潤風満帆☆ごきげん号!!

潤風満帆☆ごきげん号!!

February 14, 2004
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 むすめの話。と、いうか私のような母親もいかがなものかと、自分自身ちょっと呆れて、ちょっと結果オッケーでプチ感動をゲット。

 今週の初めに時間をとって、大手デパートにチョコレートを調達しに行きました。最上階の催場には市内最多をうたった有名ケーキ店チョコレート店が数多く並び、熱気ムンムン。

 あ痛!と思ったのは、バレンタインデー1週間弱前にして、いい感じのデザインや色めのチョコレートが完売になっている!サンプルは出てるのに、商品名と価格が表示されていない、つまり、それは売り切れを示していました。(来年はもっと早くに買い出しに行かなきゃ!)

 定番のような、ハート型のものは意外に商品数少なく、軒並み完売。

 ま、別にハート型が欲しかったわけではないのですが、売り切れ、と見ると、主人にあげるのはあんなのにしたらよかった・・・・なんて思ったりして。

 ?手作り?しないしない!やっぱり美味しいものを確実にあげたいし、自分で作るって言っても、所詮板チョコを溶かして再度形作るって程度だし、手間をかける割には味も板チョコ味だし(爆)。

 テレビで芸人さんが言ってたなあ・・・「チョコの手作りやと~!?(関西ローカル)ほんまに手作りするんやったらなあ!おまえ!カカオを木から育てろ!」・・・・に、妙に納得、賛成しました、あはっ。

 で、なんていっても、私んちは「買う」派なのですが、買ったチョコレートのほとんどがむすめが友達に渡す分。

 それも、私が「渡せ」と強制。



 むすめが通ってる塾、むすめを入れて4人で、むすめ以外男の子なんです。で、うち一人は今月いっぱいで辞めて来月アメリカへ引っ越すんです(2年後帰国します)。

 その塾のメンバー、男・女関係なく和気あいあいとやってるので、引っ越す彼にも、他の男の子にも、普段特に何かをあげてのコミュニケーションなんて無いので、いい機会だと思い、私からむすめに提案したのです。

 嫌がりながらも、賛成モードのむすめを確認して、チョコレート(正確にはチョコレート菓子:ミルフィーユ状のチョココーティングウエハースのようなの5本入り)を買ってきました。塾の先生4人のうち、ひとり男性がいるので、その先生にもいろんな味の板チョコの詰め合わせを。

 それから、買い置きしておいたSIMIZUのブランデーケーキ(チョコレート)のハーフサイズを、日頃お世話になってる、近所のおじいさんに。
http://www.rakuten.co.jp/shimizu/116446/

 今日は午後から塾、だったので、全てのバレンタインプレゼントをむすめに持たせて送りだしました。

 玄関を出る直前まで、ひっくり返って「いや~だ~!いや~だ~!」とちっさい子のようにだだをこねていましたが(なのに顔は笑ってる)、厳しく背中を押して「いってらっしゃ~~~い!」

 むすめにしてみると、どうも子供のクセに頭が堅くて、「バレンタインデーのチョコ」イコール「愛の告白」と思っていて、私がどんなに「今や友達や日頃お世話になってる人へのちょっとした心配りの気軽なプレゼントなの、コミュニケーションの手段なの」と説明しても「いや~だ~!」とわめいていました。

 送りだしたあと、「きっと渡せないで持って帰ってくるだろうな・・・・ま、そうでも、帰ってきた時叱らないでおこう、また来年頑張れ(?)って励まそう(?)」(・・・へんな母親だ)と思いました。

 前の学校の男友達で、母親同士もメールのやりとりがあって、親子で行き来もたまにある、その男の子は別格で毎年チョコレートを送っています。それには何の抵抗も無く、当たり前の義理チョコのように、むすめも納得して送っています。ま、送る手配からチョコ買いからほとんど私がやってるんですが、添える手紙はむすめがちゃんと手書きで書いたので、まあいいかと・・・。

 で、午後6時頃、塾終わりのむすめから、家に電話が入りました。いつもの帰るコールです。聞くまい、と思っていたのに、私ったら、第一声に「渡せた?(男の子達に)」と聞いてしまいました。

 ドキドキ・・・・むすめの返事は????



 耳を疑いました。「よかったね~~~~~!!」と喜び偉かったね~と褒めてもやりました。

 帰宅したむすめに詳しく事情を聞いたところ、どうやら、塾の授業(といっても民家の塾で寺子屋風)が始まった矢先に、バレンタインの話題になったらしく、そのきっかけで、むすめが「ほ~らよっ!」(と言ったかどうかはわかりませんが)と皆にチョコをすっと渡せたのだそうです。

 真っ赤な包みに、金色のハートのシールのラッピング(買った時からそういうラッピング)のチョコ、ハートが貼ってあるのが恥ずかしいとむすめが言うので、スヌーピーの大きめのシールを空いてるとこに貼りました。ムードをちょっとオチャラヶっぽくするなど工夫もしたので、もらった男の子達も素直にもらってくれたそうです。(ちなみに近所のおじいさんにはすんなり渡せるだろうと心配はもとからしていませんでした。)

 たいしたことではないのですが、どうも「あかんたれ(気が弱い)」なところのあるむすめなので、帰ってきた時、、褒めて抱きしめてやりました。

 本当に嫌がって拒絶していたので、言う通りに渡せたなんて、信じられませんでした。



 義理チョコを渡せ~!と鬼のように強制する私のような母親はどうかと思いますが、ま、結果オッケーで、むすめも「渡してよかった」「渡せてよかった」と抱きついてきて喜んでいたので、強制してよかったとしよう、と思います。

 私が小5の時、すでにバレンタインデーは浸透していて、『不二屋ハートチョコレート』が流行っていました(これをスーパーなどで探しましたが売ってませんでした。不二屋のお店にはあったのかな~?ピーナッツが入っていて美味しいのに。価格も安いし。)私が小1から大好きな同級の男の子は、年下からも小6からもチョコレートをいっぱいもらっていました。私は渡すまでもなく、まるでバレンタインデーには無関心を装ってました。もし、母親が「渡しなさい!」なんて言ってたら、嫌がりながらも、結果的に渡せたら嬉しくて、いい思い出になったんだろうな~・・・なんて、絶対そんな計らいを思いつきもしない昭和一桁生まれの実母を思い浮かべました。

 その大好きだった男の子のには、結局チョコレートを渡したこともなかったけど、以前に日記にも書いたのですが(2002年8月10日分)、高校卒業して連絡をとって、映画友達(たまに一緒に映画に行く友達)として交友をもち、互いに結婚してからも(彼は建築家となりアメリカで活躍していて、奥さんもアメリカ人)年賀とクリスマスにはメールやカードのやりとりを続けています。

 チョコレートの役目はどうであれ、やっぱり人間対人間が動くことで実際の関係が作られてゆくものだなあと思います。むすめにも、チョコレートの力がなくても、願わくばプラス思考と積極性が増して、今後いい人間関係が広がっていけばいいな~と思う、今年のバレンタインデーでした。

 (ちなみに、私にとっての過去のバレンタインデー・・・どんどん記憶が薄れ、本当になにも思い出として覚えてないんです・・・・)






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最終更新日  February 16, 2004 05:08:30 PM


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