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(昨日からの続き、、、) 現在日本のソムリエ人口というのは10000人を超えています。これはソムリエの有資格者の数で、その他ワインアドバイザー、ワインエキスパート、ソムリエ資格を取得して無くても十分ソムリエとして活躍している方もいらっしゃいますので、その数は何万人という数にあたるんじゃないでしょうか。 正に、「石を投げればソムリエに当たる。」くらい溢れています。先日、私の勤務先で「初代世界最優秀ソムリエ」とのフェアが行われました。フェア終了後に当のジャン・リュック=プトー氏を囲んでおつかれ会を行ったのですが、その席上でプトー氏にお話を伺うと。 「なんと日本はソムリエの多い国やなぁ。フランスにもこんなに大勢のソムリエはいまへんねん。日本のソムリエがフランスに来たら、なんぼでも仕事ありまっせ。」 (フランス語を関西弁で訳してみました。) との弁。ソムリエという国内の資格はあくまでも資格で、ヨーロッパのギルドの思想から派生した専門職としての「ソムリエ職」との違いが明らかに根底にはあります。 10000人ほどいる「ソムリエ」。じゃあ、「ソムリエ」を一番多く抱えている日本の企業ってどこかご存知ですか? ホテル?レストランチェーン?、、、 実は、JALですって。JAL, Japan Air Line の略で日本航空ですね。ちなみにJSAはJapan Sommellier Association で「日本ソムリエ協会」、ABE は「あべ」で友人の「阿部ちん」のこと。 昨日の日記にも記載しましたが、ソムリエ試験の2次試験、各々のお店のユニフォームで試験に臨むわけなのです。その際、受験生控え室では様々なスタイルを眼にすることとなるのですが、その中でも目を引くのがCA,キャビンアテンダントの方々。 そもそもこの企業は国際線の航路に「空飛ぶソムリエ」のフレーズでキャビンアテンダントの皆さんのソムリエ資格取得を奨励したいきさつがあります。 何しろ彼女たちは一次試験には強みもあります。ソムリエの第一次の筆記試験はワインの名前などはもちろんのですが、地名、気候、風土、歴史といった内容も多く含まれます。実際に現地に飛ぶのはもちろん、世界の様々な国を熟知していらっしゃいます。何よりも横文字に強い。ソムリエ試験の解答の選択肢の多くにフランス語、イタリア語、もちろん英語も用いられますので、この点の能力はすばらしく長けているわけです。 「同じ環境におかれた者どうしは、共感を得やすい。」サービスのテクニックにも用いられる、心理学における「シンクロ効果」です。これから2次の実技試験に臨む者どおし、不安と緊張感は同じくのはず、、、ここで声を掛ければキャビンアテンダントさんとお近づきになれるかも、、、 「...って、アンタもこれから受験するんやん。そんな不謹慎なコト考えてたら失敗すんで~!」 どっからか、ワインの神様の声が聞こえてきました(^^;) (また続く、、、)
Apr 19, 2007
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(昨日からの続き、、、) 最初に行われる「口頭試問」。口頭試問という名前なので、試験官との面接みたいなものを想像してしまうのですが、実際は試験の行われる各会場にて、出題者がマイクで問題を読み上げ、解答を用紙に記入するというもの。ソムリエといえど、接客業。ちゃんと受け答えができないといけない、という意味でソムリエ試験が始まった何年も前は、面接形式だったのかも知れませんが、現在はこんな様子です。ユニークな問題もあって、パネルにある建物の写真を見せ、(↓こんな感じ)「この建物は有名なボルドーのシャトーである。それはどこか?」なんていうのもあります。 さて、口頭試問が終わると続いてテイスティング(デギュスタシオン、利き酒)です。テイスティングの試験が、お客さまが想像する「ソムリエのイメージ」かも知れません。例年、4種類のワインが出題されます。組み合わせは、白・白・赤・赤が最もオーソドックスですが、白・赤・赤・ブランデーという年もあったと記憶しています。 私が受験した当時はまだ、テイスティングはそれぞれ記述形式だったのです。空白の表があって、空欄を埋めていく形。「色」「香り」「味わい」とあって、「生産年」「銘柄名」「レストランでの提供金額」と続きそれぞれを埋めていくのです。 