畑のナスが最終盤です。とはいえ、気温が下がってきて雨もあんまり降ってないので、大きくならず実は固い。ナスの定番は煮物ですが、このナスを煮ても全然美味しくありません。ですんで対策としては油を使って誤魔化す、コレに限ります。一番手軽なのは5mm程にスライスしたのを両面多めの油でよく焼き、刻みネギと大根おろしをたっぷり乗せてから醤油をかけて食べるヤツ。ですが、天婦羅も好きなので結構やります。今日はそんな天婦羅で、ラインナップはこの季節いつものカボチャ・ナス・シシトウ・サツマイモに玉葱のかき揚げ。かき揚げはもっぱら残った衣を使い切る為に作っているんですが、それでも僅かに衣が余る時がありまして、そういう時は揚げ玉を作って使い切る事にしています。
この揚げ玉、冷凍しておくと昼食のタヌキソバに重宝するんですけど、実は一番美味しい食べ方は私が密かに貧乏天丼と呼んでいるメニューです。丼によそったご飯に揚げ玉を大匙1~2ふりかけ、天婦羅用に作っておいた天つゆを回しかけ、大根おろしを乗っけた一品。外食では絶対に出てきませんし、家族にご飯だと言ってこんなの出されたら反乱を起こすかもしれませんが、正直コレが美味いのです。揚げたて天かすのサクサクした歯ざわりと天汁のしみたご飯がまさにベストマッチ。近年では健康志向でダイエットが流行って油は避けられる傾向にありますが、結局のところ油が美味しくてみんな大好きだから太る→ダイエットという流れなわけで、この貧乏天丼が美味しいのも当然と言えば当然です。当然健康には全く良くないので、うちで作るのは天婦羅を揚げた時で、なおかつ衣が余って揚げ玉を作った時。月一は無い頻度なので、所謂チートデイ扱いでセーフなんじゃないでしょうか。