潤風満帆☆ごきげん号!!

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January 26, 2007
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カテゴリ: Happy!
『とくダネ!』<忘れられた日本>のコーナーで

『えんずのわり』という行事を紹介していました。

本当に丁寧に取材撮影されていて
短いドキュメンタリー番組みたいで
引き込まれて見てしまいました。

『えんずのわり』について
ネット毎日新聞にもこのように出ていました。




  「えんずのわり」が11日から、
  東松島市宮戸月浜の五十鈴神社で始まった。

  浜の子供たちが境内の岩屋に5日間こもり、
  無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。

  「えんずのわり」は意地の悪いという意味で、
  地域に悪病をもたらし、
  農作物を荒らすのは「悪い鳥がくるため」
  との言い伝えに基づく。
  国の重要無形民俗文化財に指定されている。


  小学5年から中学2年までの計7人が参加、
  16日朝まで自炊しながら通学する。
  14日夜には松の杖(つえ)で地面をたたきながら
  「えんずの悪い鳥をば、頭割って塩つけて、えぞっ島さ流せ」
  と叫びながら、地域内の約40戸を回って歩く。



MORE→ 『えんずのわり』


大学時代、授業で
風俗学(アッチの風俗じゃなく)を選択していて
結構日本のならわし、しきたり、
伝統行事とかに興味があった私ですが、

この『えんずのわり』に関しては
初めて知りました。

民俗無形文化財に指定されているって!




だいたい東北にはなぜか縁がなくて
まだ行ったこともないんですよね。

しかし、
東北地方には『えんずのわり』のような
人間の根本が震えるような風俗が
いっぱいあるのだと思います。



<風俗>(大辞泉より)

   1)ある時代やある社会における、
     生活上の習わしやしきたり。風習。

   2)以下省略



京都にも祇園祭があり
祭りの日までの長い期間
(祭り本番後も)
いろんな習わしに従った下準備やなんかが
いーっぱいあって

それはそれは
伝統の長きを重々感じることが出来るのですが、

やはりどうしても
都がおかれていた京都ですから
なんと言いますが
とっても上品というか
敷居が高いというか
・・・
直接関わる町内の者以外は
部外者というか
見守り眺めてるっていう感じなんですよね。


だけど、地方の風俗行事っていうのは
もっともっと人間味があって
普段着感覚で

オーバーにいえば原始感覚があって
神に近づくムードがある気がするんですよー。


もんのすごい田舎に生まれたかったなーって
思ったりしてしまいます。

その土地に生きて暮らしてこそ
体感できるものってありますからね。


京都にもいっぱい
昔からの伝統行事ありますが、

例えばこの私や 娘が
直に携わって体感できるものは
残念ながらありません。

住民とはいえ、観光客と同じ立場。



『えんずのわり』

男の子達だけで薪を割って
火も起こして
炊事もして
どんなに危なっかしくても
傷を作っても
大人は手出し口出し一切しないそうです。

5日間「おこもり」といって
肉魚抜きの食事自炊して
子供達だけで暮らすのですが
神様のために絶やさず灯すたくさんのロウソクが
みんなを温かく見守り
励ましているように見えました。


都会での企画なら
子供だけで危ない!とか
火事になったら、怪我をしたら、
責任問題云々・・・・
って きっとありえないでしょう。

男の子のたくましさの源を築くような伝統行事、
ずっとずっと後世まで続いてほしいです。






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最終更新日  January 26, 2007 10:31:47 AM
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