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2009.09.29
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カテゴリ: SF小説

      <タカシのプラン>

「だろうな・・ぼくには想像することしかできないけど、タカシの表情から、大変だということだけは感じ取れるよ」

マークはタカシの肩に手を置いて、労うようにそう言いながら隣りに腰を下ろした。

マークの前にあるテーブルに(ちなみに、これは自在に床に出し入れ出来る) コーヒーカップが一つ置かれた。 もう一つのコーヒーカップを片手に持ったまま父親の肩に手を置き、寄り添って立つアン。

マークは、嬉しそうに娘を見上げて言う。

「ありがとう、アン」

微笑ましい父娘の姿を羨ましそうに見つめながら、タカシが言う。 

「うちの娘も、そうやってコーヒー淹れてくれるようになるかなぁ・・・」

「淹れてくれるに決まっているさ・・・ところで、救世主代理にひとつ質問があるんですが・・・」

マークは、わざと茶化すように言った。このところ、タカシは緊張の連続だ、少しはリラックスしてもらわないと、そのうちプツンと音を立てて緊張の糸が切れてしまう。

「ありがとう、マーク。でも、ぼくは大丈夫だよ・・・君の聞きたいことって、ぼくがどうやって地球人類の戦意を失わせるかってことだろ?」

マークの思いは伝わっていたし、タカシの構想も纏まっているらしい。

「二人とも知っているようにぼくは平和主義者だ」

「知っているとも・・・」

マークはテーブルの上を指先で2度ほど軽く叩いた。その先が知りたいんだよっ・・・てことだ。

「だから、ぼくは一切の武器を使わず地球人類に戦争を放棄させる。そのために宇宙の隅々から 《スター・ライフ》を呼び集める」

「スター・ライフ!!」

アンとマークは同時に、まるで叫ぶようにそう言った。






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最終更新日  2009.09.29 21:52:41
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