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kaitenetさん
征野三朗さんComments
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資産背景的には超割安な共立マテリアルです。さて事業の内容などはどうなんでしょうか。
繰り返しになりますが、共立マテリアルはノリタケカンパニー、日本ガイシ、TOTOなど、名古屋の旧財閥森村グループの企業です。名古屋の世界的な優良企業というと、まずトヨタグループを思い浮かべますが、森村グループもまた高い志によって設立され、優良なグループ企業を排出している企業グループです。
森村グループは幕末の動乱期、鎖国が解かれた日本から大量の金が海外へ流出するのを目の当たりにし、また洋学者の福沢諭吉から、「金を取り戻すには、輸出貿易によって外貨を獲得することが必要だ」と説かれた森村市左衛門が、日本国のため自ら海外貿易を始めることを決意して明治9年(1876年))、東京銀座に貿易商社「森村組」を創業し、弟の豊(とよ)をニューヨークに送って輸入雑貨店「モリムラブラザーズ」を開き、本格的な海外貿易を開始しまのが始まりです。ここに、ノリタケのあゆみが始まりました。トヨタグループより歴史が古いため、共立マテリアルも、親会社のノリタケカンパニーも、土地など所有資産の含み益は膨大です。
http://www.kyoritsu-kcm.co.jp/company/morimura/morimura1.html
共立マテリアルの事業内容は日本国内では手に入れることが難しくなった良質なセラミック原料を世界中から確保して、グループ企業ばかりではなく日本電気硝子、旭硝子などのハイテク企業に供給する事業です。サブプライム問題により世界中の景気が大きく悪化し消費も大きく縮小したために、日本の輸出メーカーである自動車メーカーや電子部品メーカー、家電セットメーカーが在庫調整のための大きな減産を実施して、経常赤字になる企業が多発しました。財務内容の弱い、借り入れ過多の上場企業には資金繰り倒産をよぎなくされる企業がいくつも出ました。その点では共立マテリアルは不安の無い企業です^^;
共立マテリアルの主力取扱商品はセラミック原料です。売上の約70%が陳腐化しない原材料です。一時的に売上が減ったとしても、完成品メーカーの製品のように在庫処分を行なわなければならない事業ではない点が魅力であり、強みです。共立マテリアルのIRにも確認しましたが、日本国内では製品を作るために必要な良質な粘土などセラミック原料を確保できなくなっています。したがって一時的に在庫が増えても、将来的には売れる在庫がほとんどです。
具体的にはテレビ・パソコン・携帯電話などほとんどの電化製品に使用されている「セラミックコンデンサー」用の原料をはじめ、携帯電話等の通信分野で用いられる高周波誘電体用原料、薄型テレビのパネルディスプレイ用原料、食器・衛生陶器用の原料などを製造販売しています。
販売先である日本企業についても、通常の電子部品などでは、ライバル他社は新商品を分解して分析し、すぐ真似をしてキャッチ・アップしてくることなど日常茶飯事で起こります。かつてソニーと松下電器(=現在のパナソニック)の関係で、ソニーの開発したものを松下電器が分析して、直ぐ類似の商品を出すことで、松下電器を「真似した電器」と呼ぶことがありました。偉大な経営者である松下幸之助氏がソニーのことを、松下電器の優秀な一研究部門であると考えていたという笑い話を聞いたこともありました。現在では新興国に製造工場を作った日本の製造メーカーの製品を合弁の相手側が、いつの間にかコピーして、自分の工場で安く作って売っていたなどという、油断も隙もない状況を聞くことも良くあります。セラミック製品は焼成されており、分解して調べても製造ノウハウをコピーすることができません。その点で共立マテリアルの販売先も強くて安心な企業群だと考えることが出来ると思います。
もちろん共立マテリアルも輸入した原料をただ売っているだけの企業ではありません。より優れた原材料を提供するために、絶えず研究開発を実施しています。
共立マテリアルの研究開発を見てみると、セラミック原料事業部では、各種ジルコニア粉体や非酸化物の製造技術、シリカ原料や粘土質原料を中心とする多様な天然原料の精製技術など高機能・高品位を目指した様々な研究開発を行っています。
電子部材事業部では、誘電体セラミック材料の微粒化、高結晶化、高分散化を目的とした新しい粉体製造技術の研究・開発を行っています。
また、新規分野としては二次電池、燃料電池用材料、フィラー材の研究を推進しています。
事業内容もすばらしく、外需で生き残れる企業だと思います。これで配当利回りが良かったら、そく準主力に格上げなんですけどね~(爆笑)