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前回はこちら http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201312120000/
『もしもし、こちら、こども電話相談室です。
お名前はなんて言うのかな?コウイチくんで良いのかな? それじゃコウイチくん、今日の相談はなんですか?
何か悩みがあるのかな?』
『なるほどね。うんうん。キミの言いたいことはよく分かった。
確かにキミの言う通りだ。これだけ日経平均が上昇していたら、少しくらい保有株が上がっても嬉しくないね。
周りと比べて自分が持っている銘柄が上がっていないんじゃないかって思うその気持ち、僕も良く分かるよ』
『ホントウさ。ついこの前、日経平均が2万円に到達したしね。でも2年半くらい前は8000円だったんだ。だから、大雑把に言うと、そのときから2.5倍になってるんだ。2年半で2.5倍なんだ。コウイチくんが2年半前に適当に2000円の株を買ったら今は5000円になってるってことさ。これはとんでもなく凄いことさ。コウイチくんはよく分かってないかもしれないけれど、これは凄いことなんだよ。
なんてったって、これからもし日経平均が4万円になったとしても今の2倍さ。そう考えるとどれだけ凄いかって良く分かるだろう?』
『うん。でも仕方ないよ。今は上昇する株を持っている人が良い投資家だって思われてるくらいさ。 別にそれでも良いじゃないか。何も変わらないよ』
『その通りだよ。2000円が2000円のままだって、2500円になったって、10000円になったって、持ち続けるなら別に何も変わらない。売って別のを買うなら別だけどね。10000円になった株を売った友達は、2500円のままのコウイチくんの株を4株買えるだろうね。 でもね、別にそれはかまわないじゃないか。友達が得しただけで、コウイチくんが損したわけじゃない。気にすることなんてないんだ』
『分かってくれて嬉しいよ。また電話してくれ。
ユウイチくんと話せて嬉しかったよ。あ、ごめん、コウイチくんか。そうだった、コウイチくんだ。 親戚にユウイチくんって子が居てね。その子と間違えちゃったよ。ごめんごめん。
それじゃ、またね。お電話ありがとう』
『もしもし、こちら、こども電話相談室です。
お名前はなんて言うのかな?ギンガくん?
あれ?ギンガくん、もしかして前回も電話してくれた?
そうなんだ、また電話してくれたんだね。ありがとう。嬉しいよ。
それじゃギンガくん、今日の相談は何かな?
何か悩みがあるのかな?』
『売った株が値上がりするのがくやしいって?損した気分になる?
うん、その気持ちは良く分かるよ。今は上がる株は上がり続けることが多いし、売った株がその後も上がり続けることは良くあるね。 でも、そんな経験をしているのはキミだけじゃない。売った人みんながそんな経験をしているんだ。上がり続ける株は、上がり続ける間に買った人もいれば売った人もいる。売った人がまた買い直すこともあるだろうけど、ギンガくんみたいに見てるだけの人も多いよ。だから気にすることなんてないんだ』
『持ち続けていれば、なんてどうでも良いことさ。売っちゃった株が売った後にどうなるかは、その時誰にも分からない。中には自信満々に将来の株価についてあれこれ言うやつもいるだろうけど、そういうヤツはよく分かってない馬鹿だから何も気にすることはないよ。これから株価が上がるかどうかは誰にも分からない。だから今から思えば売らなきゃ良かったって言っても、その時売らなくて良かったかどうかは別問題さ』
『大事なのは、これから何をするか、さ。 ギンガくんがこれから何をするかが重要なんだ。何をしたかは重要じゃない。そうだろう?』
『うん、気にしてないよ。何度だって同じ事を聞いてくれて良いんだ。 同じ事を聞かれて違う返事をする大人もいるだろうけど、そんなヤツの言うことを信じないようにね』
『それじゃ、また。お電話ありがとう』
『もしもし、こちら、電話相談室です。
お名前はなんて言うのかな?サトミちゃん?これまた、とっても素敵な名前だね』
『うん、分かった分かった。でも、ちょっとだけ落ちついて。元気なことはとっても良いことだけどね』
『もう一度、聞かせてくれるかな?』
『よく分かったよ。こういうことだね。サトミちゃんが買おうと思っていた銘柄が2個あって、サトミちゃんが買った方は下がったのに、買わなかった方が上がっちゃった』
『ちょっと待って、分かったから。
つまり、こういうことだね。最初サトミちゃんは上がった方を買おうと思っていた。でも友達のユミちゃんに違うほうが良いって言われて違うのを買ってしまった。それでサトミちゃんが買おうとした方ばかり上がって、うん、そうだね、どんどん上がっちゃって、それでユミちゃんに薦められた方が下がっちゃった。それで良いかな?え、違うの?』
『なるほどね。ユミちゃんに言われたからだけじゃなくて、サトミちゃんはユミちゃんと同じ株を買いたかった。それでユミちゃんと同じ株を買った。でもユミちゃんはいつのまにか売ってた。サトミちゃんに何も言わずに。それでサトミちゃんはそれを知らずにずっと持ち続けた。そういうことだったんだね』
『うん、それはユミちゃんが悪いかな。どんな株を買ったかなんて他人に言うことなんてないんだ。一体ぜんたい、何のために言う必要があるっていうんだろう。上がったときに褒めて欲しいのかな?僕には良く分からない。
でもサトミちゃん。そのことでユミちゃんに文句を言ってもダメだよ。ユミちゃんは馬鹿なことをしたかもしれない。でも決めたのはサトミちゃんなんだ。サトミちゃんはどの株を買っても良かった。自由なんだ』
『分かるよ。うん。サトミちゃんが本当に怒っているのは、ユミちゃんがいつのまにか売っていたってことだよね。サトミちゃんに何も言わずに。薦めたなら売るときも教えてくれなきゃ困るよね。うん、よく分かる。
僕がユミちゃんは馬鹿なことをしたかもしれないって言ったのはそういうことなんだ。サトミちゃんはユミちゃんのまねをしちゃいけないよ。
でも、僕からお願いなんだけど、ユミちゃんを許してやってくれ。
ユミちゃんは良かれと思ってしたんだよ。僕が思うに、ユミちゃんが紹介するのも、サトミちゃんが買うのも、どっちも自由なんだ。ただ、ユミちゃんは自分の持っている株を薦めたというのは駄目なところだったんだ。薦めるなら自分が持っていない株を薦めれば良かったんだ。そうすればこんなことにはならなかった』
『うん、そうだね。サトミちゃんはユミちゃんと同じ株を持っていたかったんだね。嬉しいときときも悲しいときも二人で気持ちを分かち合いたかったんだね』
『でもそれはできないんだ。
残念だけど、みんな一人で頑張っているんだ。
だからサトミちゃんも頑張ろう』
まだまだ子供電話相談は続く…。