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それはノストラダムスの大予言もあっさりと通り過ぎた1999年の年の瀬だった。
運送会社の夜勤が終わり、ふらりと立ち寄った品川駅の書店。
そのときふと目に飛び込んできたのは、平積みにされたショッキングピンクの表紙の本だった。
軍人崩れのおたく青年であった私の人生は、ここから変わり始めたといっても過言ではない。
それは言うまでもなくこの本である。もはや説明の必要もあるまい。

『あなたの会社が90日で儲かる!』神田昌典/著(フォレスト出版)
かねてより小説家やゲームクリエイターを目指していた私は、
「どうすれば人々を惹きつけることができるのか」「どうすれば作品が売れるのか」
また、もし仮に売れることになれば、どうしても弟子や事務員などを雇う必要が出てくる。だからリーダーシップやマネジメントに関する知識や技術も必要だった。
「いま世に出ている作家やクリエイターのための本は、読んでも大して役に立たない!」
という、さらなる悩みだった。
作家や大学教授、経営者、コンサルタントに限らず、ほとんどの人が本に書いているノウハウは、経験則に基づいている。
ところが、誰もその効果やメカニズムを、体系的に説明できない。
その結果、書いている本人もいまいちよくわかっていないので、読む(読まされる)側の人間も何だか煙に巻かれたような気分になってしまうのだ。
私には、そのことがとても歯がゆかった。それこそ、カンタンでわかりやすく、 小学生でも使える
ようなノウハウが、どうしてこの世に出回っていないのかと。
そんなときに衝撃をもって現れたこの本は、まさに神の福音に思えた。
気がつくと、本をつかんでレジにもって行き、ポケットにねじ込んだ当日の日当から1300円を払っている自分がそこにいた……。
本書にも書いてあるが、神田先生は売り込みは一切かけていない。むしろ「買うな」とまで言っている。
にもかかわらず、私はものの見事に軍門に下ってしまったわけだ。
かくして私の「売れるしくみ」を探す旅が始まった。
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