41歳ニートと俺とおかんと親父の話

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2025.08.21
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テーマ: 温泉・銭湯(30)
カテゴリ: 日常


まいど!
この前、なんかモヤモヤしてな。
部屋も散らかってるし、気持ちも重たいし。
「これはあかん」思て、
久しぶりに近所の銭湯行ってきたんや。
銭湯の暖簾くぐった瞬間、
あれだけでちょっと救われるな。


番台のおばちゃんの「いらっしゃい」が沁みる
最近のスーパー銭湯みたいな派手なとこやなくて、
昔ながらの昭和レトロな銭湯。
番台のおばちゃんが新聞めくりながら、
「はい、430円ね」って言うてくれる。
あの無表情なやり取りが、逆にあったかい。
“この人に会うために来たんちゃうか”って思うぐらい、
日常の安定感がそこにある。


湯船に浸かった瞬間、全部どうでもよくなる
足先から肩までゆっくり沈めていく。
ジュワ〜っと広がる熱。
心の中で**「あ〜、俺まだ生きてるな」**ってなる瞬間や。
生け花でもガンプラでも得られへん、
“無”の境地がそこにある。
湯気の中で、
全部どうでもよくなってくる。
あれこそ、究極のリセットボタンやな。


親父の背中思い出した
湯船に浸かりながらふと思い出したんや。
防大卒の元鬼軍曹の親父が、
無言でタオル頭にのせて、
ただ湯に浸かってたあの背中。
子どもの頃は“怖い人”にしか見えへんかったけど、
今思えば、
あの人も疲れを流してただけなんやな。
人間、湯の中やとみんな平等や。

洗い場で人生考える
頭洗いながら思た。
「俺、今どんな泡立ち方してるんやろ」って。
泡立ち悪いときは、だいたい心が乾いとる。
花いけるときも同じや。
水が濁ってたら、花は咲かん。
結局、自分の中の汚れを流せるかどうかなんやな。


湯上がりの牛乳、あれは宗教や
風呂上がり、
脱衣所の冷蔵ケースで瓶牛乳買うて、腰に手当てて一気飲み。
もう、何も言葉いらん。
「ぷはぁ〜!」の一音で、
すべての悩みが浄化される。
隣の知らんおっちゃんも同じタイミングで「ぷはぁ〜」。
その瞬間、謎の一体感が生まれる。
これが**銭湯の“無言の友情”**や。


おかんのツッコミで現実に帰還
帰宅したら、おかんが一言。
「えらいスッキリした顔してるけど、就職したん?」
……ちゃう、風呂入ってきただけや。
でも、心の垢はちょっと落ちたで。
銭湯は、孤独の“洗い場”やと思う
誰も話さんけど、
みんな何か流しに来てる。
仕事のストレスとか、家族の悩みとか、
あるいは何もない虚無とか。
でも湯に浸かった瞬間、
その全部が同じ温度になる。
それがええんや。


まとめ
銭湯って、ただの風呂やない。
生きてる人間の“リセット場所”や。
家でシャワー浴びるだけじゃ流せんもん、
銭湯の湯なら流せる。
心の奥のカスみたいな疲れが、
湯気と一緒にどっか行ってまう。
また明日から頑張る気力が、








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最終更新日  2025.10.10 16:33:54
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