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虹之助 @ Re[1]:芥見下々「呪術廻戦 (29)~(30)」(12/27) Midgeさんへ アニメだと動きがわかりやす…

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2025/09/02
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カテゴリ: 活字
能篠純一「昭和天皇物語 (17)」

原作:半藤一利
脚本:永福一成
監修:志波秀宇

ラバウルの陸軍司令部とガダルカナルの無線中継となっている潜水艦が陸軍に連絡なく移動して、ガダルカナルの一木支隊は孤立。全滅した。これは連合艦隊が敵機動部隊を発見し、連合艦隊参謀長、宇垣纒の指令により、陸軍に断りなく全艦が出撃したためであった。その後もガダルカナルでは、日本軍は白兵突撃を繰り返すのみで、米軍の圧倒的な火力の前になすすべなく、また、輸送船が米軍の空爆で沈められて兵站が崩壊。ガダルカナルは餓死のガ島と呼ばれるようになった。
天皇は必勝祈願のため伊勢神宮へ参拝。
天皇からガダルカナル救援を託された、第8方面軍司令官、今村均は、連合艦隊司令長官、山本五十六のもとへ。長門、大和、武蔵、連合艦隊の主力を突入させ砲撃を続ける以外、勝ち目はないと主張するが、山本は言う。それができれば越したことはないが、燃料が足りない。もはや精神論ではどうにもならない。これからも日本は負けて行く。米国の物量の前に。
東條英機は山形から陸軍中将予備役、石原莞爾を呼び寄せた。東條は問う。この戦争、どうしたら勝てる。石原は答えて、もう無理だ。負けは決まっている。ひとつだけ良策があるとしたら、あんたが一刻も早く総理大臣を辞めることだ。日本国の指揮など君には到底無理だと解っていた。
山本五十六は“い”号作戦の指揮を執るため、トラック島からラバウルへ。山本は将兵の労をねぎらうため前線視察に赴く途中、米軍に撃墜された。日本軍の暗号は米軍に筒抜けであった。

学徒出陣。
インド・ビルマ国境地帯。ビルマのメイミョーで、ビルマ方面軍司令官、河辺正三に陸軍第15軍司令官、牟田口廉也がインパール作戦を立案。兵站を危惧する河辺に牟田口は自信たっぷりに言う。兵站に関しては妙案がある。人呼んでジンギスカン作戦。
河辺はシンガポールの南方軍総司令官、寺内寿一にインパール作戦を打診。東條は寺内が認可しているのならと、首相としてインパール作戦を認可。
陸軍大本営で参謀本部第一部長、真田穣一郎は、こんなバカげた作戦は止めるべきであるとインパール作戦に断固反対を唱えるが、陸軍参謀総長、杉山元は、インパール作戦は寺内元帥の強い要望であると、これを封殺した。
案の定、インパールは地獄と化していたが、牟田口は意に介さず嘯く。食うモンがなくなったら草を食え。皇の兵には大和魂があることを忘れちゃいかん。





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Last updated  2025/09/03 04:00:53 PM
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