近年はマークシート形式になっていますので、どれかひとつは必ず正解が隠れています。と、いうことは第一印象で推測した銘柄に対して、このワインだったら、この色合い、この香りがあるはず、味わいはこう表現するべき、、、といった感じで正解を導き出すことが出来るはずです。ところが第一印象で間違った銘柄だと思い込んでしまうと他の項目を選択してしまうリスクも生まれてしまいます。 いづれにせよですねぇ、、、正直言うと受験に来る皆さんの正解率は4銘柄あったなら当たっているのは、ひとつかふたつというところじゃないでしょうか。そんなくらいだと思います。 昼休みをはさんで、午後からが「実技試験」です。実技試験の内容は毎年変更されること無く「赤ワインのデキャンタージュ」古酒の赤ワインだと想定して、取り扱いの姿勢やその後に行われる、澱を取り除きながらワインをデキャンターに移し換える、というものです。 この試験は、各自ユニフォームに着替えての受験となります。ユニフォームとは普段仕事で着用しているものという規定で、私ならばタキシード。ベストにタブリエ姿のソムリエスタイルの人もいます。オープンキッチンのお店の人でしょうか、コックコート姿の方も見られます。 ...午前中の口頭試問、テイスティング試験では皆私服だったので気づきませんでしたが、結構多いのがCA、キャビン・アテンダントの方々。ひと目でそれとわかるユニフォームです。 嬉しい! ...なんで?(^^;) (明日へ続く、、、)
Apr 18, 2007
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(昨日の続きから、、、) ソムリエになるには、まず受験する者の基準として、 ●第一次試験日において、ワイン及びアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算5年以上経験し、現在も従事していること。●平成19年度より調理従事者が受験可能な資格はソムリエとなりました。●アルコール飲料を扱わない飲食サービス従事者は受験資格がありません。●飲食サービス業の内容は、洋食にとどまらず、ワインおよびアルコール飲料、料理を提供するものが含まれます。(J.S.Aホームページより) というような規定が設けられています。 第一次試験(筆記)と、第二次試験(実技)の2段階の試験があります。まず、第一次試験は筆記テストなのですが、近年、いわゆる新世界、ニューワールドと呼ばれる地域のワインの品質の高まりもあり、年々、試験用のテキスト「ソムリエ教本」は分厚くなってきています。私が受験したときはまだ1冊だけだったのですが、何年か前から2冊組になってしまいました。 さて、この筆記試験、世界各国のワインに渡って出題されますが、毎年100問ほど出題されます。この筆記試験で70~75点以上を正解すると第一次試験は合格です。...ところが、この70点というのがなかなか難問で、毎年合格率は40%少々というところでしょうか。もちろん、中には3回目、4回目の受験という方もいらっしゃるので、初めて受ける方のみに絞って考えるともっと合格率は低くなります。 第一次試験に合格すると、期間を開けて第二次試験が行われます。第二次試験は 口頭試問テイスティング(デギュスタシオン)サービス実技 の三種類の試験が行われます。 (明日へ続く、、、はず)
Apr 17, 2007
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「お兄さん、そのバッチカッコよろしいなぁ。何処で売ってますの?」「...いやいや、お客さん。これが『ソムリエ』のバッチですねん。これは売ってるものや無くて、試験受けて合格したら貰えるものですねん。」「ほぉ~。そしたら、お兄さんソムリエさんですかぁ!すごいでんなぁ!」 なかなかお茶目なお父さんです。 「ほな、なんでっしゃろ。ワインとかバンバン当てられるんでしょ。テレビでも何十万円のワインと千円くらいのワインと、、、芸能人でもなかなか当たりまへんなぁ。」「私ですか?あー、もちろんソムリエですから当たりますよ。私くらいになると、もう飲まなくても分かりますから。それこそ、ワイン抜かなくても分かります。何年に作られたものか、どこの産地か、、、 ...ラベルさえ見れば、一目瞭然です!」 