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征野三朗さんComments
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株式投資の本質=「株式投資は人間の欲望を変数として機能している制度であり、わずかな入力(投資家の欲と恐怖に駆られた投資行動)の変化が劇的な出力(投資の損益)の変化に帰結するものである」と考えています。
今回も恐怖が先にたっています。
また株価というのは企業の本質的(=本源的)価値の影で、需給という光がさして、始めて影ができると思っています。投資家が恐怖に縮み上がると光が消えて、影が小さく小さくなってしまいます。
じゃあ企業の本質的(=本源的)価値はどう計算するのか。それは分かりません。簡単に言えばその企業とそっっくりのコピーを作り上げるのに必要なお金の額だと思っています。
バランス・シートで目に見えている資産-負債がまず基本で、それにバランス・シートには見えていない製造ノウハウ、販売網、特許、教育された社員、有能な経営者。私はザックリ4年分の経常利益の平均の5倍という、企業からすれば、馬鹿にするなと張り飛ばされそうな超過小評価を行って算定しています。
いまは過去15年以上経常黒字を出し続け、それがバランス・シートに目に見える現・預金や投資有価証券という金目のものや含み益たっぷりの不動産、世界や日本で有数の設備になっているのに、たかだかすでにある現・預金+有価証券-全部の負債だけで時価総額以上ある会社もけっこうあります。
いまの時価総額分の現金を積んでも、この会社のコピーを作ることなど不可能なことは小学生でも分かると思います。このことが分からない小学生以下のオタンコナスの代表が機関投資家のファンドマネージャー(爆笑)
株式投資など資産運用は、水泳の短距離競争じゃないんだから100メートルを早く全力で泳いで一番速くゴールに着けばいいや、というもんじゃないです。早く大きく資産を増やせたときに勝ち逃げできた人は短距離競争だといっても良いかもしれませんが、そこまで欲の少ない人は、ほとんど皆無です^^;
100メートル泳いだらあとは休んでいいという、いわば一発勝負。体調などあらゆるコンディションを最終戦に備えて、そこで勝てばおしまい。良かったね。次のレースは引退、ってな人はほとんどいません。次のレースは一からスタートというのはトレーダー的発想ですね。でもこれは資産運用ではないと思っています。
トレードだって、管理されたコースでレースの妨げになるようなものは管理者の手で排除されている100メート競争とは違います。そんな恵まれた状態で競うものとは、まったく違うでしょ。リーマンショックやギリシャ危機、ユーロ崩壊リスク。こんなものがおきるのだから危険はまったく管理され、排除されていません。
じゃあ資産運用を例えるならなにがいいか。遠泳だと思っています。資産運用は遠泳する能力を競うようなゲームなんだ。
潮流の変化。水温の変化。自分の体調。体力。あらゆる条件を勘案し、溺れないように、長時間泳いで、目的地に無事にたどり着けるような総合力を養うゲーム。嵐の海では、泳ぐのを避ける判断力も求められるゲームです。
自分の体力を過信したら、事故を起こします。心臓麻痺を起こしたら、足がつったら。そんな場合のセーフティー・ネットも準備しておく細心さが必要なもの。まさに株式投資も遠泳をするつもりで細心の注意を払って行うべきゲームだと思います。
みなさん無理をして、おぼれないようにしましょうね。