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2022.04.16
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カテゴリ: 海外ニュース
​​​​​​​​​ Milkywayです。お元気ですか?
                                                 20220416
 ゼレンスキー大統領の国連・安全保障理事会での演説が日本語訳されて公開された。2022.04.07 木曜日 TBSラジオの[荻上チキSession]https://www.tbsradio.jp/articles/53000/

 その演説について、書いておきたいと思う。
なお翻訳の全文は、番組での紹介文とともに、文末につける。

 ゼレンスキー大統領が今回の演説で強調したのが、国連改革だった。国連がこの侵略戦争でまたしても無力さを露呈し、人々はその現実にじれったさと腹立たしさを覚えた。私も同じだ。今回は、ゼレンスキー大統領も演説の中で指摘した国連改革についての私の想いを記しておく。

​【国連改革が必要】​
 今回の戦争を契機に、国連の無力・無機能を変革しなければならないと言ったゼレンスキー大統領の意見に、深く頷いた。今回、国連がこれほどの無力状態に陥ったのは、ロシアが国連の主幹をなす常任理事国の五つの国(中国、フランス、英国、米国、ロシア)の一つだったことだ。
 常任理事国の決議は、全員一致となっている。だから、どんな決議案も提案も、常任理事国の一国が拒否権を使えば、なにも決めることができない(国連憲章第27条)。今回の「ロシア軍の撤退決議」も、当然だがロシアが拒否権を使い、決議に至らなかった。

​【拒否権に対する賛否両論】​
 常任理事国の持つ拒否権については、賛否両論が続いてきた。
拒否権支持派は、拒否権が国際的な安定の促進に寄与しているとか、軍事介入に対する牽制になると主張してきた。

 実際、今回のロシアによる蛮行に対しての国連は、拒否権批判派の意見通りだった。

​【拒否権行使回数】​
 ここで、実際に各国が使ってきた拒否権の回数を見てみる。
過去から2020年8月現在までの拒否権の行使回数は、
ロシア連邦・ソビエト連邦が116回
アメリカ合衆国が82回
イギリスが29回
フランスが16回
中華人民共和国・中華民国が16回
である。   
https://ja.wikipedia.org/wiki/国際連合安全保障理事会における拒否権

 この回数をみれば、拒否権が濫用されていること、そのことによって世界平和が達成されなかったことがよくわかる。このまま拒否権行使が認め続けられれば、国連は今の無力状態を永久に続けてしまう。今後、起こるかもしれない国際的な戦争時にも、平和のための働きができないのだ。それはつまり、国連の存在意義がないということになる。だから、この硬直状態を突破するために、国連改革が必要なのである。

​【改革内容三つ】​
 改革内容は、三つ。
一つは、常任理事国が問題の当事者の場合、拒否権を行使できないようにするのが一つ。
もう一つは、常任理事国が拒否権を使って硬直状態に陥った場合は、非常任理事国10カ国の採択と国連総会での決議に従うことだ。
三つ目は、今回のロシアのように自らが戦争を引き起こした時は、永久に持つと規定されている常任理事国としての資格を、一定期間停止させることだ。


​【国連改革は不可能という声】​
 だが、どんなに国連改革案があっても、国連憲章の改正には、巨大なハードルがある。憲章の108条が、安保理常任理事国は国際憲章の改正に対しても、拒否権を持つと定めてあるのだ。
ようするに、現実問題としては、国連改革は無理だと言う結論である。

 私自身は、多国主義を支持する。自国さえ良ければいいという「自国第一主義」は危険だと考えている。米国のトランプ大統領の下での「自国第一主義」は、イスラエルと結ぶことで自国の利益を優先した結果、中東をより不安定化させた。そしてフィリピンやイタリア、ブラジルなどあちこちの国家元首がトランプのまねをし、国際間の調和を乱した。フランスには「自国第一主義」を掲げた極右勢力の増大があった。それがヨーロッパの不安定さを作り出した陰の力になっていて、崩壊のひびが見えてきている。

