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先日12月13日は、息子の6回目の命日でした。
亡くして数年間は、11月頃から気持ちが不安定になり、ふとした拍子に泣けてきて、日常を送るのもしんどい時がありました。
今も悲しくて泣くことはたま〜にあるけれども、そんな自分にも慣れ、普段は胸の奥の小箱にグリーフをしまっておけるようになりました。
この5年、SIDS家族の会(SIDSやその他の病気、事故、流産・死産で赤ちゃんを亡くした家族の自助グループ)のお話会に参加を続けています。
参加される皆さんのお話を聴いてきて、小さな赤ちゃん、子供を亡くした親の悲しみは計り知れないものだとつくづく思います。
死別後しばらくの間、多くの親御さんにみられる心理的反応として、「妊婦や子連れの家族を目にしたり、亡くした子供のことを話そうとすると、あの子がいない、という喪失の現実に直面し、圧倒的な悲しみや怒り、強烈な痛みが湧き上がってきて、自制できず泣いてしまう」というものがあります。
外に出れば、悲しみを呼び起こす刺激はそこら中にあるので、多くの親はその痛みや、泣いてしまう状況を回避するために引きこもることになります。
引きこもる期間は人それぞれに違いますが、周囲が思うような数週〜月単位ではなく、半年、年単位になる方が多い印象です。すなわち、子供を亡くした親は、それまで所属していたコミュニティーの場や人間関係を維持することが困難になり、子供だけではなく、その人のもつ「社会性(友人、近所の人との付き合い、元々の役割や職業)」「居場所」を失うことも多いのです。
1人で、家族のみで、子供を亡くした悲しみに向き合うことはとても難しいことです。夫婦それぞれでもグリーフへの対処法は異なるので、そこで食い違いが生じ、夫婦関係に亀裂が入るケースも珍しくありません。
孤立した親にとって、同じような体験をした当事者同士が集まる自助グループは、大きな支えになります。自助グループでは、それぞれの体験や感情を、互いに否定・批判・評価することなく、互いに聴き合う(話せない方は聴くだけでもよい)活動が行われています。
仲間に出会うことで、苦しんでいるのは自分だけではない、と気付けます。
先を歩く仲間の姿を実際に見て、経験談を聞くことで、もしかしたら私も何とか生きていけるのかもしれない、というかすかな希望を持つことができます。
自助グループの機能、役割については、医療者によく知っておいてほしい点です。
病院でのケアには、自助グループの意義や地域のグループに関する情報提供を必ず入れてほしいと願います。
大切な我が子を亡くすという、それまでに経験したことのない苦しみに直面するご家族に対して。
赤ちゃんのみとりを行う病院でのあたたかなケアが普及していくこと
退院後の生活のサポート体制充実のために、病院と自助・サポートグループの連携が図られていくこと
グリーフが複雑化したり、精神疾患を併発した時の精神科医療体制が充実していくように
自分にできることをコツコツ継続していきたいなと思います。
SIDS家族の会ウェブサイト〜専門職の人たちへの提言
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