関西系ソムリエは、ってなこと言ってテーブルを盛り上げたりするのですが、そもそも「ソムリエ」も「サービスマン」の役職のひとつ。レストランを楽しく利用していただくのがソムリエ本来の仕事です。 さて、この「ソムリエ」ですが、やはり金色に輝くソムリエバッチを着けていたりすると、お客様から、「すご~い!」とか、「試験って難しいんでしょう?」「男前ですね~!」とか、、、(あ、多分これは私だけですね)いろいろ言われたりします。まぁ、それが自らの誇りになったりするんですが、お客さまの方はあんまり「ソムリエ」ってのをご存じないことも多いのです。 「ソムリエ」は正式には「ソムリエ呼称資格」という資格名称で、毎年8月に「ソムリエ呼称資格認定試験」というのが行われます。日本には社団法人 日本ソムリエ協会(J.S.A)という協会があり、こちらが「ソムリエ呼称資格認定試験」を実施しています。 (続きは明日、、、)
Apr 16, 2007
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昨夜はトンでもない場所に遭遇したものです。 …で、翌日普段の職場へ出勤して、早速同僚のソムリエ連中に自慢。「昨日なぁ、めっちゃすごいワイン会に偶然参加することが出来てなぁ~。見て見てぇ。」誇らしげに同席した方々の写真を見せる私。「で、どうやったんですか?そのワインは?コメント聞かせて下さいよ~」同僚は尋ねてきます。「そやなぁ、、、ジンファンデルとかむっちゃ美味かったね。」「…ピノは?」「バツグンや~!」「…この、64のワインとかは、、、?」「そらなぁ、すごかったで!」「…カベルネ・ソーヴィニヨンは、、、?」「いやいや、そこまで来るとなぁ、だいぶ酔っ払ってしもてたわ(*^^*)」「……全っ然ん、ソムリエのコメントちゃいますやん!どないやねん!!!ホンマにぃ!ワイン飲んでくる前に、グランソムリエの爪の垢でも煎じて飲ましてもらいなはれ!」…ほんまですわ(^^;)
Apr 11, 2007
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大阪の本町で試飲会をやっていたので所用ついでに覗きに行ってきました。試飲会はフランスから何人かの醸造者などが来日されていて結構な賑わいでした。大津での職場の同僚に誘われて行ったんですが、久しぶりに業界の方々と偶然出くわすこともあったりして。 試飲会を終えて、大津の同僚たちとは解散。随分、空腹感を覚えました。朝から何にも食べてなかったんですよね~。時刻はすでに夕方の5時。ちょっと(かなり?)遅い昼ごはんをいただくつもりで、本町の知人が営業している「ト○ワ・プ○ジール」へ。 「おつかれ~。今日は試飲会があって大阪まで出てきてん。そうそう、開店一周年おめでとぉ~。もぉ10日も過ぎちゃってるけど(^^;)」 「あ~、エルネストさん。ちょうどいいところに。今日ね、ウチでワイン会するんですよ。みんなそろそろ集まりますから、時間あったら一緒にどうですか?」 「え~、そんなんいいのかなぁ。偶然来ただけなんやけど。」 ふと見ると奥の個室には既に関西ソムリエ協会の御大H氏が! 「いいよ、一緒に参加してくれて。白が3本と、赤が6本あるからね。問題なく皆に回るよ。カルフォルニアの古酒が今回のテーマなんだけどね。」 ホンマですかぁ!!!!こういった場には図々しくも甘えてしまうのが私の処世術。今回のワインは「カルフォルニアの古酒」6種類あっていずれも1960年代前半からのもので一番新しいものが1981年。1981年といえばまだ私も生まれてませんからね~ ...スイマセン、ウソをついてしまいました。。。 ワインもとてつもなく期待をそそるものなのですが、これまたテーブルを囲むメンバーがスゴイ! ・心斎橋のホテルNのグランソムリエH氏・茶屋町のHインターナショナルのグランソムリエU氏・ワインハウスHのオーナーで、ソムリエ協会理事でもあるH氏・ワインハウスHのスタッフで元自衛官の若きソムリエ・昨年度ポメリーソムリエスカラシップ、ファイナリストのM氏・さらに関西屈指のグルメライター、Y・H女史 そして、私。自称「関西最強のフリーター」インチキソムリエの私を含めて7人でのワイン会。 トンでもないところに来てしまったと恐縮するものの、こんな機会は滅多に無いので皆さんにもいろいろとお話を伺います。 (...話を伺う、と書くとすごく真面目そうですが、実際にはダジャレの応酬です。