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天上天下
2010.04.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
第9章 せまる決戦 前編
『悪魔の力』を持つQはレースを申し込まれれば逃げることはできないらしい。サイバーが戦いを挑むと、テルドムは意外なほど素直に了承した。
サイバー(ここで俺がコイツを倒せば『悪魔の力』は消える。)
提案したコースはノイズシティ2周。町の一番外側の道路を回るのだが、これを提案したのはテルドムである。十分に広く長い直線と直角のコーナー。『悪魔の力』を存分に使えるコースということだろう。
サイバーにも初めからわかっていたことだったが、スタートダッシュ、その後の直線ではテルドムがどんどん前にいくばかり。直角コーナーを最低限の減速で潜り抜けたところで、縮まる車間はわずか。テルドムがレーサーではないにしろ、理屈ではどうにもならないパーツ差、そして、サイバーにはスプラッシュハイウェイのレースでの手負いもあった。
サイバー「思った以上に加速が伸びないな。追いつくことができないんじゃあどうしようもねえ、奥の手を使うか・・・。」
そう呟いて、彼は前回の戦いで損傷したマシンの足元をカチャカチャいじっていた。
次のコーナーを慎重に曲がると、ちょうどその奥のコーナーに差し掛かっていたテルドムの通る軌道がサイバーの視線の奥に重なった。ギラリと白銀のヘッドライトが照らしつけると、なんとサイバーのタイヤが外れた。
サイバー「喰らえ!」

テルドム「なに・・・!」
独走態勢に入って警戒が薄れていたテルドムにこの一撃をかわすことは到底叶わず、大きくコース外れるのと時を同じくして、サイバーは残された三つのタイヤで見事に三輪ドリフトを決めていた。
サイバー「元々損傷しててバランス悪かったからな。攻撃に使わせてもらったぜ。てめえみたいなにわかレーサーの相手はタイヤ3つで十分だ。」
コースは、残り1周。このまま逃げ切ることがサイバーの勝利の条件となる。しかし、それは簡単なことではない。左の前輪を失ったことは左前に荷重をかけることになる右コーナーで大きなハンデとなる。幸い、コースはノイズシティを反時計回りで周っているので、それほど右コーナーは多くないのだが、三輪で戦うこと自体、未体験の領域である。迂闊なコーナリングはできない。
それが響いたか、半周ほどでテルドムはサイバーのすぐ真後ろについていた。
サイバー(追いつかれたか。だが、逃げ切るのと違って、追い抜きはブロックでなんとかなる。さてテルドム、どうするんだ?)
グリップ、ドリフト。まっすぐの直線加速すらままならない状態で、サイバーは2つのコーナリングを使いこなした。そして、テルドムがサイバーのブロックに体当たりを挑んできても、うまく攻撃の衝撃を逃がすようにぶつけさせ、体制を崩されなかった。残りのコーナーは2つ。テルドムにも、焦りが見え始める頃だろう。それを見ようと一瞬見たバックミラー。しかし、どういうわけか、そこにテルドムの姿がない。最後のブロックを決めてフィニッシュを描いていたサイバーのステアリング操作が一時停止する。消極的に減速を開始する。とっさのブロックができるよう、ここで減速して安定を取り戻すことは普通なら正解であるはずだった・・・。だが、やつは普通とは違っていた。
サイバー「・・・・・上か・・・!」
漆黒の翼が銀翼に影を落とす。減速してしまったサイバーに、ゴールまでに勝負をひっくり返す手立てはもうなかった。







まだ、第9章はこれしか書いてないんですが、公開しちゃいます。週末一回くらい更新しときたいし・・・。
サイバーVSテルドム。タイヤ飛ばしという荒業を組み込み、最後は『悪魔の力』による飛行でテルドムがブロックをかわすという、あんまりレースっぽくない展開。

「レースで悪魔の羽使っていいんだったら最初から使えよ」という突っ込みも飛んできそうですが、悪魔の羽の飛行速度は低く、地上を走った方が速いわけで。最後は、サイバーが減速しなければおそらく抜けなかったでしょう。





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最終更新日  2010.04.25 12:26:28
コメント(4) | コメントを書く


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Re:Black Soul 第9章前編(04/25)  
thousand さん
第8章後編では、ブラックシャドーがQコアを返すことになりましたが、返した後のブラックシャドーがどのようになってしまうのか気になりますね。
ブラックシャドーが持っているQコアは、「エンジンの動力源」として使われていたはずですが、一応Qコアなので、失うとロボットのようになってしまうのでしょうか…(おそらくそれは無いと思われますが…)
第9章前編について、タイトルが「せまる決戦」となっているので、もう終盤ということなのでしょうか。決戦の主役はやはり二台のペガサスあたりになりそうだと勝手に予想してます(笑)
この後、テルドムと、敗北が決定してしまったと思われるサイバーの間に何が起こるのか、楽しみにしています。 (2010.04.26 17:07:50)

