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こんばんは、映画狂のモイラでございます♪今夜はいつもとガラリと趣向を変えて、とりあげるのは、ごく最近、最終回を迎えた連続ドラマ。最終回の視聴率40%という、とてつもない大記録をうち出した「家政婦のミタ」について、コメントしたいと思います。母親が川で事故死して間もない阿須田家(父親と子ども4人)に家事は完璧だけど、全く笑わない無表情な家政婦ミタが派遣され、そのミタというのが、家族に頼まれ事をしたら、どんな危ない、ぶっとんだことでもやってしまう‥‥そして明らかになる母親の事故死の真相、家庭崩壊と再生‥‥その後、なぜミタが全く笑わないのかが、だんだん視聴者にわかってくる‥‥なかなかよくできた連続ドラマでした。伏線の張り方がとても上手で、視聴者をうま~く引っ張っていたと思います。連続ドラマが基本的に苦手なモイラも、「次回はどうなるんだろう?ハラハラドキドキ‥‥」と、胸が高鳴ったものです。視聴率を稼げたのも、よくわかります。阿須田家の四人の子どもたちが、それぞれ個性的な上に、子役たちが非常に演技が上手(特に末娘役の子)なのにも、舌を巻きました。ドラマの各回が、四人の子どもたちの気持を、それぞれうまく?んでいるのが、見ものでしたね。長谷川博己演じるどうしようもない父親も、いかにも小奇麗な新興住宅街に実際にいそうな男像で、苦笑しました。しかし不満もあります。主人公ミタの過去が「壮絶だ、壮絶だ」と、前ぶれで叫んだわりには、それほど壮絶でもないことです。モイラは、それはそれは誰にも想像のつかない、相当に相当に相当にすごい過去があるのだろうと期待(?)していたのですが、案外、想像のつく過去だったので、正直、拍子抜けしましたね。このドラマ、今や社会現象となっているようですが、そこまで持ち上げるには、大げさかなあと思います。それでもまあ、かなり上出来のドラマと言えるでしょう。題材やテーマ自体は、モイラのテイストに今ひとつ合わないけど、そんな「ホームドラマはあんまり好きじゃない人間」でも、最終回にまで引っ張り込めたんだから、作り手の方々に心から敬意を表します。【送料無料】家政婦のミタ DVD-BOX (6枚組 本編5枚+特典ディスク)ところで‥‥いよいよ今年も残りわずかですね。正月と言えば、おせち料理。おせち料理のきんとんに最適なのは、種子島特産のさつまいも・安納芋。種子島の安納芋の御用は、こちら。モイラの会社でどうぞ♪ ↓↓↓
2011.12.27
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日本映画界の草分け的存在・森田芳光監督が、昨日、急性肝不全で亡くなりました。まだ61歳‥‥これからも良い作品をいっぱい撮っていただきたかったのに‥‥残念です。本当に‥‥今夜とりあげる映画は、森田監督の最高傑作だと、モイラが自信を持って言える作品「家族ゲーム」('83年 ATG)です。 [1983年ATG:DVDは廃盤]【VHS】家族ゲーム●監督:森田芳光//松田優作/伊丹十三 【中古】(ビデオ)【02P20Dec11】川沿いの高層マンションの上階に一家を構える沼田家は、次男・茂之(宮川一朗太)の高校受験を控え、家族中がピリピリ神経を張りつめていた。長男・慎一は進学校に通う優等生だが、茂之は劣等生の上に、いじめられっ子。そんな茂之を見かねた父(伊丹十三)と母(由紀さおり)は、家庭教師をつけるが、その家庭教師というのが、三流大学を三度も留年した男(松田優作)だった‥‥冒頭、四人家族が長テーブルにずらりと並んで互いに何もしゃべらず、黙々と食事をしているシーンに、まず、おや?と、身を乗り出しました。他にも家族の食事の場面はあるのですが、ほとんどが家族それぞれ、一人で食べているものばかり。子どもの受験という非常事態(?)には、ナーバスになるのに、最も大切にしなければいけない(と、モイラは思う)日常では、家族の絆は薄い。森田監督ならではのアイロニーですね。伊丹十三演じる、目玉焼きの黄身の部分だけチューチュー吸って食べる父親の幼児性、マンション地下の駐車場にも化粧をして降りる母親の外面の良さにも、思わず笑えました。テストで出来の悪い生徒から順に前に呼びつけ、点数を皆の前で大声で発表するや、教室の窓の外に答案を放り投げる、近頃ではまず現実にはありえない中学教師の姿にも、噴き出してしまいました。しかし、一番皮肉が効いていたのは、父母と茂之対、家庭教師吉本のやりとりでしたね。「茂之は根っからの劣等生じゃない。ジェットコースターの構造の本を読んで、実際にジェットコースターのミニチュアを作ったんです」と、主張する母に、吉本が放った強烈な一言が、忘れられません。「豊島園なら一番で入れますね」さて、衝撃のラストシーンは‥‥これがまたすごかったです。鬼才・森田芳光監督のご冥福をお祈り申し上げます。モイラが栽培した種子島安納芋の御用はコチラ ↓↓↓
2011.12.21
