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2007.12.20

大人が観ても面白い！★「ウルトラセブン」

(3)

カテゴリ：嗚呼なつかしのテレビドラマ♪

こんばんは、映画狂の農婦・モイラでございます。
今夜は映画とはちょっと離れて、なつかしいテレビドラマのお話です。
いや、なつかしいだけじゃなく、このモイラのみならず、
同世代の当時の少年少女たちに、とてつもなく大きな影響と感銘を与えたドラマとでも言いましょうか。

全国、否、全世界の特撮ファンの皆さまにとっては
一生忘れることのできない大傑作‥‥
その名も‥‥ 「ウルトラセブン」!!

DVDウルトラセブン VOL.1

秀逸な特撮、精巧なメカ、地球征服を謀る宇宙人の造形の奇抜さ‥‥
そして、ウルトラセブンというヒーローの、お兄さんのウルトラマンとはひと味違った、人間臭いキャラ‥‥
どれをとっても100点満点でしょう。

中でもモイラが大ッ好きなのは、
「ウルトラ警備隊西へ」（第１４，１５話　前後篇）と、
「明日を探せ」（第２３話）。

「ウルトラ警備隊西へ」は、スパイものと特撮の見事な合体！
巨大ロボット・キングジョーの造形の素晴らしさに、眼を見張りました。
ロケ地は国際都市・神戸。
欧米人俳優２人（うちひとりは金髪美女！）出演という色もついてましたね。
１人は女性科学者（にしては、あまり知的に見えなかったけど）役、
１人は諜報部員。図体のでかい真っ黒グラサンかけた、ちょっとコワモテお兄さんで、
日本語吹き替えが「ルパン三世」の山田康雄なのが、今見ると笑えます。
日本人で初めて宇宙人役に挑んだ土屋嘉男氏が
科学者土田博士役で出演しているのも、特撮ファンにとっては超うれしい！
ただこの土田博士、暴れるキングジョーを見て、こんなこと呟くんですよね。
「ふ～む素晴らしい‥‥あのロボットのメカは本当によくできている」
‥ってアンタ、地球が征服されようって時に、感心してる場合かい?!
案の定、そばにいたウルトラ警備隊員に叱責されてましたね。「博士、感心してる場合じゃないでしょ！」

「明日を探せ」は、子どもの頃に見て、（(；ﾟДﾟ)ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ‥‥　　怖くて震え上がった一作。
冒頭からいきなり、ダークグリーンの三菱ふそうのダンプカーに追いかけられ、悲鳴をあげて逃げ回る怪しげな風体のおっさんの姿。
そのおっさんは予知能力を持つ占い師で、「宇宙人に追われてるゥ～！殺されるう！」と、ウルトラ警備隊に助けを求めるけど、
「頭のイカレた奴」みたいに扱われてやんわりと拒否され（冷たいぞ、ウルトラ警備隊！）
すごすごとアパートに帰る途中、とうとう本当に宇宙人にさらわれてしまうんです。
かわいそうに、おっさんは宇宙人の気配を察して、ほうほうのていで食料品店（？）に逃げ込んだと思いきや、
見ればそこの店員も客も、みんな宇宙人の顔！
悲鳴をあげてタクシーを捕まえて乗り込むと、タクシーの運ちゃんも宇宙人に変身！
そしてタクシーは、いつしかダークグリーンの三菱ふそうのダンプに姿を変えて、絶叫するおっさんをさらって疾走‥‥
そしておっさんは、宇宙人（シャドー星人）男女２人にベッドに縛られ、「ウルトラ警備隊に嘘の予言をしろ」と拷問にかけられ‥‥

この回見てから、モイラはしばらく、外でダークグリーンの三菱ふそうのダンプを見ただけで、
背筋がぞわ～～ッとしてきたものです。
しかし、このドラマで、三菱ふそうからクレームが来なかったんでしょうかね？（今なら来るかも）
それにしても、大人になってから見て噴き出したのは、
拉致されたおっさんが、シャドー星人に
「でたらめの予言を私にさせておいて、地球防衛軍の基地を破壊しようってんでしょ」と言いかけた途端、
シャドー星人（男）が一瞬ギクリとして、
「うーむ、恐ろしいやつだ。我々の計画を知り抜いている‥‥」と、息を呑むシーン。
あのさあ、そんなこと子どもだってわかるっちゅーの!!あったま悪いな、シャドー星人!!!

‥‥とまあ、ウルトラセブンについて語れば、それこそ夜が明けてしまうモイラですので、
今夜はこのへんでおひらきにしましょう。

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