イエローミワの徒然草

イエローミワの徒然草

おっさんになる話


との結果。…パパかよ!!
 そう言いながら、少しうれしかった。なぜなら、私は昔からおっさん願望がある。というか、おばさん恐怖症なのである。プロフィールにも少し書いたが、小4の運動会、体操座りでチョコンと座ってる私の前をある物体が横切った。それは、いわゆるおばはんパーマ、背中の肉にブラのくいこみが切ない白のシャツ、ぱっつんぱっつんの照かったジャージ(シャツはジャージにいれこんである)で、お尻フリフリ、「ビューティフルサンデー」にのせて、行進してくるPTA婦人会のおばさん連中だった。…怖かった、とにかく怖かった。こっくりさんより怖いと思った。それから幾晩、この夢にうなされただろう。聞こえてくるのだ…。「チャーチャチャチャンチャン♪チャーチャチャチャンチャン♪」田中星児も嫌いになった。これがトラウマなのか。私が「ママさん○○」とか「○○婦人会」とかに消極的なのは、このトラウマのせいである。もしかしたら、この人たちも「チャーチャチャチャンチャン♪」と攻めてきやしないか、気が気でない(おっさんぽい連中や、名前がわかる人達だとそこからはぬける。前者は、職場の連中、後者は音楽仲間がそれにあたる。)
私は誓った。「絶対、おっさんになるぞ」
心構えとは、コワイものである。夢は、願えば叶うと誰かが言っていたが、私は、現在,おっさんへの道を突き進んでいるらしい。

こんな私のダンナは、どう反応しているかというと…。彼は、「にょうぼ・元気ではねてりゃいい」という。いつも、バタバタ動いてる姿を「そんでええ、そんでええ」と見ている。一度、彼の前ではきなれないタイトスカートをはいて「どお?」と、聞いてみた。彼が一言「それって、柵(さく)またがれへんやろ…」いや、…さくって、どこのさく?いつも、さくまたいで生きてないし…。ってか、タイトスカートみて思うことがそれかい!!あなたの価値観って…。そう言えば、息子が5才の時、フリマに出かけ、「好きなもの、買っておいで」と50円渡したら、桜島大根を天秤棒で担いだかすりの着物の人形を買ってきた。「何でそんなもの…」と聞くと息子は「だって、この人、一生懸命、働いてはるねん」と答えた。(息子もかなり天然である)その事をダンナに笑い話のつもりで話したら、「え?何かおかしいか?いいやんこの人形…。」と息子と同じ目をしていった。この人達って「働く人マニア」なのね…。

そうか、よし、私は立派な「働くおっさん」になるぞ!!!



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