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2007年07月06日
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カテゴリ: 古典
天の川、 楫の音聞こゆ、
彦星と 織女と、 今夜逢ふらしも
         作: 柿本人麻呂  万葉集より

天の川にかじの音が聞こえます。彦星(ひこほし)と織女(たなばたつめ)は、今夜逢うようです。


今日はちょっと早めの更新。 というのも、一部の方はお気づきと思いますが(ブログにご訪問したので)、午後より本社に帰ってきました。 ネタ切れですることがなくなったから・・・ あ まだ仕事は続きます。 詳しいことは また後日に・・・


昨日は晴れていましたが、今日は曇り空 今晩から明日にかけて、大阪はお天気がよくないようです。

さて、本日は昨日の「 神話のロマンとミステリーシリーズ 第7話 ロマン あふれるお話。

七夕伝説・織姫伝説 発祥の地」

私の住んでいる近くに、由緒ある 七夕伝説 の地域があります。
その前に、こういう記事のご紹介。



七夕の逢瀬 (おうせ)、今年は各駅停車で…京阪電鉄にヘッドマーク

七夕伝説 おりひめ 」と準急「 ひこぼし 」の年に一度の対面が中断のピンチに見舞われ、住民や鉄道ファンの要望で、各駅停車の列車に二つの星のヘッドマークを掲げる粋な計らいで 逢瀬 (おうせ)がかなうことになった。

交野市には織姫をまつる 機物(はたもの)神社 、隣の枚方市には 牽牛(けんぎゅう)石 逢合(あいあい)橋 」が架かるなど 七夕伝説 が残り、列車の愛称にもなった。

特急は朝、準急は夕方の運行のため駅で顔合わせする機会はないが、3年前から、七夕の夕方だけ臨時の「 おりひめ 」を走らせて私市駅で対面させたところ、鉄道ファンらが集まり、この日の私市駅の乗客は倍増するようになった。

今年は7日が両列車が運休する土曜日になったため、同社は「対面中止」も検討。 しかし、7、8両日に交野、枚方両市が「 全国七夕サミット 」を開くこともあり、うわさを聞いた住民らが、同社に「ぜひ今年も」と強く要望した。

当日は、午後6時過ぎ、マークを掲げた普通列車がホームですれ違う。

マークは二つ合わせるとハートになるデザインで、京阪電鉄は「ファンの盛り上がりに水をささない苦肉の策」としている。(2007年7月4日 読売新聞)



そうです、枚方・交野(かたの)市の「 七夕伝説・織姫伝説 」です。 枚方・交野市には「天の川」が流れています。 また 交野市では「 全国七夕サミット 」が行われます。 おりしも今年は 200 7 7 7 日。

大阪府の東北部に位置する交野市から枚方市にかけては平安の頃、 交野ヶ原 と呼ばれ、貴族たちを魅了する風光明媚な狩猟地でした。

この一帯を流れる天野川は生駒山系に源を発し、生駒市、四條畷市を経て交野市、枚方市を流れ、淀川に合流する一級河川です。

天野川の名は、古代このあたりが甘くおいしい米が実る肥沃な野という意味で甘野と呼ばれていたことに由来して、甘野川とされていたのがいつしか天野川となったようです。


「狩りくらし 棚機乙女(たなばたつめ)に宿からむ
    天の河原にわれは来にけり」

        伊勢物語より 在原業平(ありはらのなりひら)

狩をして日が暮れてしまったので、今夜は 織姫 の家に泊まりましょう。 天の川に来てしまったのだから。


同行していた紀有常(きのありつね)が、返歌にこう歌いました。

「ひととせにひとたび来ます君待てば
    宿かす人もあらじとぞ思ふ」


1年に1度訪れる 彦星 を待つ身であるから、宿は貸してもらえまい。      


白く輝く川砂と澄んだ流れが空の 天の川 を思わせることから、天野川は多くの古典文学に書かれてきました。

天野川流域に残る七夕ゆかりの痕跡も伝説発祥の地といわれる由縁です。

交野市の倉治には 織姫 (天棚機比売大神)を祀る 機物(はたもの)神社 があり、天の川をはさんだ対岸の台地に中山観音廃寺跡には 牽牛(けんぎゅう)石 があります。

そして、ほぼ中央の天の川に 逢合(あいあい)橋 という名の橋が架かっており、この橋で年に一度七夕の夜に二人が逢い、愛を誓い合うという ロマンチック な話が伝えられています。

また、天の川が淀川と合流する直前に架かる橋は、 かささぎ橋 と名付けられています。 鵲(かささぎ)という鳥が羽根を連ねて、2人の橋渡しをした」といい伝えにちなんだ、 ロマン にあふれる橋です。

他にも、 織姫 彦星 のイルミネーションがまたたく 天津橋 は人気スポットとなっています。

逢合(あいあい)橋
枚方・天の川 逢合橋

また  交野ヶ原 には、星田妙見宮などに 北斗七星 が降ったという 降星伝説 が残り、星ヶ丘、北極星のある場所を意味する中宮など、天体にまつわる地名が集まる全国的にも珍しい地域です。

そして、天の川上流の磐船渓谷には物部氏の祖先神、 饒速日命 (ニギハヤヒノミコト)が天上より天の磐船で地上に 降臨 したという伝説をもつ 磐船神社 があります。

磐船神社 の近くには府民の森があり、キャンプ場があります。 手軽なハイキングコースとして府民に親しまれでいます。

途中 「くろんど池」などもあり、また 「 星の ブランコ と名づけられた吊り橋もあります。

磐船神社 星の ブランコ
磐船神社星のブランコ

平安時代をすぎ、江戸時代になって、元禄2年2月11日、当地域を訪れた 貝原益軒 (養生訓で有名)は、その紀行文「 南遊紀行 」の中で次のように記しています。

『天の川の源は、生駒山の下の北より流れ出て、田原という谷を過ぎ、岩船に落ち、私市村の南を経、枚方町の北へ出て淀川に入る。獅子窟山より天の川を見下ろせば、

其川東西に直に流れ、砂川に水少く、其川原白く、広く長くして、あたかも天上の銀河(天の川)の形の如し、さてこそ比川を天の川とは名付たれ、

それ比所よりみざるさきは、只天の川の流れの末ばかりをわたりて、古人天の川と名付けし意を知らず、

凡諸国の川を見しに、かくのごとく白砂のひろく直にして、数里長くつづきたるはいまだ見ず。 天の川 と名付し事、むべなり・・・云々』


ゆえに 日本における 七夕伝説 の発祥の地は、交野市から枚方市に広がる「 交野が原 」だとも言われています。

  おまけ  天の織音 (はたおと) という 和菓子
天の織音(はたおと)


●別ブログ 6/24の新着 は「 カレーに何をかける?
       また、前回は「 夏にはメロン
       また、前々回は「 島民ラジオ開局 」  奄美FM ディ!ウェイヴ
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最終更新日  2007年07月07日 10時45分15秒
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