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2012/07/08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
父の死シリーズ3です。

1「骨になる前に」
http://ameblo.jp/lychee-tangerine/entry-11282815350.html

2「こんな時聴いてくれる人がいれば」
http://ameblo.jp/lychee-tangerine/entry-11289506872.html


父の何かを預かっているというF氏と電話連絡をとり、
会うことにしました。
父の話を聞きたいなあ。そんな気持ちで。
新宿でもどこでも行きますよ、と言われたのですが
休日は混み合うので、と彼のお住まいの最寄り駅まで伺いました。

遺骨を引き取りに行った駅。改札であの人かな?この人かな?

ドラマ化するなら役所浩司がはまりそうな、男性でした。
近づいて挨拶すると、やはりF氏。
ほかにもお二人、もと同僚が来てくれるとのことで
携帯で連絡しながら、駅前のファミレスへ。

「いやあ、Kちゃんによく似てるねえ!」
父の愛称である「Kちゃん」を連発しながらF氏は
とくに私が笑うと感に堪えないという様子でした。

「いや~、似ている、その目が、そっくりだ、いや、安心だ、
あなたのような娘さんがいるなんて、Kちゃんも安心だ」
そう涙ぐむのでした。

F氏につづいてお二人のもと同僚が店にやってきました。

最後に来られたA氏はおそらく私とそう変わらない、40代。

「今日はKちゃんの弔いだ!」とO氏。
ワインをオーダーし、「娘さん!あなたにも!」
と薦められましたが断りました。
が、結局帰りまでにチーズケーキが運ばれてきて

ありがたくいただくことに。

F氏は父が大好きで
「立派な人だったよ~、几帳面できれい好きで、まがったことが嫌いで」
「酒癖だけは悪かったけど」
ええ、それできっと家庭は崩壊したんです。とは言わずに私は
酒癖以外は立派な父を思って温かい気持ちになりました。

飲み屋で撮った写真をくださって、
この駅近辺の飲み屋で、よくみんなで一緒に飲んだ話を聴く。

娘がいるとは聞いていたけど、それ以上を訊くと
決して答えてくれなかったとのことで
彼らは、父の過去について何も知らなかった。

なので私も借金や離婚にまつわる話はせずにおいた。

いわく父は

料理が得意
冷蔵庫が1人暮らしなのに2ドアだった
冷蔵庫には食材が詰まっていた
友人たちがいくとちゃんと出汁をひいた料理を出してくれた
家族の話はしない
倒れてからは血圧計を買って計っていた
青汁を飲んでいた^^


酒癖は悪いが、女癖について一切の噂はない

健康診断で心臓疾患がわかり、現場から退職。
社長が寮を出たあとの部屋を借りてくれてそこで
生活保護を受けて生活中に、
脳溢血かなにか(あいまい)で、 倒れて隣人の通報により救急車で病院へ。
後遺症で半身不随+言語障害に。
2年のリハビリで自力でトイレに行けるまでになっていた。
言語障害はそのまま、倒れてからは筆談であった。

F氏はリハビリの茨城の病院にも通ってくれて
今のところでも常に励ましてくれてたそう。
O氏が「俺が行っても反応しないのに、KちゃんはFのことを
本当に愛しい目で見てたよ。しゃべらないけどね。
お嬢さん、この人が本当に親身になってくれたんだよ」

会社を退職してからも
闘病生活のなかでも
こうして友人たちに恵まれていたと知って
私の心はどれだけ安らいだでしょう。
会いにきてよかった。

実際は、面会は少なかったとしても
父にはこうして没後も集まってくれる友人がいる。

私は本当に救われたのでした。

先日ツイッターでの茂木健一郎氏のつぶやきで
「生活保護、お金だけじゃなく人脈が必要。
でも友人やフォロワーは『支給』できたとしても
つながりは支給できない」
というような記述がありました。(意訳)
まとめはこちらです
http://togetter.com/li/328389

私は、父には、
生活保護もつながりも、両方あったんだなあと安堵したのです。

さらに彼らが楽しそうで、
友好的で、
「俺も会いたくない女房と、あわせてもらえない子どもが居てね」
なんて話が出てきたりして



父が晩年あるいは倒れるまでの数年間は
幸せであったことを知りました。

さらに

家族を失った男性の
ひとつの幸せパターンをみた気がしたのです。


そうか!どの道を行っても
幸福にはなれるのかもしれない。


私は

長年

あの借金取りの集中豪雨の中
逃れたくて母に離婚を勧め、

父を見捨てたという罪悪感を抱えてきたのですが

「どの道を行っても、それなりの幸せがあるのだ」
ということを

父の話にも
父の友人たちの話にも

感じられました。


子どもであった自分の罪悪感もなくなりました。
私は、ほんとうに安心が欲しかったのだ。


人は、家族を失っても、ひとり幸せにつながりを持って生きることもできる。

ただ、夫婦で、家族で居たいのならば
責任が、あるのだと考えています。

大人である夫婦のそれぞれが主体的に
感情のケアをし、望みと知恵やスキルを使って
パートナーシップを創り上げる。

その理想のために頑張ります。



(離婚相談も承っています。別れたほうがいいのか
続けるつもりなのか、だけでなく、
そのプロセスについてご自身が納得いくまでじっくり伴走いたします)

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Last updated  2012/07/08 07:37:20 PM


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