​【国連に代わる国際機関の創設】​
 今回のロシアによるウクライナ侵略は、第二次世界大戦後の国際秩序を完全に壊した。しかも、その回復も改革も、現在の国連憲章の下では不可能に見える。それであれば、新たな国際機関を作った方が早いように思える。もちろん、それにも時間がかかる。だが、今のままで手をこまねいているわけにはいかない。着手しないと何も始まらないのだ。
 それぞれの国々の独立性や国内問題にはタッチしないという原則を守りつつも、国際秩序を守る枠組みを作ったり、互いに危機の時は救いあう何らかの国際機関が必要だ。私はゼレンスキー 大統領が「U24」と名付けて提案したような機関を望む。
 単純すぎて、理想主義すぎると言われるに違いない。だが、何もしないで諦めてはいられないのだ。

​「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」​

と言う言葉に、私は与する。

 最後にもう一つ個人的願いを書いておく。
この戦争を引き起こしたプーチンとその一派一人ひとりに責任をとらせる方法を、国際機関に考え出してほしい。彼らの行為が、平和に暮らしていた罪のない450万人を超えるウクライナ避難民をうんだ。ロシアは、ウクライナの民間人を無差別に殺しただけでなく、自国の兵士たちの命をも奪ったのである。
 国際法廷は、プーチンとその一派の罪を裁いて刑に服させるだけではなく、経済的にも賠償をさせるべきだ。各国がすでに差し押さえた彼らの個人資産や、それに加えてまだ見つかっていない資産、例えば、パナマ文書やスイス銀行での隠し資産なども徹底的に洗い出し、それを償いに充ててほしいと願う。
 戦争を起こした当事者には、服役や死刑ではなく、生きている期間中に責任を自覚させる方法を確立しなくてはならないと私は思うのだ。


下記はゼレンスキー大統領の国会演説全文
*****************************
TBSラジオの[荻上チキSession]https://www.tbsradio.jp/articles/53000/の番組での紹介文
「ウクライナ語を英語に訳されたものを日本語に、全文翻訳しました。翻訳は、翻訳業の慎曜さんです。
演説の英文はゼレンスキー氏のHPからの引用になります。」
・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
​【日本語翻訳全文】​

