Fラインに乗って北へ(フィッシャーマンズ・ワーフ方面)、コイト・タワーに向かった。
コイト・タワーは、テレグラフ・ヒルのてっぺんに立つ高さ約50mのタワー。
コイトさんという女性の遺産で建築された。
展望台からはサンフランシスコの景色を360度見ることができると聞いているからとても楽しみ。
テレグラフ・ヒルは丘だけれど、東から見上げると断崖のようだった。
あまり知識がなかった私たちは丘の東側でFラインを降り、その断崖から登ることに。
昨日は時折雨も降って寒かったのに、今日は午後から気温があがってきた。
太陽も顔を出してくれて気持ちいい。
はずだったんだけれど、そう喜んでいたのもつかの間。
幅1mないくらいの木製の手作り階段は見上げると延々と続いている。
急だから踏み外したら下まで転げ落ちてしまいそうで、一瞬たりとも気を抜けない。
さらに悪いことには、昨日の雨で丸太が滑る。
ここでこんなに苦労するとは思わなかった。
コイト・タワーの目の前には駐車場があって車で行けるって書いてあったのに。
それは西側から行った場合の説明だったのか。
私が前でハビーが後ろ。 たまに振り返るとハビーがいない。
そんなときは戻ってハビーを後ろから押してあげた。
またあるときはハビーは私のジャケットにつかまって引きずられるように登ってきた。
会話することと言ったら 「もうすぐだから頑張って」 と説得力のないものばかり。
前を歩いていたカップルは私たちとは逆で、女の子のほうがバテているようだった。
彼に引きずられるようにしていやいや登っているといった雰囲気。
英語で話しかけたらさっぱり分からないみたいで 「ジャーマン、ジャーマン」
私たちは 「ジャパン、ジャパン」
でも笑顔は世界共通だね。
途中から彼らをコンパニオンにしてなんとかコイト・タワーに到着した。
休憩したり迷ったりしたから1時間くらいかかったかな。
ハビーはしばらくベンチで休んで呼吸を整えた。
心臓がバクバクしているって言って、汗も吹き出ていた。
私は意外に体力があったみたい。
そんなに疲れなかったもん。
こういうときに女って貪欲だなって思う。
喜びのためなら多少の犠牲はなんとも感じない。(私だけ?)
Coit Tower


タワーの1階奥にある売店でチケットを買ってエレベーターで展望台へ。
展望台は狭かったけれど、四方に広がるサンフランシスコの大パノラマ。
天井からは真っ青な空が見え、さわやかな風が気持ちいい。
ふたりともあーだこーだとはしゃいで、今までの疲れが倍増吹き飛んだ。
![]() 北西 ゴールデン・ゲート・ブリッジ ![]() 西 ロンバード・ストリート ![]() 南西 |
![]() 北 アルカトラズ島 ![]() 中心 コイト・タワー ![]() 南 ダウンタウン、フィナンシャル・ディストリクト |
![]() 北東 ![]() 東 エンジェル・アイランド ![]() 南東 フェリー・ビルディング、ベイ・ブリッジ |
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