南風一の世界

南風一の世界

2022/06/11
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カテゴリ:
 ちっとも分からない女心   南風一

学生時代に好きだった彼女がいた
俺は一浪の上に大学留年
大学院へ進んだものの
彼女の方は既にれっきとしたエンジニア

休日にデートをしたときも
職場の先輩社員のことばかり聞かされた
いわく会社の飲み会の帰りに
その先輩はちょっとだけ休ませてと
彼女のアパートに泊まったのに


職場でこれをさせてと訴えるのに
全然彼女の言うことを聞いてくれない
いつも子ども扱い

俺はいつも聞き役で
彼女ののろけともつかない話に
うんうんと相槌を打っていた
そして彼女には
「もしきみがその先輩に振られたら俺がプロポーズするから」と
言っておいた

それから暫くして
俺が先に結婚することになって

彼女は怒ったのなんのって
「よく結婚した人が私のところに電話をかけてこれたものね
 奥さんに対して恥ずかしくないの?」とか
「もう少しで騙されるところだった」
「二度と電話をかけて来ないで!」


一体何だったの?
ついそんな愚痴が出るところだった

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Last updated  2022/06/11 11:38:37 PM
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