お正月に実家へ帰ったら
やっぱり雪が多くてびっくり
同じ県内でも地域によって降雪量が全然、違うんだよね
実家の母は、いわゆる後期高齢者の年齢で
一人暮らしも10年目父が亡くなって10年経つってことだな~
毎年、雪の季節には大変な思いをしてる
屋根と玄関先には熱線が入っているものの
電源を入れるのをためらってる
電気代がハンパなくかかるそうだ
雪国は、当然ストーブを焚くから灯油代もかかるし
年金暮らしの母にとって、少しでも節約したいのが現状
そのために、毎日の雪かきを無理してでもやってる
でも、とうとう無理がたたってしまい、膝に激痛が
おまけに腰にも…当たり前だよね、あたしでも雪かきはしんどいのに
母の歳ならなおさら
たまたま、その様子を見ていたおじちゃんがいたらしく
「かあさん!大丈夫が~?」と声をかけてくれたんだって
そのおじちゃん、建設業の社長さんで
近所の資材置き場に除雪車をとりに来ていたらしい
そして「そこの住宅地の除雪が終わったら
かあさんちのトコもやっておくから、家に入って休んでな~」って言ってくれたんだって
何も言葉を返せないまま、おじちゃんは行ってしまって
膝も腰も思うようにならないし、家に入って外をずっと見てたって。
程なくして、さっきのおじちゃんが来て
それは見事に除雪して行ってくれたそうだ
幸い、母の膝も腰も疲労によるものだったみたいで
お正月に行った時は調子よくなってました
そのおじちゃんに、なんのお礼もしていなかったから
お酒と乾物を用意しておき、おじちゃんが通る日を待っていたんだって
そしてやっと、おじちゃんを見付けてお礼することができました
話していくと、会社は近くだということと、お兄さんも事業をやっていて
社長さんだということがわかったんだって
もっと話してたら、なんと母が灯油を注文している会社が
おじちゃんのお兄さんの会社だったそうだ
世の中って狭いね~
それ以来、大雪が降るとおじちゃんは
何も言わずにうちの前も除雪してくれるようになったんだって
近所づきあいって、面倒なところもあるけど
こういう温かい付き合いもあっていいな~って思う
娘としては、とってもありがたいお話でした