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①プレ・ゴールデンエイジ(3~8歳)
Neural Type(神経系型)が急激に発達しだすタイミングで、運動能力の基礎ができる時期。
巧緻性(器用さ)、リズム感、バランス感覚等、身体をうまく動かす上での基本的な要素が成長します。そのため、この時期は技術を身に着けるというよりも様々な課題を行うことが
推奨されます。
②ゴールデンエイジ(9~12歳)
Neural Type(神経系型)の発達が終わってから間が空いておらず、身体的にも成長してくる
絶妙なバランスの期間は、人間の発達段階でこの時期のみと言われていて、この時期には
新しく動作や技術を習得するのに最適な期間です。
もう1つポスト・ゴールデンエイジという考えもありますが、
個人的にこちらは私の考察と違う意見なので、あえて載せません。
①のプレゴールデンエイジの時期は当然神経系の発達が続いている時期となるので、
覚えるのが早いかというと、ゴールデンエイジ世代に比べると覚えはそこまで早くはないと
思います。説明文にも書いていますが、この時期に技術を身に着けさせるというよりは、
遊びの中で良いので、色々な動きを取り入れると良いと思います。
その為、この時期の子どもには色々な習い事はむしろやって欲しいという思いがあります。
しかし、その一方でLymphoid Type(リンパ系型)を見てもらうとわかりますが、
②のゴールデンエイジの時期は人生で唯一成人よりも成長する箇所となります。
免疫力が高いという事は、回復力が高いとも言い変えれます。
この時期の子どもの体力はトップアスリートと同等以上と言われる方もいる位です。
実際私も、どれだけきつい練習(ハードワーク)をした後でも、この時期は次の日には
元に戻ってるという印象があります。歳を重ねるごとにハードワークは翌日にダメージが残り、
練習後のアイシングやストレッチなどのケアをしないと、パフォーマンスを維持できなかった
というのが未だに記憶にあります。
シニア世代ではダメージが残る可能性がある事から、爆発的な神経系のアプローチは
計画を立てて入れないと疲労(ストレス)が溜まり、ケガのリスクが上がってしまいますが、
この時期であれば、毎日10分程度であれば入れる事ができる可能性があるので、
この世代では水泳を優先して欲しいというのが本音です。
ただし、爆発的な動作が前提となるのであれば、強制からではそのレベルに達しないので、
ゴールデンエイジまでに、自発的に動ける子ども(内発的動機付け)の育成をするのが、
強いチームを作る上でのカギとなると思います。内発的動機付けに達している子どもは
結果的に練習は休まずくる子がほとんどですが。
※内発的動機付けに関しては、次回書きたいと思います。
~まとめ~
水泳選手が他の習い事をしても良いかというと、プレ・ゴールデンエイジ(3~8歳)の時は、
是非色々やっていただきたいです。それ以降も、私は本人に任せています。
週2だろうが3だろうが、その子の来る回数を考えて、メニューを作れば良いだけなので、
そこまで問題ではないです。しかし、うちのチームでは習い事どころか、
体調不良でも泳ぎたいと言って来て、強制送還されるという状況です。
そういう時は大概泣きながら来て、何で泣いてるのかというと、練習に行きたいのにお母さんが
「熱があるから今日は休めって言う。」と…。
内発的動機付けがしっかり行えていると、普通とは逆になりますが、
ここまでいけると他の習い事を優先する事はなくなるので、こういうレベルの子を育成できる
環境作りが大切だと思います。
ちなみにこの子達の場合は、何故お母さんが休めと言ったのかを理解できるまで話し合いました。
※性懲りもなく4~5回同じことを繰り返していましたが。