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天上天下
2009.01.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
第7章 The Race Champion ought to be more than a match for The Hunter in the Death Match 中編2
炎は上がってなかった。ただ、グシャグシャにへこんだボディと車輪から外れたタイヤ・・・。数秒での惨劇を物語っていた。急ブレーキして心配して近づくベルズにヘッドライトをチカチカさせてなんとか生きている事をアピールしたフェイド。しかし、もちろんそれはデュオに対してもまだターゲットを殺せていないことを教える事になる。デュオはスピンターンで速度を殺すと、再度フェイドをロックオンした。
ベルズ「クソ、おいフェイド、担ぐぜ。それで、おまえをデュオから逃げさせたら、テルドムの野望の阻止に協力してもらうぞ。」
フェイド「・・・今の鉄片になったような俺にも力になれんのか?まあ、そん時はしかたない、協力してやるが、どうやって担いで逃げるってんだ?悪いことは言わないから早くおまえだけで逃げた方がいい。」
ベルズ「逃げる方法ならほら、向こうに赤いヒーローが見えるだろ?」
指差した先にいたのは迷子の彼。どうも、サイバーがどこにいったか手がかりすらつかめていない様子で、レース場に戻ってきたようだ。しかし、持ち前の方向音痴を発揮してフラフラとこんなところへたどり着いた。なんとも、タイミングがいい。ここで、ピーオーはベルズとフェイドがデュオに襲われているというのを理解した。(ちなみにピーオーはデュオを見たことはある)
しかし、彼がデュオの攻撃を阻止するのは無理がある。距離がありすぎる。ベルズはデュオの体当たりもう一発は覚悟していた。
デュオ「何フェイドを背負っている。貴様ごと吹き飛ばすぞ。」
ベルズは覚悟を決めた表情をしていた。すでに得意な顔を見せている。と、そこへいよいよデュオの体当たりが始まる。フェイドを載せているベルズにこれをかわす手段は到底ない。

デュオがタックルの助走に入った瞬間、ベルズはフェイドを投げてデュオの上を通す。フェイドはピーオーのもとに届いた。勢いのついたデュオはもう止められない。体当たりを食らう直前に、ベルズは叫んだ。
ベルズ「そいつを担いでマッドのところへ行け!」
ズガン!!
ピーオー「わかった。」
かつてのペガサスたちの信頼は厚かった。レッドペガサスはいつも冷静な判断を下すブルーペガサスの言う事に意見しなかった。見捨てたのではない。ここに置いていっても、必ず戻ってくるとわかったのだ。ベルズに体当たりがヒットする音を背に、ピーオーは病院へ走り出した。

・・・・・・・・・・・右のヘッドライトが粉砕されている。しかし、デュオと再び1対1で対峙することで、ベルズは今まで逃げ回っていた自分を恥じていた。そろそろ、デュオの殺気にも慣れてきた。勝負はこれからだ。
デュオ「逃げていればよかったものを――」
ベルズ「粉々にされても引かないはずだぜ。チャンピオンてのを味わった事があるやつはな。・・・ホントに不思議だ。体当たりしてもビクともしないおまえみたいなやつが相手でも、なんだか負ける気がしない。」
大きく息を吐き出して、残った左目でギンのデュオを見据えた。幸い、右のヘッドライト以外たいしたダメージはない。チョロQタウンでチャンピオンとなった男は今までの敗北の念を全てこめて、こちらを見て勝った気でいるデュオに突進した。
ベルズ「喰らえ!」
ドガ!!

