☆たー☆のヒトリゴト

January 3, 2007
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「 作り物。」




ボクらの世界で言う作り物とは「舞台」を指します。

それこそ何百年も前から世界各地で様々な進化を遂げて作られて来ている「舞台」

国や文化が違えば理解に苦しむ事もあるけれど、確かに”そこ”には存在する「舞台」

今年もボクはこの仕事を続ける事が出来そうです。



この業界はもちろん様々な仕事がある。

照明、音響、大道具、小道具、特殊効果、衣装、メイク、映像、CG。。。

書き出したらきりがないくらいに様々な専門分野の人間が集まって作られて行く「舞台」





少し叙情的に言うならば「夢の時間」



それらを作り出すのがボクたちの仕事。

準備をして、、、

公演をして、、、

撤去をして、、、

たった一日で跡形も無くなる虚しい世界で生きて行くのがボクたちの運命。



だけどボクはこの世界で生きて行ける事を誇りに思います。

だけどボクはこの世界の汚さに疑問を感じる事があります。




以前インドの民族舞踊の仕事をした事がある。

正直全く理解出来なかった。

きっと神様を崇めていたり収穫に感謝したりといった踊りなのだろう。



「芸術だ」って横で言われても私には「へぇ~」程度だった。

この状況が逆転すればきっと現地の人には「へぇ~」なんだろうと思う。



ある制作会社が「これは芸術なのよ!」って打合せの時、ケンカ腰に言って来た事がある。

その時もボクは「へぇ~」だった。

売り込んで来るPにとっては芸術かもしれないが俺にとっては催事の1つ







芸術や芸能を万人に理解してもらう事は難しい事。

だからと言って芸術家は世の中に媚を売る必要はないとおもう。



ボクらが「舞台」を作りたい!って思う要素として、とても大きな部分を占めるのはその芸術家に惚れて「これから作る物をみんなに見てもらいたい」というエゴ・・・かな?



これは綺麗ごと?





うちの会社の東京チーム(チームじじい)が作っている仕事なんかそうなんだよね。

ミュージカル、レビューショー、演劇、コンサート・・・海外公演までやっちゃう・・・

正直、ついて行けない事が多い。

きっとボクには感じないものが”その舞台”にはあるからだと思う。

ボクはまだまだです。




ボクたちが今作っている「舞台」

広く一般的になっているコンサート。

もう何百、何千本と見て来たが記憶に残るコンサートは意外に数少ない。



そう思うと何だかこの仕事が虚しく思える。

だけど、その中でも覚えているコンサート。

これは強烈だったから覚えているんだよね。



そういう「舞台」を1から作る仕事からは離れ気味だけど作りたい気持ちは薄れていない。

もちろん中心になってやってやる!みたいなおこがましい事は言わない。

いや、言えない。

ボクにはまだそんな力なんかありやしないのだから。




2007年の仕事が始まる。




どんなに小さな仕事でも

どんなに大きな仕事でも

1つ1つをこなせるように頑張らなくてはならない。





全ては見知らぬあの人達の笑顔の為に。





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Last updated  January 4, 2007 01:28:30 AM
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