立山って、子供の頃に、黒部側からトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで登った記憶が。

どれもこれも東京ではまずお目にかかれないものなので、面白かったです。

(爆弾騒ぎでケーブルカーが20分以上遅れて、怒り出すお客とか…、ああ70年代。)

ロープウェイから見下ろした真夏の万年雪にびっくりしました。丁度ロープウェイが立ち往生して…、という漫画を読んだばかりで、ちょっと怖かったですけどね。 (2008.08.27 18:39:04)

三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

2008.08.26
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カテゴリ: 中学生のころ
中学生の頃のある夏の日。

家族で立山登山に行くことになりました。

立山はいわゆる霊山で、昔は女人禁制の山。
ある年齢に達した男の子が、必ず登らなければいけない山だったようです。

雷鳥や高山植物が生息しているので、マイカーは乗り入れ禁止。
途中からバスに乗って、登山口である室堂平へ向かいます。

排気ガスの影響がほとんどないので、空気がとっても透明で気持ちがいい。

本当の自然って、きっとああいうのを言うのでしょうね。

御来光を拝むのが目的だった私たちは、室堂平で一泊。


ところが、頂上へ向かうにつれ、どうも日の出に間に合わなくなる予感。

「あなた、先に行っていいわよ。」

先に行くことを許された私は、ひとりでトットコトと。

ラッキーなことに、途中、登山のフル装備をしている女性ふたりを見つけたので、後を付いていくことにしました。

しばらくは道のようなところを歩いていたのですが、そのうち何故か岩場をよじ登ることに…。

「えっ。こんなところ…大丈夫なの?」

後から来るであろう家族が、こんなところを登れるのだろうかと心配してしまうような、断崖絶壁。
私も気を抜くと、足を滑らせてしまいそうです。

それでもなんとか頂上へ。
残念ながら御来光を拝むことは出来ませんでしたが、眼下に広がる雲海と昇ったばかりの太陽が、それはそれは美しく…。

遅れてきた家族と合流して、今度は一緒に下山することに。



「あれ?…こんなちゃんとした道があるの?」
「は?何言ってんの。この道しかないけど。」
「んん…?」

じゃあ、私が登ってきた道は、いったい何だったの?

もしかしたらあれは、登山道でもなんでもなくて、あの女性たちもよく分かってなかったんじゃないだろうか。






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Last updated  2008.08.26 16:31:30
コメント(14) | コメントを書く


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登山  
makoto_kobi  さん
登り切った時の達成感、たまらないです。
(2008.08.26 17:27:44)

Re:わたしが登ってきた道は…(08/26)  
つままれたね(どこを?) (2008.08.26 18:42:39)

Re:登山(08/26)  
桃花茶  さん
makoto_kobiさん
そうなんですよね。
登ってるときは辛くって、なんでこんなことやってるんだろう…って思うんですけど、頂上に登ったときのあの達成感ときたら…。(/ ̄∀ ̄)/♪
(2008.08.26 20:06:58)

Re[1]:わたしが登ってきた道は…(08/26)  
桃花茶  さん
ちくたくばんばんさん
はっ…きつね…?
そうかも…。。。。( ̄x ̄;)  (2008.08.26 20:08:19)

その立山へ  
マックス爺  さん
桃花茶さん今晩は!

その立山へ今週末登って来る予定です。
スタート地点は富山市の浜黒崎で海抜0m。
ゴールは立山連峰雄山山頂3003m。
距離は65kmですが標高差は3003mの厳しさ。
それを11時間で走ります。途中関門が2箇所。雄山山頂から降りた後、室堂から雷鳥荘まで荷物を持って歩くんです。去年は雪が残ってましたが、今年はどうでしょうね。
雄山山頂からの眺めは絶景なのですが、土曜日は生憎天気が悪そうです。(悲)

そうそうレースの名前は「立山登山マラニック」です。(マラニックはピクニックとマラソンの合成語) (2008.08.26 20:30:07)

その方達はチャレンジャーってことで  
totono2733  さん
こんばんは。
立山って結構大きな(標高の高い)山ですよね。
それにしても道なき道を行くなんて、素晴らしいチャレンジャー。
ワタシならぜーったい道があるはずって周りをキョロキョロしますね。 (2008.08.26 21:23:20)

