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<タカシのプラン>
「だろうな・・ぼくには想像することしかできないけど、タカシの表情から、大変だということだけは感じ取れるよ」
マークはタカシの肩に手を置いて、労うようにそう言いながら隣りに腰を下ろした。
マークの前にあるテーブルに(ちなみに、これは自在に床に出し入れ出来る) コーヒーカップが一つ置かれた。 もう一つのコーヒーカップを片手に持ったまま父親の肩に手を置き、寄り添って立つアン。
マークは、嬉しそうに娘を見上げて言う。
「ありがとう、アン」
微笑ましい父娘の姿を羨ましそうに見つめながら、タカシが言う。
「うちの娘も、そうやってコーヒー淹れてくれるようになるかなぁ・・・」
「淹れてくれるに決まっているさ・・・ところで、救世主代理にひとつ質問があるんですが・・・」
マークは、わざと茶化すように言った。このところ、タカシは緊張の連続だ、少しはリラックスしてもらわないと、そのうちプツンと音を立てて緊張の糸が切れてしまう。
「ありがとう、マーク。でも、ぼくは大丈夫だよ・・・君の聞きたいことって、ぼくがどうやって地球人類の戦意を失わせるかってことだろ?」
マークの思いは伝わっていたし、タカシの構想も纏まっているらしい。
「二人とも知っているようにぼくは平和主義者だ」
「知っているとも・・・」
マークはテーブルの上を指先で2度ほど軽く叩いた。その先が知りたいんだよっ・・・てことだ。
「だから、ぼくは一切の武器を使わず地球人類に戦争を放棄させる。そのために宇宙の隅々から 《スター・ライフ》を呼び集める」
「スター・ライフ!!」
アンとマークは同時に、まるで叫ぶようにそう言った。
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