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dokidoki1234さん
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さっそく、かえでと二人で車に乗れるように練習を始めた
かえでの担任の自閉症のスペシャリストK先生も協力してくださった。
まずは学校の帰りに一緒に車に乗って、どんな感じで車に乗っているか、様子を見てくれて、
シートベルトをかえでが自分で締めるように練習させてくれたり、
私に向かって手を出しそうになると、手を膝の上に置かせて、その手にタオルをかぶせて、
手を出してはいけないことを教えさせてくれたりした。
とにかく私の車には乗ろうとしないので、夫の3列シートの車の最後部に乗せて、
自分でシートベルトをさせて、運転席の私に手が届かないようにすれば、物理的には問題ないけど、
気持ちの上で、かえでが私と車に乗らないというこだわりを取りたかった。
おじいちゃんは、自分が送迎していたものだから、仕事がなくなっちゃうのを恐れたのか、
「送迎くらいオレがやる!」
と言ってくれたけど、
おじいちゃんには 『ゴミ出し主任』
という大きな仕事があるから、
送迎はこれから私にやらせてほしいと、お願いした。
それから少しの間、私は夫と車を交換して、かえでを一番後ろのシートに乗せて送迎した。
それが慣れてくると、今度は真ん中のシートに座らせてみた。
手が届くので、後ろから攻撃される危険もあったけど、
シートベルトをさせて、タオルを手にかぶせて、何回か挑戦した。
夫の車だったら、なんのこだわりもなく乗ってくれるようになった。
そうやって、約1ヵ月練習して、とうとう中学部の入学式の日、
私の車にも以前のように乗ることができた。
普通なら、車ならなんだっていいじゃんって思うところ。
これだけのことで、何日もかけて練習しなくちゃいけないなんて、
全く時間の無駄のように思ったけど、
これが、かえでと私の絆を深めてくれたと思うようにしたい。
『北風と太陽』
の 北風
のように、無理やり押さえつけて乗せることも、
やろうと思えば出来たけど、やっぱり 太陽
のようにやさしく温めて、
かえで自らが変わっていってくれるのは、見ていて嬉しかった。
このあとは、誰の車にもおりこうさんに乗れるようになって、
手を出してくることもほとんどなくなり、休日は、かえでとドライブできるのが嬉しく、
買い物がてら時間を潰して、あちこち出掛けている。
少しずつ問題行動を克服しながら、かえでは中学生になった。
K先生は、卒業式の時にも、かえでが安定して式に出席できるように、
いろいろと心配してくださった。
4月には新しい職場に移ったにもかかわらず、入学式の心配までしてくれて、
前夜にも電話をくれたり、本当にありがたかった。
K先生は、まさに 『太陽』
のような先生だった。
新任の先生はどんな感じだろう?
良い先生だといいなぁ・・・
そして、私はまたどこか働けるところはないか、
三食昼寝付きの専業主婦をしながら、秘かに無料求人誌をながめる毎日になった
あっ、でも昼寝はしてませんから~~
ステイホームでも気分が上がる♪ 2021年04月04日 コメント(2)
これがお正月なのだ! 2021年01月04日 コメント(4)