Re[1]:Black Soul 第9章前編(04/25)  
アンタX  さん
thousandさん
>第8章後編では、ブラックシャドーがQコアを返すことになりましたが、返した後のブラックシャドーがどのようになってしまうのか気になりますね。
裏切り行為ですから、テルドムが気付けば黙って見過ごすはずがないし、この後のシャドーとテルドムの関係も注目って感じになりますね。

>ブラックシャドーが持っているQコアは、「エンジンの動力源」として使われていたはずですが、一応Qコアなので、失うとロボットのようになってしまうのでしょうか…(おそらくそれは無いと思われますが…)
たしかに、Qコアは完全に動力として使われており、性格面にはブラック・マリアの魂が作用しているようです。しかし、本来QコアがなければロボットQのようになるものですが。

>第9章前編について、タイトルが「せまる決戦」となっているので、もう終盤ということなのでしょうか。決戦の主役はやはり二台のペガサスあたりになりそうだと勝手に予想してます(笑)
もう終盤に突入してることは確かなのですが、予定以上に戦いが多いのでかなり文章がかさんでます。spれで全然進まない・・・。

>この後、テルドムと、敗北が決定してしまったと思われるサイバーの間に何が起こるのか、楽しみにしています。
サイバーもピーオーに協力しているとはいえ、元はハンター。果たして、どうなっていくのか。
ブラックソウルはサイバーかなり目立ってますね。 (2010.04.26 22:20:12)

街に舞う白銀と漆黒の翼  
松井 さん
アンタXさん
>松井さん
>>ここまで熱心にチョロQの「死」を描いたのって、CCQ小説以外だと初じゃないんですかねぇ。
>あんまりないですからね。チョロQの死についてはHG4でも賛否両論ありましたし。

HG4は重要キャラクターが次々と死んでいくという衝撃展開だったりしましたからね。

>>流石に、一年近いブランクはきついようですね。
>正直、キャラの性格はややかわってしまってるかもという印象があります。設定なんかも以前に設定したものをうまく使えてるかどうか。
>あとは、意外に大学生活がゆとりないというのもありますが。

こちらも現在就活中。本日は三日連続説明会の二日目。目指せ、鉄道員!

>>シャドーは自ら、Qコアを返すと言い出したのであった。
>つまり、いよいよマッド、ジョー登場となりそうです。しかし、シャドーのこの行為は完全に背反。テルドムやデュオの反応はどうなるのか。

テルドムとの対決は今回始まりましたが、デュオは果たしてどこに・・・?

今回はサイバーとテルドムの対決。流石はサイバー、負傷しているものの善戦する。
急減速を利用してのタイヤ飛ばしを利用してテルドムの動きを止め、三輪状態で抜き去る。後はそのままブロックに回るはずだったが、テルドムはサイバーの隙を突いて飛び上がった!

実際のチョロQシリーズでタイヤ飛ばしができるのはパークのみ。本当に異端な作品だったんだなぁ。
(2010.04.27 23:20:33)

Re:街に舞う白銀と漆黒の翼(04/25)  
アンタX  さん
松井さん
>>あんまりないですからね。チョロQの死についてはHG4でも賛否両論ありましたし。
>HG4は重要キャラクターが次々と死んでいくという衝撃展開だったりしましたからね。
たしかに、バラートは生きててほしかった。ワンダフォーではWGPに出場してきた『おれさま』が印象的でしたから・・・。
ケーニヒも死ななくてもよかったような・・・。

>こちらも現在就活中。本日は三日連続説明会の二日目。目指せ、鉄道員!
説明会3日もあるんですか。大変ですね。がんばってください。

>>つまり、いよいよマッド、ジョー登場となりそうです。しかし、シャドーのこの行為は完全に背反。テルドムやデュオの反応はどうなるのか。
>テルドムとの対決は今回始まりましたが、デュオは果たしてどこに・・・?
中編ではデュオ登場を書いてますが、ちょっと話が盛り上がりづらくなったので書き直してます。かなりの力を持つ敵側のキャラとしてデュオは重要キャラですからね。

>今回はサイバーとテルドムの対決。流石はサイバー、負傷しているものの善戦する。
>急減速を利用してのタイヤ飛ばしを利用してテルドムの動きを止め、三輪状態で抜き去る。後はそのままブロックに回るはずだったが、テルドムはサイバーの隙を突いて飛び上がった!

>実際のチョロQシリーズでタイヤ飛ばしができるのはパークのみ。本当に異端な作品だったんだなぁ。
あれは、アイテムとして取って発射するって形でした。邪道的要素ですが、考えるとあれもパークの魅力の一つだったような。 (2010.04.29 13:34:27)

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