総会議長、事務総長、そして安全保障理事会のメンバーをはじめとする参加者の皆様。
本日はこのような機会をいただき、感謝いたします。
この場をお借りして、国連加盟国代表の皆様に、私の話を聞いていただけることでしょう。
昨日私は、先日ロシア連邦の軍隊から解放された我が国の都市ブチャから戻りました。
ブチャは、占領軍によって戦争犯罪が犯されていない場所を見つけるのが困難なほどの惨状です。
ロシア軍は私たちの国のために働いた人々を探し出し、意図的に殺害しました。
家の外にいた女性たちは、生存者に近づき助けを呼ぼうとしていただけだったのに処刑されました。
大人と子供、家族全員が殺されるケースもあり、ロシア軍は彼らの遺体を燃やそうとしました。
私は今、亡くなった人々を日々追悼している国民を代表して演説を行っています。
毎朝、国民は殺害された人々の追悼をするのです。
拷問の末に後頭部や目を撃たれた人。
通りにいただけで撃たれた人。
苦しみながら死を迎えるよう、井戸に落とされた人。
マンションや一軒家の中にいて、手榴弾で吹き飛ばされて亡くなった人。
道路の真ん中で一般車に乗っていて、面白半分で戦車に踏み潰された人。
手足を切り落とされ、喉を切られた人。子供の目前でレイプされ、殺された人。
自分たちの聞きたかった答えを言わなかったというだけで、舌を切り取られた人もいます。
このような行為は、ISIS(イスラム国)が彼らの占領地で行っていることと、どう違うのでしょうか?
ひとつ違うのは、これが国連安保理の常連理事国による所業だという点です。
この国は、諸国の内なる結束を壊しています。
国境を破壊しています。
彼らは、2つの大陸に住む十を超える民族が持つべきはずの民族自決も、それぞれが自治権を持った国家であるという権利も認めません。
そして、民族的、宗教的な多様性を破壊するというやり方を一貫して追求しています。
できるかぎり多くの一般市民を殺すようなやり方で戦争を激化させ、意図的に遂行しているのです。
普通の平和な都市を際限なく破壊し、
軍隊を送り込んで国を荒廃させ、集団墓地を後に残します。
皆さんもご覧になったでしょう。
彼らは国家レベルで憎悪を掻き立て、プロパガンダと政治的腐敗を利用して他の諸国に広めようとしています。
また、彼らが引き起こしている世界規模の食糧危機は、今後アフリカやアジアで大規模な食糧不足を招くおそれがあります。これは、食料価格の安定が国内の治安における主要な要因となる国々を、最終的には必ずや大規模な政治的混乱に陥れることになるでしょう。
そこでお聞きしたいのですが、安保理が保証しなければならない安全とは、一体どこにあるのでしょうか?安全というものが存在していないのです。
安保理は存在するのに、何事もなかったかのように振る舞われている。
国連が発足した時に掲げた保障すべき平和は、一体どこにあると言うのでしょうか?
平和を脅かす侵略者の抑圧を保証するための世界の枢要な機関であるべきはずなのに、まったく効果的に機能できていないのは明らかです。
ロシア軍がブチャを占拠している間に何をしたかを、世界中の人々が目の当たりにしました。
しかし世界は、ウクライナの占領された他の地域で彼らが何をしたのかをまだ見ていません。
場所は変われど、残虐性にも犯罪行為にも、変わりはありません。
責任を免れることがあってはならないのです。
皆さんに、どうかお聞き願いたい。
国連憲章の第1章第1条を思い出してください。
この組織の目的は何ですか?
平和を維持することです。
平和への強制です。
国連憲章は、文字通りに最初の条項から守られていないのです。
そうであれば、その他の条項すべてに意味はあるのでしょうか?
今日、我が国の領土、ウクライナの領土におけるロシアによる行いの結果、第二次世界大戦が終結して以来最も凶悪な戦争犯罪が起きています。
ロシア軍は意図的にウクライナの都市を破壊し、迫撃砲や空爆によって焼き払っています。
意図的に、都市を孤立させ、大勢の人を飢餓に陥らせています。
意図的に、敵の陣地から逃げようと道路を移動する市民の行列を狙って撃っています。
彼らは、市民が空爆から身を隠しているシェルターでさえも、意図的に爆破しているのです。
また、一時的に占領した領地において、一人でも多くの市民が犠牲になるような状況を意図的に作り出しています。
不幸にも、ブチャで起きた大虐殺は、この41日間で占領軍が実行した数ある例のうちの1つにしか過ぎません。
他にも多数の都市で同じような被害が発生していますが、マリウポリ、ハリコフ、チェルニヒウ、アフトゥルイカ、ボロディアンカなど数十を超えるウクライナの地域がブチャのような状態にあるというその真実の全容を、世界の人々はまだ知らないのです。