Re:その立山へ(08/26)  
桃花茶  さん
マックス爺さん
ええっ。走るんですか?あの距離をですか…。
信じられないです。
というか、やはり標高差は凄くて、私の姉は途中で気分が悪くなって、山小屋で休んでいました。
そこを走るとは…素晴らしく強靭な体力です。
雪は多分残っていると思いますよ。
北アルプスは万年雪を抱いている山ですから。
お天気が悪いのは、少し残念ですね。
山頂まで晴れ渡る日は少ないらしくて、私も今年の夏は、とうとうその姿を見ずに帰ってきてしまいました。
どうぞ、お気をつけて。よいレースでありますことを…。♪( ̄▽ ̄)ノ
(2008.08.26 21:26:24)

Re:その方達はチャレンジャーってことで(08/26)  
桃花茶  さん
totono2733さん
びっくりするくらい高い山なんです。
軽装で行くと後悔するくらい…。(というか後悔しました)
なので、しっかり登山服を着ていらしたお姉さまを、信じてしまったんですよね。
でも、あの時一歩でも足を踏み外していたら…と思うと、今更ながら怖くなりますことよ。(≧ヘ≦) (2008.08.26 21:35:19)

Re:わたしが登ってきた道は…(08/26)  
heartwarming123  さん
こんばんは。
登山のフル装備をしている女性ふたりのお方。
意外とベテランで、御来光を拝む為のショートカット?
それに追従出来た、桃花茶さん凄いですわ。
ひたすら上を目指したのでしょうね。
途中で振り向いたら、ヤバかったかも。(≧∩≦;)

山頂からの長めは、絶景なのでしょうね。 (2008.08.26 22:09:47)

Re[1]:わたしが登ってきた道は…(08/26)  
桃花茶  さん
heartwarming123さん
下山しながら思ったんですけど…絶対、ちゃんとした登山道のほうが近かったですよ。
なんだか頂上の周りを、ぐるりんと回った感じですもの。
もう、お姉さまたちったら…。
頂上はもうほんとに狭くて、それこそ山のてっぺんと言う感じで。
あの眺めは、一生心に残ります。♪(*^ ・^)ノ (2008.08.26 22:31:39)

本題について  
マックス爺  さん
桃花茶さん今日は!またお邪魔しました。(笑)

桃花茶さんご家族が登られたのは、室堂~一の越~神社の在る雄山山頂でしょうか。私は昨年のレースが初めてでしたが、もしそうだとしたら、一の越から雄山山頂までは無数に登山道があるように感じました。

そのうち最も登山客が多く通るところが「道」のようになってるだけで、案外あのコースだとどこからでも登れ、また下れる感じです。登山の経験があまりないとそうは見えないでしょうが、少し経験があると、どこを登り、下ってもあのコースなら大丈夫だと思います。ただしガスがかかった場合は勾配があるので怖いでしょうね。一の越から山頂までは、全くの登山道ですから私達と言えども四つんばいになって登るだけです。崖はとても走れませ~ん。(笑) (2008.08.27 15:59:37)

Re:本題について(08/26)  
桃花茶  さん
マックス爺さん
随分前のことなので、よく覚えていないのですが、多分そのコースだと思います。
今思うと、初心者からプロ並みの方まで、いろんな服装をした方が入り乱れているという、不思議な感じだったような…。
きっとおっしゃるように、それぞれが違うコースを登ってきたのでしょうね。
ただ頂上付近は、それこそ足元は右も左も奈落の底…みたいな感じで、感動したことを覚えています。
ああいうのを経験すると、また山に登りたくなる気持ち、分かりますね。♪( ̄▽ ̄)ノ″
(2008.08.27 16:38:22)

Re:わたしが登ってきた道は…(08/26)  
LimeGreen  さん

Re[1]:わたしが登ってきた道は…(08/26)  
桃花茶  さん
LimeGreenさん
あ、黒部側から行かれたのですね。
じゃあもしかしたら、トロッコ電車にも乗られたでしょうか。
父が生前「トロッコ電車に乗りにいこう」と、よく言ってたのですが、とうとう叶いませんでした。
なんだか「Lime」さんが、代わりにその景色を見てきてくださったようで、嬉しいです。
真夏の万年雪には感動しますよね。
遠くから見る北アルプスが美しいのは、その万年雪で描かれている陰影があるからだと思っています。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
(2008.08.27 21:22:09)

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