2011年08月の記事
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竹脇無我さん逝く
昨日、二枚目俳優の竹脇無我さんが、小脳出血で還らぬ人となりました。悲しいです‥‥無我さんは、長年うつ病に苦しみ、糖尿病も併発して入院し、どうにか病を克服されたというのに‥‥モイラもかつて、うつ病に苦しんでいた頃、無我さんの闘病記「凄絶な生還 うつ病になってよかった」を読みふけり、「夜、高層マンションの屋上にあがって、下を見て、『ここから飛び降りれば、死ねるな』と、何度も思った」という記述には、「ああ、モイラと同じだ‥‥」と、涙したものです。まだ67歳。もっともっと生きて活躍していただきたかったのに‥‥「うつ病にかかっても、克服することができる」という模範（というのも変ですが）を、示していただきたかったのに‥‥残念でたまりません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2011.08.22
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不気味極まりない反韓流デモ
きょう、フジテレビの前で、反韓流デモというものが行なわれて、2000人以上の人が集まって行進して、「韓流やめろー！」とか叫んでたそうですね。しかも日の丸の旗を掲げて‥‥気持悪い‥‥っていうか、はっきり言って怖いです。確かにフジテレビは、韓流ドラマを放映しすぎるきらいがあるのかもしれませんが、それが即、「今にフジテレビは韓国に乗っ取られる」なんて考える奴って、バカ意外の何者でもないでしょう。デモに参加した単純バカどもの中には、「○鮮人は半島に帰れ～！」なんてひどいことを叫んだ、単純バカの極みの差別主義者もいたそうです。モイラも韓流って変な言葉は嫌いだし、韓国のドラマも殆ど観ないほうですが、韓国にせよ、日本にせよ、欧州にせよ、質の良いドラマ、映画、演劇は存在するのです。それを、「韓国のものだから」という理由で、また、「今にテレビ局を韓国に乗っ取られる」なんてバカ丸出しの危惧から、気持の悪い日の丸デモを行なうなんて、どうかしていますよ。反韓流というより、これはもう嫌韓流ですね。そんなに韓国のドラマがいやなら、見なきゃいいだけのこと。わざわざ局の前に出向いてデモをやるなんて、逆に局は喜んでるんじゃないですか？「うちの局のドラマをこれほどの人が観ていてくれてうれしい！」って。また、デモに参加したバカどもは、こうも言っているそうです。「自国の文化を守るために参加した」って。モイラはそんな人たちにちょっと訊いてみたい。「ではあなたは、世界的に評価されている日本の名作映画を、いくつ観たことがありますか？」「世界的に評価の高い大江健三郎や川端康成の小説を、読んだことがあるんですか？」「日本の伝統芸能である能や歌舞伎に、どれくらい造詣が深いんですか？」彼らがどう答えるか、見ものです‥‥そもそも、「韓国に日本のテレビ局を乗っ取られる」なんて危惧を抱いているようだけど、他国に乗っ取られるほどつまらない番組ばかり作っているテレビ局なんて、乗っ取られても仕方ありませんよ。気持の悪い、安っぽい愛国主義を振り回したデモなんか、即刻やめろおおおおおー！！お前ら、戦時中の人間じゃないんだぞおおおおお！！
2011.08.07
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炸裂の青春★「けんかえれじい」('66年 日活）
お久しぶりです。映画狂のモイラでございます。今夜の作品は、（おそらく）世界で最長老の映画監督・新藤兼人脚本、鈴木清順監督の青春映画・「けんかえれじい」です。けんかえれじい(DVD) ◆20%OFF！時は昭和十年頃。旧制岡山第二中学に通う南部麒六（高橋英樹）は、自動車修理屋のスッポン（川津祐介）に喧嘩の極意を仕込まれ、学内では「硬派」として、番長からも一目置かれる存在だった。硬派は女とは口をきいてはならない決まりがあった。しかし麒六は、下宿先の家の娘・道子（浅野順子）に心を寄せ、寝ても覚めても道子のことを思っていたのだった‥‥モイラの今は亡き映画人だった父も、かつては旧制中学生でしたが、あまり勉強熱心とは言えず、校則を破ってばかりいたそうです。さすがに麒六のように喧嘩三昧とまではいかなかったようですが、制服を改造するとか、先生に隠れて煙草を吸うなど、当たり前だったそうで‥‥閑話休題。この作品、鈴木清順監督ならではの、独特の演出が効きに効いてます。清順監督作品というと、「殺しの烙印」や「ツィゴイネルワイゼン」といったわけわからん系を思い浮かべる映画ファンの方が多いですが、こちらはかなり、わけのわかる作品です。喧嘩のシーンはそれはもうリアルで、かつユーモラス。川津祐介がローラースケートで学校の廊下を走り逃げるシーンには、抱腹絶倒でした。しかし、もっと抱腹絶倒だったのは、ありあまる道子への愛欲（とどのつまりは性欲ね）を、喧嘩のみならず、いきり立ったムスコで彼女の愛用のピアノを弾くシーンでした。この映画を初めて観た大学生の時、モイラは正直、「男ってやつは‥‥ったく」と、笑ったものです。浅野順子、本当にきれいな大きい眼をしていましたね。喫茶店のウエイトレス役の松尾嘉代も、かつて色んな男を渡り歩いた経験のありそうな、なんとも言えぬ色気を漂わせていました。ところで、これ映画とは全然違う話ですが、モイラが経営する安納芋株式会社では、只今、減農薬で作った紫芋を、限定販売中です！詳しくはこちらをクリックして下さい♪ ★鈴木清順監督作品あれこれ★【送料無料】鈴木清順監督 自選DVD-BOX 壱 日活から大目玉をくらった作品鈴木清順監督 自選DVD-BOX 弐 惚れた女優と気心知れた大正生まれたち高音質、高画質で定評のあるCriterion（クライテリオン）盤！SALE OFF！新品北米版DVD！鈴木清順「東京流れ者(1966) 」Criterion盤！高音質、高画質で定評のあるCriterion（クライテリオン）盤！SALE OFF！新品北米版DVD！鈴木清順「野獣の青春(1963) 」Criterion盤！
2011.08.06
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