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平日は普通に内科医しているのですが、
大半は、風邪の患者さんだったりします。
「どうされました?」と症状を聞くと、
いきなり「のどの痛みと鼻水と・・・。」と症状だけを
並べ始めます。
老いも若きもです。
その症状が、昨日からのものか、2ヶ月続いているのかで、
使う薬や必要な検査が違ってきます。
自分の経過を話すのに、いつからはじまったかは、
大事なことです。
○○科という標榜のせいで、臓器別でしか患者を診ない
という批判は以前からありますが、利用する側にも、
臓器別で部分的に病気を考えるという傾向は、あるようです。
だから、経過を症状の羅列で表現して、伝わると思うの
でしょう。だって治して欲しいのは「詰まった鼻」とか
「痛むのど」といったパーツですから。
医療は、提供する側だけでも利用する側だけでも成立
しません。双方で作り上げていくものです。
どんな形のものを作り上げていくか、それは子孫に残して
いく価値のあるものになっているか、責任は双方にあると思います。