流石、関西ソムリエ界の大御所!今度、そのネタ使わしてもらいます!) 最初に白ワインから、、、アルザス・エーデルツヴィッカー2004トゥーレーヌ キュヴェ フィエ・グリ VV 2005 「フィエ・グリ」と呼ばれる葡萄品種があるらしい。イタリアで言う「ピコリット」か?それとも「シュナン・ブラン」の亜種か、、、そしていよいよ赤ワインの登場です。 Amity Vineyards Estate Bottled Wiilamette Valley Pinot Noir 1981Beaulieu Vineyard Estate Bottled Beaumont Napa Valley Pinot Noir 1964Ridge California Zinfandel LODI NV (Bottled May 1971,68&69 blend)Burgess Napa & Sonoma County Zinfandel 1975Joseph Swan Vineyards Sonoma Zinfandel 1976Louis M Martini California Mountain Cabernet Sauvignon 1967 事の顛末はいかに、、、、明日へ続く
Apr 10, 2007
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先日、久方ぶりにワインの試飲会に参加してきました。開催地は大阪ということもあり、かつて知ったる場所は「セ○ン」本町のお店ですね。 ヌーベルセレクションのフランスからのメーカーの試飲会ということもあって結構な人の集まりです。 私はあまり試飲会で「試飲」できた例がありません、大体において旧知の友人と出会ってしまって話し込んでしまったり、来日した醸造家をつかまえてサービス論をぶったりするので試飲に掛ける時間がほとんど無くなってしまっています。 人混みの中、ふと目があった彼女は見覚えのある顔、、、 「エルネストさん!お久しぶりです~!」「おぉ~~~!“I”!元気やったかぁ~!」 思わず、人目をはばかることも無く抱擁してしまいました。彼女は以前私が勤めていた店で一緒に働いたこともある女性です。同じ店で働いた期間は1年足らずだったでしょうか。その後も、彼女が働いている店に食事に行ったり、彼女も私勤めるレストランに来てくれたこともありました。この1年あまりはご無沙汰していたのですが、大阪のフレンチ業界の中では先輩、後輩の仲でもありました。 「ところで、噂に聞いてたんやけど、結婚したんとちゃうんか?それで結婚して店閉めて嫁いだちゅう話やんか!?」 「ホンマですよぉ~。結婚しましたぁ!そんで今、和歌山でダンナと一緒に店やってるんですよ~。」 ...やばっ、、、人妻を抱擁してしまった(^^: 彼女は料理人として非常に腕の立つ方で、また誰もがその存在を認める努力家でもありました。「ラ・○ゥル○ゥーガ」のMシェフのもとスーシェフとして活躍。一昨年、大阪の玉造に「○リエ」を出店。オーナーシェフとして独立を果たし、「専門料理」や「料理王国」などの専門誌にもしょっちゅう採り上げられていました。私も昨年独立を考えていた頃は随分彼女の記事を参考にさせてもらったものです。 「で、店はどうしたん?閉めてから?」「手放しましたよ(^^)今はダンナの店では料理作ってないんですよ~。なんかマダムみたいな感じでサーヴィスやってます。」 そうなんやぁ、、、 「でも、、、、ホンマ幸せそうやなぁ。今、すっごい幸せやろ?」「うーん。そうですね。」 そうなんでしょうね。彼女の顔を見てたら「幸せオーラ」があふれてますわ。キラキラしてました。 ♪幸せーってなんだっけ なんだっけ~ さんまのフレーズが脳裏をよぎります。 そっか~。他の人から見た「成功」と自らの中から溢れ出す「幸福」ってきっと違うのねん。 私が試飲会場に到着した頃には、ひととおりワインを試し終えて、今から和歌山に帰るところだそうです。長く話を聞ける時間はなさそうです。 「...次の仕事場決まったら連絡してくださいね。もいっかいエルネストさんのサービス受けてみたいですからね。ウチの店にも来てくださいよ~。」 嬉しい言葉です。私もそろそろちゃんとしないといけませんね(^^;)
Apr 3, 2007
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