ベルズ(硬い・・・壁にぶつかってるみてえだ。)
力押しは無理――そうも感じた。むしろ自分の方がダメージを食らってしまうんだから。しかし、気が付けばベルズはバックをしていた――それをポカンと眺めていたデュオ――距離をある程度とって、再び突進する・・・結果は、同じ。
もう一度大きく息を吐いた。そしてやっぱり力押しは無理だと感じた。だが、デュオをフェイドやマッドがやられたように、デュオをボロボロにすることができる確信を得た。ベルズにはもう仕返ししか頭になかった。こんなハンターという、レースの結果などなんとも思ってないヤツにレースで勝ってなんになる・・・!ベルズは今、ここ、スプラッシュハイウェイでデュオを潰す決意をした。終わらなきゃ帰るつもりはない。体当たりが全く通じない超重量級デュオに対して、一体どう応戦するというのか。深夜のスプラッシュハイウェイは再び戦場と化した。
ベルズ「俺とレースしろ・・・ただし、どちらかが動けなくなるまで続ける。いいな?」






マッド、フェイドを潰された無念、そして何より、今までデュオの殺気に押され続けていた自分の情けなさに憤怒したベルズは無謀にもデュオにデスマッチを提案する。体当たりも通じない相手をいったいどうやって倒そうというのか・・・。

次回、デュオVSベルズ。スプラッシュハイウェイの決闘!





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最終更新日  2009.01.12 12:34:50
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紫の鉄壁  
松井 さん
アンタXさん
>今回の話でなんとかフェイドはピーオーの護送で生還。しかし、今度はベルズが無事に帰れるかどうかが疑問に。
>デュオに敗戦したことでフェイドは作戦の協力を了解する。次回はベルズがデュオと交戦!
>フェイド、サイバー、ノラヒカと負傷者が多くなってきました。戦線復帰は可能なのだろうか。

終局に近づくにつれて、戦線離脱車が続出。闇レースの過酷さが出ていますな。

前回に引き続き、デュオとの戦いが繰り広げられる。重傷を負ったフェイドを助けるべく、ベルズはフェイドを担ぐ。フェイドは「作戦」への参加を了承するが、そこにデュオが襲い掛かる。だが、偶然スプラッシュハイウェイに来ていたピーオーを見つけたベルズは、フェイドをピーオーに投げ渡した。
紅紫の片割れからの指示を受け、フェイドを担いで撤収するピーオー。一方ベルズはデュオに体当たりを試みるがやはり効果は無い。それでもベルズには勝つ自信はあった。 (2009.01.12 13:15:24)

ピーオーの登場  
バ閣下 さん
なるほど、ここでピーオーの登場ですか
テルドムの正体につづくサプライズですね

話は変わりますが、この小説に登場する主な人物は
既に全員 登場したのでしょうかね?
そうだとすれば、サイバーの募る4人目のレーサーは
だいぶ限られてきますね (2009.01.12 20:12:57)

Re:紫の鉄壁(01/12)  
アンタX  さん
松井さん
>終局に近づくにつれて、戦線離脱車が続出。闇レースの過酷さが出ていますな。
どんなにうまいQでも一つミスれば潰されますからね・・・。

>前回に引き続き、デュオとの戦いが繰り広げられる。重傷を負ったフェイドを助けるべく、ベルズはフェイドを担ぐ。フェイドは「作戦」への参加を了承するが、そこにデュオが襲い掛かる。だが、偶然スプラッシュハイウェイに来ていたピーオーを見つけたベルズは、フェイドをピーオーに投げ渡した。
>紅紫の片割れからの指示を受け、フェイドを担いで撤収するピーオー。一方ベルズはデュオに体当たりを試みるがやはり効果は無い。それでもベルズには勝つ自信はあった。
-----
今日の公開でベルズの勝算が明らかに。しかし、倒すことはできずに・・・。 (2009.01.13 17:16:00)

Re:ピーオーの登場(01/12)  
アンタX  さん
バ閣下さん
>なるほど、ここでピーオーの登場ですか
>テルドムの正体につづくサプライズですね
ピーオーの活躍はこれからになりますね。

>話は変わりますが、この小説に登場する主な人物は
>既に全員 登場したのでしょうかね?
>そうだとすれば、サイバーの募る4人目のレーサーは
>だいぶ限られてきますね
-----
もう4人目のレーサーはもうフェイドで決定ですね。マッドとジョーは未だに動けない状態ですが、全員キャラは登場したと思います。 (2009.01.13 17:17:22)

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