三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

2008.01.23
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カテゴリ: 女子大生って…
心のメンテナンス、完了いたしました。

タモリが言ってた。
「自分は嫌な奴なんだと思って生きてれば、辛くない。
 落ち込むから、自分が出てる番組は絶対観ない。
 過ぎたことは、思い返さない。」

その言葉で、気持ちが軽くなりました。
タモリさまさま、ありがとうござんした。
…そして、私のことを気遣ってくれたあなたさまさまも、ありがとうござんした。

「一つの言葉は 一輪のバラよりも 人の心を慰める」 ―byわたし―




お友達のところへお邪魔した、ふたりの女子大生。
お友達は、社会人のお兄様と一緒に、お住まいです。

お話が弾んでいるところに、お電話が。
「トゥルルル、トゥルルル……。」
「…。」

「お電話ですわよ。」
「ええ、わかってます。」
「お出にならなくて、よろしいの?」
「ええ。」

何故か電話に出ようとしないお方。
「…?」


しばらくすると、また電話が掛かってきました。

「トゥルルル、トゥルルル……。」
「あの…お電話ですけど…。」
「よろしいのよ、放っておいて。」
「でも、ねえ。大事なお電話かもしれないし…。」



「わかってるから、出なくてよろしいのよ。」
「わかってる?」
「ええ。出るだけ無駄なの。」

どういう事でしょうか。
おふたりには、さっぱり見当もつきません。

「もしかしたら、ストーカー?」
「まあ嫌だ。恐いわね。」

そしてまた、お電話が。

「トゥルルル、トゥルルル……。」
「いい加減、出た方がよろしくなくて?」
「うーん。じゃあ、あなた出てくださる?」
「え?…ええ。よろしくてよ。」

ストーカーではないのでしょうか。
なんだか、どきどきします。

「……。」
しばらく無言で聞いて、そのまま受話器をお置きになったお方。

「これは…何?」
「だから言ったでしょ。出なくていいって。」
「何ですの、何ですの。早く話して。」
「…よく…わかりません…。」
「は?」

何のことはない。電話の相手はNTTでした。しかもテープで繰り返される声。
そう、電話代未納のお知らせだったのです。

「あなたが?…ですか。有り得ません。」
「信じられないお話です。」

なんでも、お兄様がお給料を全部使ってしまわれて、生活費を入れてくださらない結果だとか。

「でも、先日お兄様に、ミュージカルのチケットをいただきましたわ。」
「そうよね…。」

もしもし、お兄様?
お金の使い方を、少ーしお間違いかもしれなくてよ。





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Last updated  2008.01.23 16:05:04
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