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2009.07.24
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カテゴリ: 音楽
☆『1Q84』の内容をタイトルから想像してみます

村上春樹さんの新作はすごい売れ行きだそうですね。
本屋さんに行っても「売り切れ」ということで、
私はまだ読んでいないのですが、
このタイトルから内容を類推してみようと思います。
(笑われちゃうかも、だけど)

・「1Q」は「IQ」?
きっと私と同じような見間違えをした人もいるのではないかしら(私だけ?)。
知能指数が「84」の人間が出てくるのかな?


ジョージ・オーウェルの『1984年』や、
はフランソワ・トリュフォー(監督)の映画『華氏451』を思い出します。
どちらも、自由を抹殺され、思想統制をされている世界を描いていました。

・中国の作家、魯迅の『阿Q正伝』の影響もある?
この有名な小説を私は読んだことがありません。
何だかみじめで暗く「寂寞」たる小説、
いう印象が高校のときからずっとあり、手に取ったことがありません。

・「オバQ」と関係がある?
オバケのQ太郎は全然怖くない、それどころか
ラーメン大好きで非常に人間味のある「お化け」でした。
深読みすると「何かが大化け」するのかしら。



☆ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が最初に流れる

この をご存じですか?

確かいつぞやのオリンピックで聴いたことがあるように思うのですが・・・。
そう「民族の祭典」という印象がある曲です。


『1Q84』の冒頭に記載されているということで
急きょ有名になった曲です。

★チェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェク(1854年7月4日~1928年8月12日)

あら民族意識の強いかに座生まれだわ。
彼の曲を聴くと、すぐにチェコの田舎の風景を思い出します。
土に根ざした根源的な生命力と高揚感があります。
メロディはどことはなしに日本の民謡と似ています。

「シンフォニエッタ」は5曲あり
私は1、3、5が良いと思います。
3「王妃の僧院」では高らかに歌い上げる鳥の声が聴こえます。

「シンフォニエッタ」作曲のきっかけは
ソコール体育協会主催の体育祭のための
ファンファーレの曲を依頼されたからだそうです。
だからオリンピック向きなのね。

この曲は「第一次世界大戦後新たに形成された国家に対する期待と、
独立を勝ち得るために必要とされた苦闘への誇りと
自由に対する歓喜を表現する、極めて愛国的な内容となっている」
CDの解説より

ヤナーチェクの他の曲を聴いてもいつも思うのだけど、
オペラ「利口な女狐の物語」などもそうですが、
どんなに悲観的なテーマを扱っても、生命肯定があり、必ず最後に救いがあるのです。
彼の音楽は、天衣無縫ともいえる不思議な生命の躍動感があります。
仏教の輪廻転生の思想も入っているようです。

彼の音楽の通奏低音には「拘束からの解放」が流れています。
まるで自由という種子が、芽を出し、葉を広げ、花を咲かせるかのようです。

ヤナーチェクの音楽を取り入れたということは、
村上さんが新しい局面に入ったことを表しているでしょう。
そして、悲惨な世界(個人、社会)の状況を淡々と描きながらも、
決して未来に対して諦めることのない、
来たるべき夜明けを感じさせる小説ではないでしょうか?


読んでみて、全然違う内容の小説だったらどうしましょう。


あ、そうだ、ヤナーチェクの 「グラゴル・ミサ」 も機会があったら聴いてみてください。







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Last updated  2009.07.25 06:46:14
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