これらの罪に対する非難を受けて、ロシアの代表団が何を言うのか。私にはそれが分かりますし、あなた方もよくご存知だと思います。
何度も彼らが言ってきたことです。
一番の例は、ドンバス地方でロシア軍がロシア製の武器でマレーシアのボーイング機を撃墜した時や、シリアでの戦争中です。
彼らは自身を正当化するために、皆を非難するでしょう。
彼らは、真実には異なるバージョンが存在すると主張するでしょう。そして、それらのうちどれが本当であるかを確立することは、まだ不可能だと言い張るはずです。
彼らなら、こう言うでしょう。「殺害された遺体は仕掛けられたもので、動画はすべて仕組まれたものだ」と。
しかし、今はもう2022年です。
衛星画像という、決定的な証拠があります。
完全に透明性のある調査を行うことは可能なのです。
それこそが、私たちが関心を寄せることです。
ジャーナリストとのやり取り、そして国際的機関との連携を最大限に行いたい。
国際刑事裁判所の関与を求め、完全なる真実と完全なる責任を追求していただきたいのです。
国連の加盟国なら、どの国もこの追求について関心があるはずです。
何のための追求なのか?
それは、自らを特権があると考え、罰せられることはないと思っている国を、きっぱりと罰するためです。
これにより、戦争犯罪を犯す可能性のある世界のあらゆるその他の国々に対しても、罰を受けることは避けられないということを提示することができるでしょう。
最も大きな国が罰を受ければ、誰しもが罰を受けることになります。
ロシアがウクライナに侵攻した理由を教えましょう。
ロシアのリーダーシップは、まるで古代の入植者のようです。
彼らは私たちの富と民が欲しいのです。
ロシアは、すでに、数万人におよぶウクライナの市民を彼らの領土に強制移送しました。
このままでは数十万人に達するでしょう。
また、ロシアは2000人以上の子供を誘拐しました。
数千人もの子供をたやすく誘拐してしまったのです。
そして今も同じことを繰り返しています。
ロシアは、ウクライナ人を従順な奴隷にしたいのです。
ロシア軍は、自分たちが占領した都市や村で堂々と略奪行為をしています。
これは最も大規模な略奪です。
彼らは食料や、犠牲者からもぎ取った金のイヤリングまで、あらゆるものを盗んでいます。
私たちが戦っている相手は、国連安全保障理事会における拒否権を殺りくの権利に変えるような国です。
これは、世界規模の安全保障の構造全体をむしばむものです。
悪は罰せられないという事態を許し、それを世界に広めることなのです。
平和と安全を維持するために機能するすべての構造を破壊します。
これが続けば、最後には、各国が安全を確保するために国際法や国際機関ではなく、兵器の力に頼ることになるでしょう。
そうなれば、国連は本当に解散を迎えてしまうかもしれません。
そこで皆さんにお聞きしたいのです。国連を解散するおつもりなのですか?
国際法の時代は過ぎたのだと、そうお考えなのでしょうか?
もしあなた方の答えが「ノー」であるなら、今すぐ、迅速に行動しなければなりません。
今すぐ国連憲章の効力を復活させなければならないのです。
即座に国連の体制改革を行い、拒否権は殺りく権ではないということを示さなくてはなりません。
安全保障理事会には、世界中のすべての地域の公正な表明が必要なのです。侵略国に対し、今すぐ講和を強制しなければなりません。
決断が必要です。
シリアからソマリア、アフガニスタンからイエメン、そしてリビアまで、大量虐殺の連鎖は、とっくの昔に断ち切られるべきだったというのが率直な意見です。
暴政が自ら引き起こした戦争の代償としてその存在を失い、その後に公正な平和が保証されているのであれば、確実に世界は変わっていたでしょう。
そしておそらく、ウクライナは自国で戦争などしなかったはずです。
この戦争は、私たちの国民、ウクライナ国民に対する戦争です。市民に対する戦争なのです。
しかし、世界はそれを傍観し、クリミアの占拠や、それ以前に起きたグルジア戦争に対して見て見ぬふりをしました。さらにさかのぼって、トランスニストリア地方全土のモルドバからの疎外についてもそうです。
世界は、ロシアが自国の国境付近で起きたその他の紛争や戦争の下準備をしていた経緯についても、見て見ぬふりでした。
どうやってロシアを止めるのか?
今すぐ、ロシア軍と、彼らに命令を与えた関係者を、ウクライナで戦争犯罪を犯した罪で裁判にかけてください。
犯罪の命令を下し、市民を殺害することでその命令を実行したすべての人間には、ニュルンベルク裁判のような法廷が待ち受けているでしょう。
