべれどもしゃべれども/国分太一/香里奈/LJ1121【レンタル落ち]%
2014.11.03
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