外交面では、日米同盟と国際協調を基本として、 近隣諸国 をはじめ各国との友好関係の一層の増進を図るとしていますが、 中国、韓国、北朝鮮 といった国の名前は見あたりません。
そんな折、この国の近所づきあいがすっかりこじれたのは偶然ではないかもしれない。日中も日韓も首脳間の信頼がこれほど壊れてしまうとは……。
大きな火種は小泉首相の靖国神社への参拝だ。悪いのはそっちだ、いや、そっちの方がおかしい。子供のようなけんかは歴史の歯車を逆転させ、せっかく緒についた「東アジア共同体」の機運にも水を差してしまった。
(略)
いま「60年たっても反省できない日本」が欧米でも語られがちだ。誤解や誇張も大いにあるが、我々が深刻に考えるべきはモラルだけでなく、 そんなイメージを作らせてしまう戦略性の乏しさ だ。
自民党出身の河野氏が対中韓関係を取り上げた背景には、 「ハト派」の代表格 として靖国神社参拝を自粛するよう要請しながら、首相が聞き入れなかったことがあるとみられる。
ブッシュ米政権が小泉純一郎首相の靖国神社参拝による日中関係の悪化に懸念を強め、アジア戦略の見直しを日本政府に強く求めていたことが明らかになった。
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