全国の名物研究所

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2006.05.01
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テーマ: 北陸の旅(175)
カテゴリ: 食べ物の話


 展示物もさることながら、なんと言ってもここは建物がすごいですね。元は陸軍の施設としてて建てられたものというきな臭い歴史をはらんでおりますが、レンガ造りの三棟は迫力満点、不思議な空間にさまよう混んだような錯覚を覚えます。

 一時期、美大の校舎としても使われてたそうで、そのせいか、館内はレトロな中にもモダニズムな空間があって、これまた面白いです。金沢には他にも近代文学館や市民芸術村など絵になるレンガ建築物が点在しています。観光客には馴染みがあまりないでしょうが、これもまた金沢の歴史を物語る建造物なのです。

 さて、久しぶりに名物の話をしましょう。といってもまた若狭ですが

 若狭湾に面した小浜市。ここはかつて鯖漁で栄えた町です。「京は遠ても十八里」と、江戸時代にここで水揚げされた鯖を京都へ鯖を運んだ「鯖街道」の起点としても知られます。浜でひとしおされた鯖は十八里の道のりを経て今日へ着くころちょうどいい塩加減になっていたとか。

 でも面白いことに、実はこの鯖街道を使って京へ運ばれていたのは鯖よりもカレイの方が歴史も古く量も多かったそうです。若狭ガレイといえば今も昔も高級ブランド品だったようですが、一方鯖は京の庶民に人気があったようです。そんな若狭の鯖も今は水揚げ量が激減してしまい、すっかり高級魚となりました。

 小浜名物に浜焼き鯖というのがあります。下の写真がそれですが、簡単に言ってしまえば、鯖を串刺しにして焼いたもの。スーパーの惣菜コーナーなどで売っている焼き魚を想像していましたが、まず大きさがだいたい30センチ以上はある大きな鯖で、脂がのって身はジューシー。しかも焼き方に特徴があるのか、青魚特有の癖もなく美味しい。小浜では盆暮れの挨拶や慶事にはこの浜焼き鯖を贈る風習があるとか。
 そのまま食べても、しょうが醤油でいただいても、身をほぐして散らし寿司や汁物に入れてもいいといいます。

 これを使って押し寿司にしたのが、空弁で大人気となった焼鯖寿司です。これについては、また機会を改めますね。



浜焼き鯖.jpg





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最終更新日  2006.05.01 19:35:03
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