かえりみち

かえりみち

五日目


緋牛内駅

北出羽の国から 2005・厳冬
~石北路を旅して・五日目~

北出羽の国から・初日 に戻る。

★大失態
網走行き夜行「オホーツク」の寝台で、私は寝過ごした。
気が付いたときには、車窓から「網走湖」が見えていた。
本当ならば、北見で降りて、ちほく高原鉄道で池田に出る予定だったが、
大幅に修正しなくてはならなかった。

平日だというのに、網走駅は早朝から人がごったがえしていた。
二日目の時と全然変わらない。
「とりあえず、北見に戻ろう。」
そう考えた私は、網走発始発、特急オホーツクで引き返すことにした。

特急・オホーツク
↑特急オホーツク9号(北海道網走駅)

★美幌にて
女満別を過ぎて美幌が近くなったとき、
急に私は降りたくなった。(旅癖の一つ。w
「美幌(びほろ)」
名前がいい。あと、美幌峠という名を聞いたこともある。
どうせ、旅の予定は狂ったんだし。
美幌で途中下車した。

美幌駅
↑美幌駅を眺め。(北海道美幌町)

スタンプは保存状況悪すぎ。w
外に出ると、気温はマイナス11度。

気温
↑美幌駅前の気温。(美幌駅前)

でも、そんな寒くはなかった。w
そこから、北見へ向かう学生方とともに、
満員の普通列車で北見へ向かおう。

★北見にて
北見に到着した。やっと。w

北見駅到着
↑満員列車の終着駅(北海道北見駅)

あらためて、自分の寝過ごした時間を思い知らされた。
毎度なセイコーマートで朝食を購入。
キオスクで北見名物、ハッカ飴を買った。

さすが、北見は北網地域最大の都市。
ほんと大きな街だと実感した。

北見駅前
↑北見駅前(北海道北見市)

★遠軽にて
北見から旭川行き快速きたみに乗って、遠軽に向かうことにした。
乗客は途中、留辺蘂、生田原で降りていき、遠軽でほとんど降りた。
遠軽町は町の割りには大きな町である。
かつては名寄本線が紋別の方まで伸びていて、
内陸部でありながら沿岸部との交流が盛んであった。

昨日、稚内駅でおじいさんが駅員と会話をしていた。
それによるとおじいさんはオホーツク沿岸の町、
湧別への用事があったらしい。
しかし、おじいさんはかつての名寄本線があるものだと
思い込み、駅員と話していた。
ところが、駅員は遠軽からバスで乗り換えと話したので、
おじいさんは仰天して・・・
「年寄りには鉄道が一番」と言っていた。
その通りだろう。
私は今はなき名寄本線は見たことはないが、
そのおじいさんの話を聞いてすぐ近くに見えるような気がした。

早速、遠軽散策。まず駅からも見える、
「瞰望岩」近郊を散策。

「瞰望岩」
↑遠軽のシンボル(北海道遠軽町)

麓にある「遠軽神社」で明日の合格祈願をした。

遠軽神社
↑遠軽神社にご参拝。(北海道遠軽町)

まだ時間があったので、遠軽郵便局へ。
かねてより、興味があった旅行貯金をしようと試みた。
まさに遠軽郵便局は私の旅貯発祥の地となった。
遠軽郵便局から駅までは線路沿いに歩いた。
「ここがかつての名寄本線か・・・・」
まだ名寄本線の線路は多少ながら現存している。

駅に戻り、特急オホーツクで旭川へ。
駅のホームで駅弁の立ち売りをしていた。
「遠軽名物・かにめし」である。
かにめしと私の大好きなもみだし茶を買った。
なぜ、内陸部の遠軽で「かに」なのか・・・?
これもかつての名寄本線の名残だろう。

★上川にて
かにめしは美味かった。
久々に美味い駅弁に出会った。
列車は大雪山系に入って、スピードも落ちてきた。
ここで、また旅癖が・・・w
「上川で降りてみよう・・・」
早速、上川で下車した。

上川駅
↑上川盆地のど真ん中上川駅(北海道上川町)

上川はラーメンの町だ。日本一を自称する。
私は上川郵便局で旅行貯金を済ませた。
いざ、旭川へ向かうとしよう。

★あさひがわにて。
普通列車で爆睡してしまった。

旭川市内
↑旭川市内風景(北海道旭川市)

気が付くと、旭川に到着する寸前だった。
寝ぼけながらホテルにチェックイン。
明日の試験に備えることにした。

それから夜の旭川を徘徊した・・・w

北出羽の国から・六、七日目 に続く。


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