かえりみち

かえりみち

関東下向


伊豆高原
関東下向
~早春の東海道~

★序章
北出羽の春は遠い。
何が好きでここまで雪が降るのだろうか。
雪は人の心を暗くさせる。
と、同時に物流の動きを止める。
南国の人にはわからないだろう。
少なくとも十一年前の私にも
同じことがいえていた。
たまには南にいくのもいいんじゃない?

★奥羽本線上り
2006年3月21日午前5時30分。
「秋田駅」
ボストンバックをもった、 野良猫キッド氏
御手洗に走る、みなと奉行。
土崎からやってきた、 総裁氏
なんも共通点のない、この三人。

5時54分発、新庄行きの奥羽本線上りに乗車。
浮かれた総裁。このテンションの高さはなんなんだ。
キッドも総裁のテンションには少し敬遠。
車窓は奥羽の緑の広野を流れる。
大曲、横手、湯沢と通過すると、
三関のあたりで、かつての予備校の同窓生、
ジャモジの集落が見えた。
三人ともこの辺境の地から通っていた彼に、驚愕。

新庄からは山形新幹線に乗る。

★山形新幹線

新庄

新庄駅を9時5分に出るつばさ110号。
総裁とキッドはチェスをやっている。
新幹線でチェスなど有り得ん。w
米沢手前で名物駅弁「牛肉どまんなか」を予約。
山形米「どまんなか」と米沢牛のハーモニーがたまらん。

列車は板谷峠へ入る。外は吹雪いている。
福島手前で「牛肉どまんなか」が手元に届く。
いや~さすがです。新杵屋。

11時33分に郡山で下車。
ここで、薄皮饅頭を買う。

郡山市内
↑郡山市内(福島県郡山市)

黒磯行き普通

ここから12時5分発、黒磯行き普通列車に乗る。
しかし、岩手県一ノ関のあたりで、強風の為ダイヤが乱れているとか。
列車は十分遅れで郡山を出発。

薄皮饅頭
白河駅

白河で小峰城が見えたが、よく分からなかった。
これを越えると関東。
「白河以北 一山百文」
とさげすまされた奥州を後にする。
白河の関というのは文化をも分ける重大なラインである。

黒磯では宇都宮線(東北本線)の宇都宮行きが、
ダイヤの遅れにも関わらず待っていてくれた。

氏家駅
↑東北本線氏家駅

宇都宮に到着したのは14時10分。
大急ぎで宇都宮駅内に走り大船までのグリーン券を買う。
14時39分、宇都宮発逗子行きの湘南新宿ラインに乗車。

宇都宮駅
↑東北本線宇都宮駅

東京の街を素通りして大船に着いたのが17時5分。
そこから東海道本線に乗り継いで・・・
先を急いだが、平塚で快速列車の待ち合わせということで、
我々は急に降りることにした。

平塚駅
↑東海道本線平塚駅

平塚駅に滑り込んだ快速アクティーに乗車。
一気に熱海まで行き、そこから伊東線で伊東へ。

伊豆高原についたのが19時15分。
そこからタクシーに乗る。

タクシーの運転手に。
「エクシブ伊豆(我々が泊まるホテル)までどのくらいかかりますか?」
と言うと・・・・
「19500円だな・・・・w」と。

なんという冗談の入った運転手だと、思ったが、
いざホテルについたところ
「1950円」
ほぉ、凄いのぉ。

噴水

ということで一日目は終わった。
伊東温泉もよかったな・・・・・



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