2019.07.26
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カテゴリ: 表沙汰




小学校の頃は、マトリックスという響きがかっこよく感じたが、
よくよく考えれば、matr=母なので、母体という意味だ。
日本語で母体、母性なんて言ったらかっこよくは感じないだろう。

哲学史でいえばソクラテスが発端だった、
「この世は仮想現実である」という考え。

歴史でソクラテスに関する文献が確認されているだけで、
もっと昔から人はそれを考えていたのだろう。

だからマトリックスだって「現実=仮想現実」と「目覚め」をテーマとしている以上、


この世は仮想現実である、VRである。
私たちは、「現実と思い込む」という強いプログラムのもと
現実を生きていると思い込みながら、
どこかこの現実から遠い場所で、VR装置で現実を五感で感じているだけだ。
現実は映像にすぎないし、五感や感情は、そのVR装置が用意して、
私の体に電流を流しているだけだ。

マトリックスでは、目覚めると、よりひどい現実なのだが、
私たちの現実世界では、どうであろう。

アセンションという言葉がよく言われる。
地球的周波数という名のVRを外し、本来の宇宙的存在に戻ることがアセンションだともいう。
マトリックスでいえば、なんかカプセルかなんかを飲んでた気がするが、


ネガティブな周波数を全て外して、ニルヴァーナの感情だけになって悟る、
というのにくらべて、飲むだけでいいなんて、実に楽なことだ。

ブッダが悟ったのも、「苦行」ではなく「飲んだ」ことだったが、
私たちも、「苦行」でしか悟れないと思い込んでいて、
それがそういう現実をつくっているだけかもしれない。





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最終更新日  2019.07.26 19:43:34
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