好きなんだけど 南風一
きみが意を決して
一人立っていたとき
俺は恐れをなして
逃げ出してしまった
きみが待つ理由は
大げさなものではなかったのかも知れない
余りにも俺が姿を見せなかったので
捨て身の戦法に出たのかと思った
俺は確かに優柔不断だった
好きだけど 好きになられては困る
早く好きな男を見つけて
俺を振ってくれ
そう念じつつ
やはり淋しくなると
きみに電話してしまうのだった
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