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天上天下
2010.04.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
第8章 黒影狩り 後編
損傷した赤ボディ。ブラックシャドーの鋭利なフロントボディがもろにピーオーの体に食い込む。じっと耐えたピーオーは呟いた。
ピーオー「ふざけんなよ。なんで先に行ってゴールしないんだ。レースの勝ちを捨ててまで俺を潰したいか?・・・・・・・・・・ずっと変だとは思ってたが、わかったぜ。おまえ、レースに対する情熱が消えてやがる。」

そのころ、立体駐車場ではサイバーが事実を聞いていた。
サイバー「レースに対する気持ちを消しただと?」
テルドム「ええ、そうです。レースを楽しみ、1位を狙う感情なんて、ハンターには邪魔ですから。」
なんということか、シャドーはテルドムの改造によって、レースを楽しむ感情が消えていた――つまり、今のシャドーはただ速く走るだけの物体である。今のシャドーにとって、レースはピーオーを潰すという単なる”作業”にほかならなかった。

ピーオー「忘れちまったなら思い出させてやるよ。多少イカれちまったが、まだ走れるぜ。」
潰れたヘッドライトの奥には燃え盛る瞳があった。再び立ち上がるピーオー。残り半周。

ピーオーの情熱にシャドーも応えた。ドリフトも冴え渡り、戦いは互角だった。彼らの装備では、時間にして20秒もないであろう区間だった。だが、長かった。命を削り取る気でタイムを削り取り、互いに隙を探していた。ゴール前の直線に来たときは平走、ゴールは同時―――。

レースは終わった。勝ったわけではなかったため、ブラックシャドーには『悪魔の力』が残っている。けれど、ピーオーは最後はすがすがしい気分に浸っていた。
シャドー「何か、俺のQコアの真ん中にぽっかり空いた穴が少し小さくなった気がする・・・。」
ピーオー「レースの最初のころのおまえはレーサーじゃなかった。さっきの戦いでレースを愛する気持ちも少しは戻ったんだろうな。」
シャドー「俺のエンジンの中に閉じ込められたQコアたち・・・。こいつらも、レースがしたくてうずうずしているだろうな・・・。」
ピーオー「そうだな。できれば、返してもらいたい。」
シャドーは考えていたが、結論が出るまでそれほど時間はかからなかった。二人はツートーンファクトリーの地下の’あの部屋’へ向かった。




今回やけに会話が多いような・・・。うまく書けませんでした。
これで、第8章完です。『黒影狩り』できてないじゃないか!というつっこみも飛んできそうです。とにかく、これでQコアは戻ってくる。しかし、悪魔たちとの戦いはまだまだ終わらない。さて、テルドム討伐へ行ったサイバーはどうなったのか。次の章はそのへんを予定。





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最終更新日  2010.04.11 22:00:13
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黒い車体に燈る炎  
松井 さん
アンタXさん
>松井さん
>>ブラック・マリアという存在の消滅、といった感じでしょうか。
>もはや、そういう状態に近いですね。

ここまで熱心にチョロQの「死」を描いたのって、CCQ小説以外だと初じゃないんですかねぇ。

>>その構図は、さながらマッドと悪魔が対峙するかの如し。
>たしかに、紅紫の構図に似てますね。

奇しくも「マッドの後を追うもの」と「悪魔の遺志を継ぐもの」と、両車ともに縁のある組み合わせ。

>>これでは、レースではない。そう思ったそのとき、シャドーの一撃がピーオーを吹き飛ばした。続いて止めを刺さんとするシャドー。危うし、ピーオー!
>果たして・・・?
>で、いまだに次の話が完成してません・・・。がんばります。

流石に、一年近いブランクはきついようですね。

ピーオーはかろうじて大破を免れた。そのときピーオーは気づいた。ブラック・マリアにあって、今のブラックシャドーに無いもの、それは「情熱」だと。

そして、サイバーがテルドムから聞き出した内容も、同じだった。シャドーから消したものは、レーサーの情熱だった。

己を奮い立たせ、最後の半周に望むピーオー。その瞳に情熱が宿る。シャドーもその情熱に答えた。
激闘の決着は、同着だった。負けたわけではなかったが、勝ったわけでもない。「悪魔の力」はまだシャドーに宿っていた。しかし、シャドーにはレースを始める前には無かった何かが宿っていた。
シャドーは自ら、Qコアを返すと言い出したのであった。 (2010.04.12 00:02:56)

Re:黒い車体に燈る炎(04/11)  
松井さん
>ここまで熱心にチョロQの「死」を描いたのって、CCQ小説以外だと初じゃないんですかねぇ。
あんまりないですからね。チョロQの死についてはHG4でも賛否両論ありましたし。

>>たしかに、紅紫の構図に似てますね。

>奇しくも「マッドの後を追うもの」と「悪魔の遺志を継ぐもの」と、両車ともに縁のある組み合わせ。

>>果たして・・・?
>>で、いまだに次の話が完成してません・・・。がんばります。

>流石に、一年近いブランクはきついようですね。
正直、キャラの性格はややかわってしまってるかもという印象があります。設定なんかも以前に設定したものをうまく使えてるかどうか。
あとは、意外に大学生活がゆとりないというのもありますが。

>ピーオーはかろうじて大破を免れた。そのときピーオーは気づいた。ブラック・マリアにあって、今のブラックシャドーに無いもの、それは「情熱」だと。

>そして、サイバーがテルドムから聞き出した内容も、同じだった。シャドーから消したものは、レーサーの情熱だった。

>己を奮い立たせ、最後の半周に望むピーオー。その瞳に情熱が宿る。シャドーもその情熱に答えた。
>激闘の決着は、同着だった。負けたわけではなかったが、勝ったわけでもない。「悪魔の力」はまだシャドーに宿っていた。しかし、シャドーにはレースを始める前には無かった何かが宿っていた。
>シャドーは自ら、Qコアを返すと言い出したのであった。
-----
つまり、いよいよマッド、ジョー登場となりそうです。しかし、シャドーのこの行為は完全に背反。テルドムやデュオの反応はどうなるのか。 (2010.04.12 21:14:24)

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