+蒼い水溜り+

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November 27, 2005
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テーマ: 1日1詩(206)



ある街のある家の庭先で林檎は堕ちた

堕ちた林檎はそっと呟く


誰も教えてなんてくれなかったよ

幸せの意味や私の存在なんて

誰も気にもかけなかったじゃない

なのに今更何で私は生きようとするの

大事なものが出来ると怖くなるの

臆病で弱虫苦い果実は誰も拾ってくれない




木から堕ちた小さな林檎は

誰にも食べられる事もなく

そのまま土へと朽ちました
















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Last updated  December 7, 2005 09:20:11 PM
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