まいど、俺や。
テレビの中でいちばん「怒らへん大人」と言えば――
そう、タモリさんやろ。
笑顔、余裕、気品。
どんなゲストが来ても、どんな話題でも、
あの人、絶対に“慌てへん”ねん。
でもな、俺は思う。
あの人の魅力って、実は“優しさ”よりも――
静かな狂気にあるんちゃうかって。
① どんな話題も「肯定」でいなす狂気
普通の人やったら、
「それは違うやろ」とか「わからんわ」って否定するところを、
タモリさんは必ず「なるほどねぇ〜」で受け止める。
あれ、一見おだやかやけど、
実は人間観察の猛者やで。
相手の言葉を一瞬で理解して、
その人の“空気”ごと包み込む。
あんなこと、頭フル回転してへんと無理や。
笑顔の裏で、脳みそめっちゃ働いとる。
② 変態的なこだわりがすごい
「地形マニア」「ジャズ好き」「鉄道好き」「坂道オタク」。
タモリさんの趣味って、
どれも一歩間違えたら“マニアの沼”や。
普通なら「そんな細かいとこ誰が興味あんねん」ってとこを、
楽しそうに語る。
しかも人に押しつけへん。
これな、実は変態的バランス感覚やと思う。
“自分の狂気”を社会に馴染ませる技術。
③ “しゃべらん力”が異常
さんまさんが「喋りの暴走機関車」なら、
タモリさんは**「沈黙の職人」**や。
『タモリ倶楽部』とか観てたらわかるけど、
あの人、ゲストの話にわざと入らんと“空気を転がす”ねん。
誰もオチつけてへんのに、なぜか笑いが生まれる。
あれ、“間”の天才や。
でもその静けさの中に、ちょっとゾッとする狂気がある。
「この人、何考えてるんやろ…」って思わせる独特の怖さ。
④ “飄々として本質を突く”達人
笑ってるだけに見えて、
実はめっちゃ観察してる。
たとえば『いいとも!』のテレフォンショッキング。
ゲストが話す一言に、
タモリさんが「それ、要するにこういうことやろ?」って返すやん?
あれ、心理の急所を刺してるねん。
人間の“本質”をサラッと見抜くその目。
やさしい笑顔に隠れた知性の刃。
それがタモリさんの“ささやかな狂気”やと思う。
⑤ 狂気を「ユーモア」に変える天才
普通、知識が深すぎる人って、めんどくさいやん。
でもタモリさんは違う。
自分の変態性を「笑い」に変えるのが上手い。
地形でも地図でも電線でも、
話し方が絶妙にユルい。
狂気を笑いで包む大人。
だからあの人が語ると、どんな話も“品”がある。
タモリさんって、
「静かで優しいおじさん」に見えて、
実は“知と狂気のはざま”に立っとる人やと思う。
自分の内側のマニアックさを、
笑いに変えて共有できる。
これこそ、令和にも通じる“成熟したおもしろさ”や。
俺も、そんな大人になりたい。
……まぁ、無職やけどな。
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