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紅の刻「千草」
紅の光の中で彷徨う魂
辿る道も解からずに一瞬が砕かれた永遠
幻の時間を漂う
未来砕かれたガラスの破片
戻るべき唯一の
私の世界は
飛び散った記憶の断片辿る人の想い
温かな場所を求めて
紅の刻「桜子」
紅の濃霧
心砕け悦びも哀しみも
友の声も心の横を吹きすぎ届かない
あの一瞬からすべてが始まった
永遠の旅路
紅の刻「小夜と千夜」
私達は紅い糸でつがっていると思っていた
切れる事の無い絆で
何時だってどんな時だって
振向けば其処には君の笑顔が
言葉などいらないと思った
それが当たり前だと信じていた何も言わなくても通じ合うはず
五月雨の中で君は何を見ていたの桜の木下で無言のまま
笑顔の影で交わせなかった言葉
紅い糸は幻だったの・・・
言葉で伝えられなかった想い止まったままの心の時間
紅の刻「薫」
「ちぐさ」
呼び掛ければ振返る穏やかな微笑み
乾いた風を潤す様に心の中に染渡る
桜が芽吹き散り行く間の様な時間
吹きすぎた風に
すり変えられた風景の様に
移り行く季節の中
その笑みも刻という名の時の中
「かおる」と言うあの
間延びした呼び方は
お気に入りだったのです
#一連のイメージ作品