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征野三朗さんComments
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受注生産の企業は決算短信に各3ヶ月間の受注高と四半期期末の受注残を開示してくれている企業もあれば、開示してくれていない企業もあります。
しかし、ちゃんと調べようと思えば調べられます。たまたま第3四半期の決算短信には受注残などの開示が無い企業で、通期の業績に比べて第3四半期の業績進捗率が良かったので、買い増しをしようとした企業がありました。
いま新たに買いだしたスクロールや、過去の話題にした大成ラミックなどは第3四半期の業績が通期の予想業績より良いこと。IRなどに確認しすると従来の予想と比べて、業績修正のルールである30%以上の各利益の変動は無いからIRしていないだけというようなことが分かるので安心して投資をすることができました。
ところが、最初に述べた企業は、どうも様子が違いました。そこで四半期(=3ヶ月)ごとの受注高と四半期末の受注残の推移を追ってみたら、恐ろしい受注高の低迷と、期末の受注残の減少が分かって、ビビッて買い増しをやめました。
ありがたいことに第3四半期の決算短信が発表された後、受注残を調べる前の私のように、買ってくれる投資家さんが増えており株価は10%以上スルスルと上昇してくれています。
2008年7月から9月までの3ヶ月間の受注高8,539百万円。2008年9月末の受注残高7,638百万円。
2008年10月から12月までの3ヶ月間の受注高7,969百万円。2008年12月末の受注残高7,827百万円。
2009年1月から3月までの3ヶ月間の受注高8,438百万円。2009年3月末の受注残高7,259百万円。
2009年4月から6月までの3ヶ月間の受注高10,124百万円。2009年6月末の受注残高11,604百万円。
2009年7月から9月までの3ヶ月間の受注高5,169百万円。2009年9月末の受注残高4,932百万円。
景気回復により受注残が他の企業のように増えていると期待していたのですが、なな、なんと(汗、汗、汗・・・・)
2009年10月から12月までの3ヶ月間の受注高4,609百万円。2009年12月末の受注残高2,962百万円。
ギャーというほど2009年12月末時点の受注残高が激減していることに気づかされました。そんな話題を「生涯パートナー銘柄の研究」の今週のコラムで取り上げてみました。
受注生産以外の売上高もあるでしょうし、持分会社の利益も別途で利益に加算されてきます。しかし、それにしてもこの企業の各期の販売高と受注残高との関係を見ると、この受注残高の急減は、今後の業績に懸念をもたらします。
もちろん2010年1月から3月までの第4四半期に大きく受注を獲得できる可能性もあります。また株価が上昇していく可能性も考えられます。実際に株価はスコスコ上昇しています。さて本決算と来期の業績予想はどうなるのでしょうか。興味深々で結果を待とうと思います。