私はロシアの外交官たちに改めて言いたい。例えばフォン・リッベントロップも、第二次世界大戦後に罰を免れることはありませんでした。
また、ロシアの刑事政策の策定担当者にも、アドルフ・アイヒマンだって罰を受けたということを申し上げておきたい。
どの犯罪者も逃げられはしないでしょう。一人たりともです。
しかし、重要なのは、今こそ体制を変える時であり、その中核は国連であるということです。
これを実現するために、私たちは、世界会議の開催を提案します。
決議の場として、平和的なキーウでの開催を希望します。
議題は、世界の安全保障制度をどのように改革するのか。
世界的に認められた国境の不可侵および国家の保全を、実際にどのように保証するのか。
国際法の支配をどのようにして徹底するのか。ぜひ話し合いたいのです。
1945年、世界的な国際治安機関が創設された時にサンフランシスコで掲げられた目標は、明らかに達成されていません。
そして、それらの目標は改革なしで達成することは不可能です。
したがって私たちは、次の世代へつなぐために、安全上の課題に対し予防的に対応し、平和を保証する能力を備えた効力のある国連を実現するため、全力で取り組まなければなりません。
武力侵略を抑止して、侵略国に和平を強制するのです。
決断力と、平和の理念に背いた場合に罰することのできる効力を備えてください。
これ以上、例外や特権があってはいけません。
経済力、地理的領域、個々の野心の対象にかかわらず、国際関係にかかわるすべての関係者の誰しもが平等であるべきです。
平和の力が優勢にならなければなりません。
人類が常に夢見てきたように、正義の力、安全保障の力が優勢になる世界を目指しましょう。
ウクライナは、最新の安全保障制度を担う主要な事務局の1つとして基盤となる準備ができています。
ジュネーブ事務局が人権に特化し、ナイロビ事務局が環境保護の分野に特化しているように、キーウU-24事務局は、平和維持を目的とした事前防止対策を専門に活動することできます。
私たちがアフガニスタンで行った平和的任務を思い出してください。当時、私たちウクライナ人は、自費で同国から1000人以上もの人々を避難させました。
その時は最も危険な局面でした。しかし、人々は助けを必要としていました。そこでウクライナは、手を差し伸べたのです。他の諸国と同様に。
私たちは、アフガニスタン人、ヨーロッパ諸国、米国、カナダの人々などさまざまな国籍や宗教を持つ人々を避難させました。
私たちと同類かどうかにかかわらず、助ける対象を区別することはありませんでした。すべての人を助けたのです。
世界の誰しもが、助けが必要な時に必ず助けが来ると確信していれば、世界は間違いなくもっと安全な場所になるでしょう。
したがって、ウクライナには、世界の安全保障制度における改革を提案する道徳的な権利があります。
私たちは、いい時代だけでなく、苦境の時代でも他者を助けるということを示してきました。
そして今、私たちはウクライナの平和のために、安全保障理事会による決断を必要としています。
この決断を採用する方法がわからないのであれば、あなた方にできることは2つあります。
侵略国であり戦争の根源であるロシアが、自らの侵略と戦争に関して下される決定を阻む行為を止めさせてください。
それができないのであれば、平和のためにどのように形式を再編し、本当の意味で機能させられるのかを示してください。
あるいは、現在の形式を変えることができず、出口がないのであれば、最後の選択肢は完全な(国連安保理の)解散しかないでしょう。
私は、3つ目の選択肢なしで実現できると確信しています。
ウクライナは平和を求めています。私たちは平和を手に入れたい。ヨーロッパも、世界にも平和が必要なのです。
最後に、短い動画を見ていただきたいと思います。
誰か1人による権力の乱用を許してしまったせいで、あなた方(国連安保理)の力がどんな状況に取って代わったのかを示す動画です。
責任を問われないということが、この状況を引き起こしたのです。
可能であれば、どうかこの動画を見てください。
皆さんにはウクライナを訪れ実際に見ていただく機会がありませんから、ぜひ見てほしいのです。
ありがとうございました。
※動画は上記のゼレンスキー氏のHPで確認できますが、凄惨な映像ですので注意してご覧ください。
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最終更新日  2022.04.16 18:57:11
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