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こんにちは、国際課欧米交流係です!
今回ご紹介するのは、札幌市出身の高橋良昌さんです。高橋さんは、企業に所属しながらMBA取得のためボストンで二年間留学されたそうです。
大学時代や、企業の駐在員としての生活を米国で過ごされた高橋さんの言葉は、留学を考えている方に勇気を与えてくれることと思います。ぜひ最後までお読みください!
<まず、自己紹介をお願いします>
こんにちは、高橋良昌と申します。生まれも育ちも北海道札幌市です。高校卒業後に米国のニューヨーク州立大学ジェネセオ校(State University of New York at Geneseo)へ留学し、その後、東京大学大学院を経て、都内の銀行系シンクタンクに就職しました。
さらに、会社の社費留学制度を利用して、2015年から2017年までマサチューセッツ工科大学の経営学修士(MBA)プログラムである、スローンマネジメントスクール(MIT Sloan)へ進学し、ボストンに隣接する都市であるケンブリッジに2年間居住しました。
その後、2017年から2020年まで米国のカリフォルニア州に駐在し、現在は、都内のメガバンクでファンド投資業務に従事しています。私が担当するのは、スタートアップへの投資を専門とするベンチャーキャピタルに対して投資する仕事で、次世代を担うテクノロジー企業などを間接的に支援しています。
MITの象徴「Great Dome」
<現地での生活の様子や、日本との違いを感じたことについて教えてください>
私は、高校卒業まで海外に行ったことがなく、大学留学でニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に降り立ったのが初めての海外でした。海外留学をするためにそれなりに英語の勉強をしたつもりでしたが、最初は授業で先生やクラスメートが何を言っているのか全然分からず、レストランやお店でも自分の意思を上手く伝えられず、とても苦労しました。
最初は苦労しましたが、大学生という比較的若い時に4年間海外で過ごしたことで、流石に英語や異文化理解力、そして忍耐力は身につき、その後のキャリア形成に活かされています。大学生の時に、その後の人生の根幹となる経験を支援してくれた両親に感謝です。
アメリカの大学での留学経験のおかげで、MITでは、米国生活という意味ではあまりカルチャーショックを受けませんでした。一方で、世界最高峰の大学ということで、クラスメートの質の高さに驚かされました。
ボストンには、マサチューセッツ工科大学以外にもハーバード大学を始め、超一流の学術機関が密集しており、それほど大きくない街に日本を含め世界各国から優秀な人材が集積しています。周りに優秀な人がたくさんいると、話についていくこと一つとっても、自分自身が周りのレベルに追い付かなければならないので、毎日必死です。自分を高める場所としても、ボストンは世界で最高峰の街と言えるのではないでしょうか。
<マサチューセッツ(ボストン)でおすすめの場所を教えてください>
ボストンは四季がはっきりしていて、それぞれの季節に魅力があり、北海道、そして札幌市と似ています。
私のオススメは、毎年夏にマサチューセッツ州西部の小さな町で開催されるタングルウッド音楽祭です。私は、楽器を何も弾けず、コンサートに行ったりするわけでもないのですが、開放的で清涼な野外スペースで奏でられるオーケストラに魅了されました。
タングルウッドの様子
<最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生へのメッセージをお願いします!>
学生時代は、人生で一番リスクが取れる時期です。迷う気持ちがあるなら、留学なり海外生活なり、まずやってみることをオススメします。私もまだ老け込む歳ではありませんが、歳を重ねると失敗するのが怖くなります。でも、若い時の失敗はいくらでもリカバリーできます。
「将来の夢」は変わります。世の中の情勢やテクノロジーが目まぐるしく変わる中、自分がやりたいことやできることは数年単位で変わると実感しています。一つのことに対してとことん打ち込むことも重要ですが、それに加えて、興味の幅を広げていくフレキシビリティがあると、将来の可能性が広がっていくと思います。
最後に、留学するなら個人的にはボストンぐらいの大きさの街がオススメです。学部生活を過ごした街は田舎だったので、勉強に打ち込む環境としては良かったのですが、世間を学ぶのに適している街とは言えませんでした。せっかくの留学生活、いきなりニューヨークみたいな大都市は怖いかもしれないですが、ボストンのように適度に大きく、学際的・国際的で住みやすい街に住むことで、勉強以外の面で得られる経験も多いのではないかと思います。
高橋さん、ありがとうございました!
マサチューセッツ通信では、今後もマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます!
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