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きょうはPTAや、いわゆる良識派の人々が、眉をひそめて嫌がるテレビアニメ「クレヨンしんちゃん」のお話です。【中古】【輸入・日本仕様】クレヨンしんちゃん TV傑作選第5期シリーズ 14 皿洗いならまかせとけだゾ [DVD]価格:3433円(税込、送料別) (2022/6/5時点)楽天で購入テレビアニメとしては、かの「サザエさん」ほどではないけど、かなりの長寿を誇るもので、埼玉県は春日部市を舞台に、ご存知、ズボラでいたずらでノーテンキな幼稚園児野原しんのすけが繰り広げる騒動を描いたもの。このアニメほど、賛否両論分かれているものもないでしょうね。「しんちゃんがお尻を出してケツだけ星人ダンス(?)をやるのが下品」「しんちゃんが大人をからかうような言動が不快」そうかと思えば、「しんちゃんは上品じゃないけど、決して悪い子じゃない。現に妹ひまわりの面倒をよく見ている」「しんちゃんは友だち思いで優しい子」「彼の大人に対するシニカルなコメントは、大人もなるほどと頷ける」等等‥‥モイラは断然後者ですね。しんちゃん大好きです。特に好きなのが、しんちゃんが通うアクション幼稚園の友だちとのやりとり。秀才でちょっと気取り屋の風間くん、おままごとが異常なほど好きなネネちゃん、いつもボーっとしているけど、頭は抜群によさそうなボーちゃん、ちょっぴり弱虫だけど、心優しいマサオくん。みんなお互いの個性を認め合い、お互いにかばい、助け合い、時には喧嘩もするけど、陰湿ないじめなど、全くありません。なんでこんないいアニメが、PTAの槍玉にあげられるのか、モイラは首をひねってしまいます。「お笑い」と称して弱者を笑い者にしたり、いじめたりする番組が他にいっぱいあるのにね。しんちゃんは世界各国で放映されているというのも、彼をとりまく「友情ワールド」の賜物なのではないでしょうか。
2011.12.14
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こんばんは、映画狂のモイラでございます♪さっき、アクセスカウンターを見てびっくり。175,000アクセスを越えてるじゃありませんか‥‥!まあ、ペース的には遅いほうでしょうけど、モイラはあまりそういうこと、気にしないから。ブログにお越しいただいている皆様、本当にありがとうございます♪これからも、映画やテレビの記事を書いてまいりますので、よろしくお願いいたします♪
2011.12.05
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「ロンパールーム」、「おかあさんといっしょ」、「ピンポンパン」と、わが国に子ども教育番組は数々あれど、「カリキュラマシーン」ほど、従来の子ども番組のテイストが感じられない子ども番組も、なかったのではないでしょうか?【歳末特価】カリキュラマシーン ベストセレクション DVD-BOX(初回限定)(DVD) ◆26%OFF!「カリキュラマシーン」は、日本テレビ系列で、'74年から'78年まで、月~土の朝に放送されていました。昨日記事に書いた「ゲバゲバ90分」のテイストを、まんま持ち込んだ番組で、幼稚園児や小学生よりも、中高生、大学生に人気があったようですね。キャスティングがこれまた「ゲバゲバ」とかぶっていて、たった15分の番組なのに、宍戸錠、常田富士男、吉田日出子、渡辺篤、桜田淳子、森昌子、フォーリーブス等、今ではとても考えられない、超豪華メンバーでした。モイラはクラスメートから、この番組の存在を教わり、早速見てみたら‥‥いや面白いこと面白いこと。「セサミストリート」も顔負けの、「あいうえお」の歌なんてものもあって、かなり楽しめました。ギャグには結構毒もあって、「カリキュラマシーンを見てはいけません!」なんて、子どもに言い聞かせる親や先生もいたそうですね。子ども教育番組なのにね‥‥それにしても、当時のテレビ局は、わずか15分の子ども番組に、キャスト等に予算をふんだんにかけられるほど、余裕があったんですねえ‥‥いい時代だったんだなあ‥‥(遠い眼)
2011.12.02
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この番組は、モイラが小さい時、ハマりにハマってたもので、ある(つーか結構年配の)世代の方々には、大変懐かしいものです。その名も‥‥「巨泉×前武ゲバゲバ90分」! 【送料無料】 巨泉×前武 ゲバゲバ90分!傑作選DVD-BOX 【DVD】価格:7691円(税込、送料無料) (2022/7/20時点)楽天で購入ナンセンスな短いコントを、次々とつなげたバラエティ番組ですが、まず出演陣がすごい!大橋巨泉、前田武彦が進行役で、男性陣は萩本欽一、坂上二郎、ハナ肇、宍戸錠、小松方正、藤村俊二、熊倉一雄ほか、女性陣は吉田日出子、小川知子、松岡きっこ、朝丘雪路、岡崎友紀、小山ルミほか、ここに書いただけでも、そうそうたるメンバーです。次に宮川泰の音楽がすごい!オープニングのマーチがかっこいいし、ギャグのBGMに流れる曲も面白いっす。でもなんといっても一番すごいのは、コントの面白さ!放送当時、まだ小さかったモイラでも、モイラの両親の世代の人たちでもゲラゲラ笑えたものです。モイラは「OH MY HOME」と、「もし‥‥」のコーナーが特に好きでした。今思えば、シニカルでシュールなコントも多かったですね。予算をかけ、台本に手間という手間をかけて制作しているのにも着目。それと出演陣は、分厚い台本通りに台詞をしゃべり、アドリブは一切禁止だったそうですね。アドリブでもやろうものなら、ディレクターの斉藤太朗氏に「帰れ!」と怒鳴られたらしいです。これを見たら、今の大して芸もない芸人たちが出ている、アドリブだらけのバラエティ番組なんて、ただの若者同士の中身のない会話にしか聞こえませんよ。
2011.12.01
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