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こんにちは。根室振興局地域政策課のヒストリー・ハンター(仮)裕です。隔週ペースで根室管内の遺跡・遺産をご紹介します。
古くから漁場として栄えた根室管内はいろいろな人達が暮らしてきました。その足跡は様々な場所で、いろんなかたちで残っています。古代から近代まで根室の歴史とともに、地域の話題を簡単にお伝えして行きたいと思います。 わたしと一緒にちょっと昔に思いを馳せてみませんか?
先日、同僚の Ostrya japonica さんから解説のリクエストを貰いましたので、今回は第21回「 夢幻の鉄道・根北線 」でも駆け足でご紹介しました、標津線を再びご紹介いたします。
Ostrya japonica
さんが歩いたのは、奥行臼駅から別海駅でした(別海駅は、開通当初は「西別駅」と呼ばれていました。場所は現在の別海町交流館「ぷらと」です)。
この区間の起工は昭和7年。川が多い湿地帯で、ケネヤウスベツ川、オンネヤウスベツ川、ポンヤウスベツ川、西別川と4本の川に橋をかけました。
Ostrya japonica
さんの写真に写っているのは、 ケネヤウスベツ川
だそうですね。
このような廃線跡は、それほど残っていません。
第21回では厚床-中標津-根室標津と探してみましたが、今回は、 標茶-中標津
で探してみることにしました。
標津線は昭和12年に全線開通となりましたが、いくつかの無人駅は、戦後新たに設置されました。
上春別駅
はその一つです。
場所は西春別と計根別の間です。昭和38年に利用を開始しました。
上春別駅
随分と荒廃しているので、上に乗ることはしませんでした。
ちなみに、上春別駅は北緯43度27分35秒、東経144度47分11秒( http://goo.gl/maps/cj1Tw )にあります。
<地図の出典>
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。地図閲覧サービストップページは
こちら
他の駅のほとんどは、別の施設が建設されていました。 けれど、寂しく思うことはありません。思い出の品は、しっかりと保存されています。
西春別鉄道記念館
<地図の出典>
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。地図閲覧サービストップページは
こちら
今でも「西春別駅前」という地名の残っているここには、 鉄道記念館 が建てられています。館内には、当時使われていた切符や「 さよなら標津線 」プレートなどが展示されています。
屋外展示
屋外には、樺太で仕事を終えた機関車「DL51-27」やJRの「キハ22 239」などが鎮座しています。
駅名標
各駅の駅名標も残っています。 上春別駅もしっかり残っていました。
鉄道記念公園は11月から冬季閉鎖 に入ります。 鉄道記念館は冬季も開館 していますが、この秋に別海町に来てみませんか?
参考文献:北海道鉄道百年史
・鉄道記念館の情報は こちら から
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